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『The Having』 それは、自分自身を豊かに生きる魔法♪

 『The Having』を成田愛子さんからオススメされて読んだ。

読み始めるまでは、この本が私の生き方にこんなに変化をもたらすものだとは、まったく予想していなかった。

今まで、自分なりに各方面の学びを深めてきたつもりだった。

でも、いま一歩な場所をグルグルしている感覚を抜けられなくて、私は成田愛子さんの Light school に参加した。

そこでは、いくつかの課題図書や、映画を観ることをオススメされた。

私は、今までもジャンルは偏っているかもしれないけれど哲学や精神世界の本をたくさん読んできた。

だから正直、この本を読んで私の意識が変化するとはまったく想定していなかった。

でも、一緒に Light school に参加しているMさんがこの本を大絶賛していたので、重い腰をあげてその本を購入した。


数日後に届いたその本をさっそく読み始めた私は、30ページほど読んだところでこの本に魅了された。

この本にはきっと魔法がかかっている。

言葉のもつ力にこれほど心を動かされたことは、初めての体験だと言える。

まるで目の前で登場人物は話してくれているようなリアリティを体感する。

そして何より、私はいままでこの "Having" なしに生きてきたことが不思議なほど、"Having" によって一瞬一瞬を豊かに感じるようになった。


この本は、ソユンという運命学のマスターに、主人公のホンが人生を豊かに生きる術を教えてもらうストーリー仕立てになっている。

質素倹約をして生きてきた父親が病気で亡くなり、自分はもっと豊かに人生を生きたいと願った時にソユンに会いに行く。

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「ハビング(Having)は、お金を使うその瞬間に、それを ”持っている” ことを ”十分にたっぷりと” 感じることなのです。どうしたらお金持ちになれるかと質問されましたよね?答えはいくつかあると思いますが、これはお金持ちになる最も簡単で効率的な方法なのです。」

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今この瞬間を生きること、それが<Having>の第一歩です。
============================= 本文抜粋======

「ない」 感覚より「ある」感覚を持て、とはよく言われることだ。

わかってはいても実践できない。
それでは、どんなに素晴らしいことでも意味はない。

"Having" は、「ある」感覚に自然に変換することができる、簡単に実践できるシンプルで深いワークだと感じる。

今あるものに感謝して生きましょう、とはよく言われているけれど、自分の心が安定していないとなかなかそんな境地には至れない。

でもこの "Having" は、やったそばから気分がパチっと切り換わる。

平凡な日常生活が、まるで韓流ドラマのセレブのリア充な生活に感じられる。

かどうかは、個人差があるとは思うけれど、確実に自分の意識を変えるだけで世界はまったく別物になるはずだ。

家の近所のチェーン店のコーヒーを飲むとき。

今までは、たかだか200円のコーヒーの味をひと口すすって美味しいとは思っても、あとは惰性で喉に流し込んでいた。

"Having" をすると、コーヒーの香りを嗅ぎ、ひと口目のコーヒーが喉をとおって身体が温まるのを感じる。

この豊かな瞬間を感じるコーヒーを買うお金が、私にあることをしみじみと感じる。

今までの学びでも、自分の意識によって世界が変わるという経験は何度もしてきた。

でも、こんな些細な日常のことでこんなにも豊かさを感じられるなんて、私の想像を超えていた。

平均以上のお金を稼いでいたときも、常に焦りや不安とストレスがあって、それらを払拭するためにお金を浪費していた。

現代社会、特に日本は不況が続き円安で、将来への不安におののいている人たちが多いと思う。

私も子供の教育費がまだまだかかるので、不安はある。

でも不安ばかり感じていても幸せは感じられない。

今ある小さな幸せを感じて意識して、もっと幸せになろう。

それを許可するのは、誰でもないあなただよ、とこの本に言われている気がする。

『The Having』の副題が、”富と幸運を引き寄せる力” とあるので、スピリチュアル嫌いな人たちの手に取ってもらいづらいとは思うけれど、今の生活に閉塞感を感じている人や、幸せを感じにくい人、いや全人類にぜひ読んでもらいたいパワフルな一冊だ。




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