マガジンのカバー画像

海外でのモデル経験

43
海外の事務所にどのような経緯で所属したのか、オーディションや外国人モデルとのシェア生活のエピソードなど、赤裸々に話しています。所属し活動した/しているのは、ニューヨーク、シンガポ…
運営しているクリエイター

2021年11月の記事一覧

環境で自分を変える

2016年、ミラノの事務所が決まったのは、NYファッションウィーク(以下FW)に向けてオーディションを受け始めていた8月。所属決定の連絡とともに、急遽ミラノFW(以下MFW)にも参加することが決まりました。 NY、ロンドン、ミラノ、パリの順で開催される世界四大コレクションは、1週間毎に次から次へと続いていくかなりタイトなスケジュール。 私もNYFWが終わった翌日、余韻に浸る間もなく、すぐさまミラノへ出発。バタバタなミラノ2週間生活が始まりました。 ◆ミラノの洗礼FWのオー

誰よりも前に出ることの大切さ

海外で仕事をするようになってから、それまで以上に外国人モデルと接する機会が増えました。というか、日本から出たら私が外国人なわけで…自国で培ってきた自分の中の当たり前の考え方が通用しなくなり、戸惑ったり悩んだり、落ち込んだりすることも多くありました。 その中でも今回は、他のモデルの立ち居振る舞いを見て、自分自身に足りないものを痛感させられたときのお話です。 ◆ビデオキャスティングその撮影では、会場でのオーディション以前に、ビデオキャスティングと呼ばれる一次審査がありました。マ