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福岡詩話会参加と瞑想とシステマと論文と広がる言葉と。

(恒例の予定あるから土曜日、です)

先月もう何年ぶりになるのだろうか?
福岡詩話会に参加したのは期間限定の音声でお伝えした通り。
自作もなく人が書いてきた詩に対して感想を言うだった。
なにかフェアじゃない気がしてた。
だから今月は自作持参の参加だ。

司会の方(希望者?が担当)が開催場所、会場、二次会の場所まで決め
手配してくれる。
博多から電車で約30分ほどの距離の場所で個人的にはとても気持ちのいい会だった。
司会の方にもメールしたけれど会は司会者の人柄やスキルが如実に出てしまう。と私は思っている。
誠実で公平性があって初めてだったりまだ数回の参加だったりする方も遠慮なく作品の感想を言える場になっていた。
ものすごく素敵なことだと思った。

改めて福岡詩話会の司会の方、参加者のみなさんに感謝を伝えたい。

あー、引っ越したらいけなくなるんだよな。
というか、これからはそちらに照準を合わせなきゃだから多分最後の参加
になるんだよなー(恐らく)。残念。

興味ある方はぜひぜひ一度足を運んでみられてくださいね。

会が終わった後、作品の感想が飛び交う中で「瞑想」について話していた方がいた。興味があったので帰り道に質問してみた。入門本のおススメを教えてもらったり雑念が消えない対処法を聞けたりで嬉しかった。

気持ちのいい会だったし最後の予感もあったので3次会の途中まで参加した
(嘘みたいでしょこの私が。なんせ目標少し開かれた網野だから)
芸人の南川さんが有名にしたと思っているシステマをやってらっしゃる参加者さんがいて
今の困りごとナンバーワン
左腕がとっても痛い。
についても色々とマッサージする場所を教えていただく。

詩を学びに来たのにさ、みんなプラスで他にできることの知識がすごい。
帰宅中にメールが来ていたので見ると
「書かれた卒論どこかで読めますか?」と質問した方から
わざわざメールでここから読めますよとの連絡だった。

一粒で三度は美味しすぎるだろ福岡詩話会
(この古~いCMパクリをだれがわかるのだろうかグリコだよ)
三次会途中まで参加して帰宅しても23時にはなっていなかった。
最高すぎるだろ、福岡市。
離れることが確定したら当たり前に思えてたものが
当たり前でなかったものだと痛感する。

またこんな年齢で、ほぼイチからスタートするんだね私よ(会社はおなじだけど)
後悔はない?
うん、今のところはわかんない。

そういえば帰りの電車で
「どうしてなのかわからないのに胸の奥の方が嬉しいの」
そう伝えたらTさんが
「大人になってそんな気持ちになれることは滅多にないから良かった」
みたいなことを言ってくれた。

私は緊張しぃで人が多くなればなるほど集中力が分散されてしまう。
だから今のうちから前途多難だと思いつつ
この胸の奥の喜びは忘れないでいようと思う。

今回提出された作品でダントツに惹かれたのがそのTさんの作品だった
二番目に惹かれた作品は読んでいくうちにどんどん良くなって

あれ?自分のなかではどっちがいいと思っているのかな?
と考えたりした。
Tさんの作品は何度読んでも印象は変わらなかったからだ。

順位決めではないけど自分の中で後から答えが出た。
(こういうことを突き詰めて考えることで自作への向き合う方向が明確になったりする。大切だよ)

今回はの場合
合評会するから一つの作品は何度も読む。
でもほとんどの人はそんなに時間を持て余していない。
作品はよっぽど気に入らない限り
感想を言いあう、書く場でもなければ
一度読んで再度読むか決める人がほとんどだと思う。

ファーストインプレッションの強さ

そこがものすごく大事なのだ。
それが私には文句なくTさん作品だった。

もう一つ感じたのは

作品の抽象度の高さが気になる細部にこだわるタイプ

作品の抽象度より全体像を優先するタイプ

作品の捉え方は人それぞれだな。
と思ったこと。

私は詩しか書かないので
わからないことがとても面白い
抽象度も自分で補う
細部よりも作品の持つエネルギーや
なにか「生きている表現」(伝われ!)
に重くを置くタイプ。

Tさんの作品は私には抽象度が高く自分がすっと入り込めた。
作品に読み手が入り込めることで
言葉が広がる。私の中で。
その感覚がたまらなく好きだ。

今の時点で私が導き出した私だけの答え。

人は所詮ポジション・トークを繰り広げる生き物だと思っている。
似てる価値観、共感の持てるもの、こと
それを正解にしたがる。
それが己の経験値の低さ、視野の狭さからくるものだと気づく人も少ない
(きっと私もそうだ)
そこから離れた「視点」を持とうとする意思。
それが知性ではないだろうか?

色んな捉え方。どれも正解じゃない。
だから、どれも不正解じゃない。

昔、恩師に口を酸っぱくして言われたことがある。

「あなたの作品は上手いですね」と言われる人になるんじゃないよ。
「あなたの作品が好きです」そう言われる書き手になりなさい。

先生、今回の作品ね
そこまで票数は獲得できてなかったけど
「今回私はこの作品推すけん。って朝、旦那に言って出てきたんですよ」
って言ってくれた人が居たよ。

ちょっとは教え子の面目を保てたかしら。

                            (おしまい)


アンビリーバーボーな薄給で働いているのでw他県の詩の勉強会に行く旅費の積立にさせていただきます。