ぐらしあすの「タカのふりしたカラス」

ぐらしあすは本当は飛べない(飛ばない)カラス。怯えたカラス。でも、昔からタカのふりをして生きてきた。ぐらしあすはタカだから強くなくてはならない、勇敢でなければならない、エサを力強くとってこなければならないと。でも、本当はカラスに過ぎない。カラスの中でも仲間のカラスとうまくやっていけず(いかず)、エサもどん欲にとりにいけず(いかず)、格好だけはいっちょまえ。だけど、ほんわかしたハトにもなれない(ならない)。タカの鎧をまとい続けて苦しみ続けてきた。だけど最近は少しづつタカの鎧を脱ぎ始められるようになってきた。カラスにとってタカの鎧は重すぎる。

2・3年くらい前にぐらしあすが尊敬する大先輩と飲みに行った時、かれはぐらしあすにこう言った「お前はな、見えはってるんだよ、いじはってるんだよ。お前がどこでのたれ死んだって俺の知ったこっちゃない。お前はな、10年前の俺だ」。脳天勝ち割られたようになり、居酒屋で涙を流すまいと、何の反論もできず話を聴きながらずっと天井を見ていた。その人だからこそ、ぐらしあすに言えた(言ってくれた)ことだとおもう。今から思えば、カラスであるということを早くから見抜いていたとも思う。そのことがあって1年後くらいに、その人はベールにつつまれたまま逝ってしまった。あとで知った。衝撃だった。今でも、時々ぐらしあすの夢に現れて、「よう、お前元気か、そうでもないかと」いつもの笑顔で語りかけてくる。

カラスでいい。カラスとしてこつこつとぼちぼちとやって行こう。

ディプレッションまっさかり。ぐらしあすの「こころの声」を中心に、自分が体験したことや、時折感じる何のエビデンスもない、主観の記事も徒然に書いていきたいとおもいます。よろしくおねがいします。