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私のお仕事の話

みなさんこんにちは。
二宮あみです☺︎
昨年は環境関連でCMやテレビ番組、講演会に出演させていただいたり、漂着物発生抑制委員会に専任していただいたり、コロナ禍でありながらも多方面でお声掛けいただきました。

さて、今私の本職として取り組んでいるプロジェクトについて、まだちゃんと言葉にしていなかったなと思い出したので、今日は書いていこうと思います!

”プロジェクトマナティ”
人と人とが繋がる、地球に優しい新しい観光アクティビティです。
ワンコインで準備なし、片付けなし、手軽にクリーンアップ。
さらに、その地域の素敵な協力パートナーと出逢い、地域との交流もできるプロジェクトです!

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○ なぜ、プロジェクトマナティが必要だと思うのか?
私は2017年から環境問題(というか、ゴミ問題)に取り組んでいて、LitteratiJapanというSNSを活用しながらゴミ拾いを若者でもやっていこうよ〜という団体を立ち上げました。
当時は、今ほどSDGsも浸透しておらず、若い世代でもこういった団体もあまりなかったためか(沖縄だからかな…?)たくさんの方から「こんなことやろうよ!」とか「協力するよ!」とかお声かけ頂いて、あれよあれよといううちに、自分が思っていた以上に大きなプロジェクトになったのです。

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それとともに、”二宮あみ”としての見られ方、生き方を考えていました。
どう生きていきたいのか、どう見られたいのか、そのためにどんな行動・選択・決断をしていくべきか。
環境問題に取り組み続ける、というのは指針でしかなくて、じゃあその取り組みの中でこれからの時代(というか、私が気持ちよく生きていくために)、何が必要なのかを考えていたんです。

2019年の11月だったかな。
まだ自由に安全に旅行ができていた頃、お父さんと2人で初めて宮古島に行った時の話です。(私は年に1度はお父さんと二人旅するくらい仲良しなんです。笑)
宮古島の雪塩ミュージアムへ訪れる際、目の前の西の浜ビーチに寄りました。

そこで、お父さんが、
「あみちゃん、こういうゴミの写真撮ってるんでしょ?パパも撮ろう〜」
と、ゴミの写真を撮り始めたんです…!
正直、私のお父さんは私が何をしているのかあまり興味ない(これはいい意味ですよ!何をしていようが大事にするね、ってこと!)と思っていました。
それなのに、Litteratiのことを知ってくれていて、海ゴミを見た瞬間に写真を撮ろう!と言って、行動してくれて、もうなんだか胸がいっぱいだったのです。

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でも、写真を撮ってもゴミを拾えなかった。

宮古島が漂着ごみをどのように扱っているのか知らなかったし(海ごみは焼却炉によっては処分できないことがあります。)、かといって、今ここでゴミを拾って処分までを調べるような時間もなく(宮古島には行きたい場所、見たい景色がたくさんあって時間詰め詰めだったのです)。
すごく悔しかった。
目の前で一緒にゴミを拾おうと、私の活動に興味を持ってくれているお父さんがいるのに、日々ゴミを拾っている私がゴミ拾いを勧められないなんて。

そこにゴミが落ちているのに、何もできない自分がすごく嫌でした。
目立つ所では偉そうに「ゴミ問題を解決したい」なんて言いながら、
身近な人の想いを無下にしてしまうことも、言っていることと行動が伴わない自分にもずっと違和感で。

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そんなモヤモヤしていた時に出会ったのが”プロジェクトマナティ”です。
ゆっきーさんから”マナティを広げていくの、一緒にやらない?”とお声かけいただいて、よく考えました。

もしも、宮古島にマナティパートナーさんがいたら、私はあそこでゴミを拾えたのでは?
自然のある場所に行けば、そこにゴミは往々にしてある。そのゴミを「知らない場所だから」を理由にして拾わない自分でいいのか?
マナティを通せば、地元の本当に困っている人たち・本当に解決したい人たちと繋がれり、それは大きな力になるのではないか?

私がやりたいことだなって思いました。これからの私にとって必要なプロジェクトだと思いました。

○ プロジェクトマナティに取り組んでから10ヶ月目の気持ち
この10ヶ月、本当に素敵な出会いの連続でした。
地域の協力パートナーさん候補の方々は、地域のことを心から愛していて、ゴミ問題に必死に取り組んできた人たち。
マナティに共鳴してくださる企業の皆様も、地域社会と共に生きていくためにどう在りたいのか、マナティを通して何ができるのか本気で一緒に考えてくださる方々ばかりで。
「私が」必要だと思っていたこの仕組みは、「社会が」必要としていることなのかもしれない、と本気で今は思っています。

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500円で、その地域を楽しんだことに対して「ありがとう」ができるなら、私は進んで500円払いたいなって思うんです。
ドリンク一杯程度の値段で、精神的な繋がりを得られる喜びもゴミ拾いができる喜びも感じられる。
私はこういった喜びを感じられる行動にお金を払っていきたいのです。

マナティは愛の輪だと思います。
マナティパートナーさんはもちろん愛に溢れている人たちですし、
マナティする人たちは日々の生活や旅行の中で、愛を地域に還元する。
そんな素敵なプロジェクトなんです。

マナティパートナーになりたい方、マナティに参加したい方はぜひご連絡ください☺︎

マナティHP:https://www.manatii.org/
マナティFacebookページ:https://www.facebook.com/projectmanatii/

○ 大事にしたいこと
私が生きていく中で一番大事にしたいことは、”自分を偽らないこと”です。
自分の善の気持ちとか、恥ずかしい気持ちも全部まるっと自分として受け止めながら、誰かの視線を気にすることをしたくないのです。(もう十分してきたから)

うまく言葉を伝えられなかったり、自分のできないことにぶち当たって悔しかったり、落ち込むことは日常茶飯事です。笑
だって、まだ誰もしたことのないことをしようとしているから。

私が怯まずに真っ直ぐ歩けるのは、”人の優しさを信じられるようになったこと”が1つ挙げられると思います。
利用されるのではないか、キャパオーバーになるまでエンジン全開にしないと期待に応えられないのではないか、と怖がることがぐんと減りました。(むしろないです。笑)
肩書きとかなんやらではなく”私”をしっかり向き合ってくれる。その上で優しさを感じられる。
そんな人たちとお仕事できていて、幸せだし、もっと頑張っていこうと思います。

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最後に、私の大好きな本「アミ 3度目の約束」から大好きな一節を。
「まずだいいちに、自分じしんが変わらなくてはね。より正しく、より正直に、よりやさしくね。そうしたら今度は、その変化を外にむけて意識を変えるのに役立つような知識を人々に教えていくんだ。」

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