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親の一言で揺れる

パートで働きながら仕事を探していると、派遣会社とのやり取りが日常生活に加わって忙しい。

パートの勤務中に電話がいくつも入っている。

親から「老後の資金が足りません」と、映画のタイトルのようなことを言われて焦った。
いや焦りを感じる間もなく私がなんとかしなければと思い、フルタイムの仕事をしようとすぐに決めた。

昔とった杵柄を活かせば、すぐに仕事は見つかるという自信があった。

でもブランクもあり年齢も上がっているから、仕事にエントリーしても却下されて徐々に焦りがつのった。

私は直感と行動がほぼセットになっている野生動物タイプなので、夫にきちんと相談もせずにフルタイムの仕事を探し始めていた。

夫は、私がフルタイムで仕事をしながら家事と育児をしていた時の余裕のなさを知っているので、私の心身が保てるのかを心配していた。

私の頭の中は、バリバリと働いている時のイメージに引っ張られ、夫の心配が私を制限する邪魔なものと思ってしまった。

あーこれ、子供が小さい頃によくケンカしたネタだ。
まだこの思いが自分の中にあったんだ。

そんな折、庭の草取りに行った叔母の家のトイレに飾ってあった相田みつをの一言カレンダーの言葉が響く。

” 自己顕示 自己嫌悪 わたしのこころのうらおもて ”



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