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NYレストランの現状

NYのビジネスパートナーから、昨晩NYレストランのレポートが届きました。第一弾として商品価格の変化に関してシェアします。

NYでは9月半ばよりレストランで飲食する際には、ワクチン接種をアプリやカードで証明するか、一週間以内の陰性のテスト結果を提示することが義務化された。

ワクチン接種が進み、観光客も戻ってきていたNYであるが、レストラン業界では深刻な人手不足が起こっている。これは2021年9月まで政府による失業保険の給付で、コロナ前の給料よりも失業保険が上回る人が続出したため、特にレストランや店舗では、求人を募集しても人が集まらなくなっていた。失業保険が失効してからも、感染リスクが高く、先行きも不透明なレストラン業界に戻らず別の業界で仕事を探す人も増えている。

これを受けて、各ポジションをNYの最低賃金である1時間15ドルから20~25ドルに上げて募集しているレストランも少なくない。これによりもともと利益率の低いレストラン業界においては、メニューの価格を上げる以外にサステナブルにビジネスを続けることが不可能との声が強くなっている。

人件費に加えて、インフレにより原材料も上がっていることが伝えられる。これらを受けて、多くのレストランでは全てのメニューを数ドルずつ値上げしたり、20%前後の追加のサービスフィーを加算するとことが出てきている。

ブルックリンのあるレストランでは、2018年に60ドルであったテースティングメニューを、人件費と原材料費のために2020年には100ドルまで値上げしたという。

今後は、レストラン業界の人々がサステナブルに働ける運営・価格付けがより求められることが予想される。

これから、緊急事態宣言が明ける日本で、NYレストランから何が学べますか?コロナが流行する前から人件費は毎年UP、原材料費の高騰などあったが価格帯を見ると、上がっていないそれどころかデフレ化の影響で下がっている店舗もあります。これでは、正当な利益も出ずスタッフや生産者に満足がいく対価を払う事が出来るわけがない!そこでどうしますか?次回は弊社強みのある、【デリバリー事情】がどう動いたか報告します。




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