長く苦しい悲惨な恋の日々

あるかたと話していたら、古い恋の傷鮮明に思い出したので、ホワイトデーなんて日でもあるし、最後の怒りと愛慕、ここに吐き出しておこうと思う。


なりたいものになれて
評判もよくて
私は浮かれ、欲を出した

あのシティボーイがほしい!

人は物じゃない
ほしいで取れたら苦労はいらぬ
当時彼は大学時代の友人の女性がまだ好きで(向こうはあくまでも友人の関係だったようだ)
彼女がライブハウスを開けば私たちを客数として呼び
彼女に夜半に呼び出されれば
万一に備えて財布にアレ忍ばせて行ったりしてたらしい(使うチャンスはなかったようだが)
女性ライター仲間に言わせると
その女性、ちょっと私と似てて、だからよけいに私では厭だったようだ

とりあえずちょっとは付き合ってみてもいい、までは思ってくれたようだったけど

どうせかなわない と思ってバカしまくった私は、2カ月経たずに彼に別れを告げられた
私は受け入れようとした

でもお願い
最後にもう一度だけ会って!

会ってどうなるわけでもないのだが、まさに最後のお願いってやつ
シティボーイはかっこよく

いや
もう決めたから

完璧なKOであった

泣き暮らし
まったく働けなくなった2年
働いても全然作品が活性化しない6年
良きにつけ悪しきにつけ彼を思う
新しい恋をしても
意識が負け戦
立ち直らせようとしてくれた男も何人かいてくれたけど
負け恋体質が治るのに
そこからまだまだ何年もかかった・・・


迎撃シリーズのつれないケネスはまさに彼のアバターかも知れない

同い年で同じくシナリオライターの道半ばにあった彼にとり、なにを書いても褒められる、失敗しても面白がられる私の存在は、邪魔くさくて邪魔くさくてしょうがなかったのだと思う
私が人品卑しいとして、ハナも引っかけなかった局プロと組み、何作もアテた
人気作が彼故でなく作品力だとしても、手柄は彼に行く
覚えやすい軽快なメロディーの主題歌がCMとかでよく流れ、口ずさんでさえ私の生傷は鮮血にまみれる

それでも


恋をして得られなかったこともまた私に何かをもたらしている


どうしても
得られないものってある

それを知ってる自分であることが結局
大事なんだと思うのだ


得た恋は忘れてしまい残るのは中途半端にくすぶった恋


うっかり私に吐露させた名人上手↓

きっかけをありがとうございます(^^;)




それでも地球は回っている