100の美しいものを記述する試み29


金髪のおばかさん


わざわざ日本人や韓国人がする金髪でなく

マリリン・モンローや
マドンナや
レディーガガが
演じ続けてきたもの

金髪で、ちょっと頭が軽いイメージ

もちろんマドンナやレディーガガは

軽い

から

変わってる(個性的だ)

へのシフトに成功してるわけだけど
わざわざシフトさせなければならないほど

金髪のおばかさん

のイメージは固定されていて

わざわざ

金髪でも賢いのよ!

という映画が作られるほど!!

(タイトルは、キューティ・ブロンド。
賢いし、弁護士になっちゃうんだけどブロンドのせいでバカにみられがちな女の子の話なんです…)※

マリリン・モンローも初期の金髪のおばかさんのイメージ固着に苦しみ、演技派に思われたいと、アクターズ・スタジオにまで通ったけど、客たちや製作者たちが彼女にもとめたのはあくまでも

金髪のおばかさん

であり、マリリンは人気の代償を大きく払わされたのだった


ちなみに…

アメリカにちょうど真逆のイメージもあって、それが

賢いブルネット

映画スピードのサンドラ・ブロックとかが代表だと思う
ブルネットの彼女は逆に、

ブロンドのようなかわいげがない

という役柄を奇しくも同じ2001年に演じている。
映画タイトルは

デンジャラス・ビューティー

だった。※※


実際のブロンドは、常時髪を気にしていなければならないらしい

それは映画女優さんのようにいつもベストな髪質ではないかららしい

色もブロンドやプラチナブロンド一色とは行かず、常に染め続けていないとだめらしい

人知れぬ苦労

てか、容姿で幻想する時代は、とうに終わっているはずなのだが…



※ キューティ・ブロンド
  原題はLegally Blonde
  (まさに弁護士みたいなブロンド?みたいなタイトルでしょ)

  2001年公開のアメリカ映画で、ブロンドジョークが満載
  原作はアマンダ・ブラウンの同名小説
  監督はロバート・ルケティック
  主演はリース・ウィザースプーン
  第59回(2001年度)ゴールデングローブ賞のコメディ/ミュージカル部門において、作品賞と女優賞(リース・ウィザースプーン)にノミネートされ、2003年には続編が作られた上、さらにスピンオフ作品(2009年)や舞台も(2007年~)


※※監督はドナルド・ペトリ
  2001年公開のアメリカ映画
  こちらも2005年に続編が作られている

それでも地球は回っている