洗濯槽のカビ 悪夢再び
あれは1年半前の冬。
小豆島のシェアハウスに住み始めた直後だった。
以前、ADDress(多拠点生活サービス)を使って旅をしていたので
”古民家”には慣れていたものの、引っ越し直後から大掃除の毎日だった。
棚から一旦食器を出し、
いらないものを選別してまとめ、
固く絞ったぞうきんでテーブルを拭き。
窓を拭き、
ガスコンロの油を取り、
扉の冊子の砂をブラシで取って。
そんなこんなで色々掃除していたのだが、
強敵がいた。洗濯機だ。
タオルを洗濯したら・・・
洗濯機カビ(通称ワカメ)がついてるじゃないか!!!!!!!!
この世で許せないもの。
そう、私は許せないものランキング上位に入るほど洗濯槽カビつきまくってる洗濯機が大嫌い。
だって臭いし、キモいし、洗ったばかりなのに汚れてるなんて………
洗濯槽カビ、ダメゼッタイ。
洗濯槽カビを取るには "酸素系漂白剤" と "塩素系漂白剤" を使うのだけど、
ここは小豆島。
生活排水をキレイにしてくれる浄化槽がついていない家が多く、
なんと洗剤がジャバジャバ海に流れていってしまうことが判明。
でもこの洗濯機、製造年月が7年前のものだから多分買ってから1回も洗浄してない。
タオルにまでついてるのはもう手遅れに近い。
てゆうかキモイ。
どうする、どうする、
いやもう無視だ。酸素系漂白剤使うことにした。
いつも実家で洗濯槽の洗浄するときには、隣のお風呂場からシャワーホースを引っ張ってそのままジャーっと流していたので楽ちんだったけども、
この洗濯機は外についているので、それが出来ない。
しかも外の蛇口からお湯が出ない。
仕方がないからパートナーと風呂場からバケツリレーで運んだ。
満55リットルまで10往復・・・。ぜえはあ。
液体入れて、混ぜて、
夜中放置して、
朝開けたら浮き出てくるのをすくうことに。
そして季節は2月。くそ寒い。
作業しながらも体が冷えていた。
まずは1回目の朝。
出るわ出るわ洗濯槽カビのワカメさんよ。
専用の網を買ってきたので、
金魚すくい、ではなくワカメすくいをした。
あーん、全然取れないよ~! とかない。
じゃんじゃん取れる。むしろ取り切れない。
ある程度すくったらまた「洗い」を押して5分回し、
浮き出てきたものをすくうの繰り返し。
だいたいこの作業は10~20回くらいしたら終わるんだけど、
終わらない。
全然終わらない。
これはもう1回じゃ取り切れないくらいのカビが生えているんじゃ
・・・??
そう思って、もう1回漂白剤を入れることに。
2日目。
え、増えてる???(?!!!)
幻かもしれない…もう1回……
3日目。
今回も同じだ。
あれ…これ、もしかして、
漂白剤自体が固まってない・・・???
最初は茶色や黒のワカメだったのが、
だんだんと白いのが出てくるようになってきたのだ。
40度のお湯で漂白剤を溶かし入れて、一晩放置している間に
漂白剤自体が固まってしまい、それを私はずっと除去していたのだ・・・
これアカンやつ・・・
オーナーさんに泣きついて、
洗濯機自体新しく買ってもらうことになった。
(洗濯槽掃除出来るか業者さんに聞いたら、古い洗濯機は故障しちゃうかもしれないから出来ないみたい)
・・・それからと言うものの、
カビの原因になりやすいせっけん洗剤は避け、
洗濯機使ったあとに衣類は入れずに回す(空回し?)ことをして
海への配慮を続けていたのだけども、
ついに
ついに
出てしまった・・・・・・・・
ワカメちゃん、
お久しぶりですね・・・・お元気でしたか・・・・・( ^ω^)
あーーーー。やはり漂白剤を使わないとだめだったかーーー・・・・
こうなるともう毎月洗濯槽掃除しなきゃ防げないことになるのだけども、
地味に時間食うし、
てゆうかもはや洗剤いる??てか洗濯機っている???????
洗濯物は毎日手洗いして、脱水機として洗濯機を使う。
その方がカビない気がした・・・
いや、でもめんどくさくなるかな、どうかな
旅してる時も、服をジップロックに詰めて石鹸入れてもみ洗いしてたし、
困る事と言えば脱水くらいだったし。
もはや首と脇の部分だけ水洗い・・・??
なんなら天日干しだけでいけんじゃね??
洗濯機の存在意義を今1度考えるキッカケとなった。
洗う、夏、足るを知る。
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