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私がライティングをする本当の理由

私にとってライティングって
好きとか嫌いとかの次元じゃなくて。

私が私として生きていくために
必要だったから、やり続けたもの。


私は小学一年生の頃から、
難発性&連発性の吃音症(どもり)が酷くて、
まともに会話ができない子どもでした。
(今はわりとマシになりましたが、普通にどもります笑)

だから言いたいことは
言いたいタイミングで
言いたい単語で
伝えることができなかった。

発音しにくい単語は
別のニュアンスの単語に切り替えて話すのが日常。

だから伝えたいことは、うまく伝わらず、
何を言ってるのか分かりにくい。
言えたとしても、
「なんでそんなまどろっこしい表現するの?」って思われていたはず。

例えば
「花子ちゃんどこにいる?」って言いたくても
「は」が発音できないときは、

私「あのー……さっきここにいた、〇〇先生と話してた…」
クラスメイト「あー!花子ちゃん?」
私「そう!どこにいる?」

みたいな笑
友達の名前を忘れた子みたいになってました笑

だから私は
誤解されてばかりで、
「自分が言いたいことを
自分が言いたいように言いたい」って
毎日毎日思っていました。

そして人と話すことで、
ものすごく消耗してしまう私は、
本を読むのが好きになりました。
(本を読んでると、誰も話しかけてこないので、楽だったんです♪)
小学生の頃から、大人向けの本もたくさん読んできました。

だからなのか、
文章力や思考力が同級生よりついていて、
褒められることが増え、
得意なんだと自覚したんだと思います。

特に作文や新聞など
自分の言葉で自分の考えを書くのが好きで。

私にとっては言いたいことを
そのまま書いて伝えられることが、
本当に楽で楽で。

(ライティングが得意というより、話すより楽だったんです!!得意じゃなくて、楽なだけなんです笑)

人より
言葉やコミュニケーションに向き合ってきたし
本当に言いたいことを言いたいという
執念?みたいなものもあり

人一倍、言葉には敏感になれたのかな?
って思います。


この執念があるから、
ライティングやライティング講座のお仕事でも
その方の本当に言いたいことを
汲み取り、表現することに、
エネルギーを注げるのかもしれません。

本当に伝えたいことを伝えたい。
でもうまく伝わらないし、
一人で考えすぎて何が言いたいのかよく分からなくなるし、
言葉にならない。

その気持ちは猛烈にわかるので!!!


だから、
私にとってライティングは
好き嫌いの次元ではなく、

私が私として世の中と関わるための、
欠かせない手段。


私は、本当に言いたいことは、
書くことでしか、伝えられなかった。

しかも当時はSNSなんて知らなかったのもあり、
頭の中で書いていたから、誰の目にも触れない。
それでいい、しょうがない。
別にわかってくれなくていい。
そう思っていました。

自分を世界に出していなかった私は、
どこか、よそよそしい目で世界をみていました。

でもそれだと、
世界と関われてることにならない。
自分をちゃんと世界に存在させてあげられない。
ちゃんとこの世界で生きてるって胸を張れない。

私は私として、胸を張って
ちゃんとこの世界で生きていたかった。


今は書くことで
いくらでも私の頭の中を放出できる時代。

本当に言いたいことを
世界に解き放てる。

とてもありがたいなって思います。

でも特に吃音持ちでなくても、
この環境があるこの時代ってとても素敵。

本当に言いたいことを
そのまま言語化できたら、
そのまま自分の言葉で世界に解き放てる。

最高にアーティスティックでクリエイティブ。

みんなが「わたしそのもの」で、生きることができる。

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