9月13日 明治天皇御大葬

お亡くなりごと


その方が亡くなるかもしれない。
ということで、日本全国右往左往した年がありました。
当時関わってた某局では、いつ御崩御があってもいいように? 番組を細切れにして対応していたっけ。
当時もいろいろ大変だったのだろうなあと、推察できるのもそのおかげです。


9月13日 明治天皇御大葬


大葬は13だけど御崩御は7月30日で、それも実際には7月29日だったらしい
1912年。
そして乃木希典夫妻が自宅で殉死。
乃木将軍、ざっと人生読んだけど、名将やら愚将やらはかりかねるお人ですね。
前半は齟齬やら失態やら放蕩やら、後半生は律しまくり。
203高地……

学習院の学長として、オヤジと慕われつつ、芥川龍之介、武者小路実篤ら、白樺派からは毛嫌いされた……
でも白樺派がどう思おうと、律しまくりが昭和天皇のお人柄~人格形成~に、ひいては今上天皇のお人柄にも影響したと思う。
なぜ皇族が学習院だったのかの謎が、初めてとけた(笑)

ただし私はこの日は、明治天皇御大葬より、夏目漱石の猫の命日と数えたい。
『我輩は猫である』のワガハイのモデルとなった猫です。

そうそう。
夏目漱石、森鴎外は、白樺派と違い、乃木を悼みました。
森鴎外などは林太郎時代、外遊時代からの交流あったようです。

それでも地球は回っている