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クローンをパン屋にさせない。

私、音楽が好きで、どれも初心者レベルなんですけど、ギター、ベース、ドラム、キーボードいじってるんですね。それでね、コロナとかあって人と集まって練習するのも大変なんで、一人5役やって動画編集して1人バンドとかやってたんです。でね、やっぱり自分が、あと4人いたらスタジオ行ってセッションできるなあと思ってね。

でも実際に、自分の知識と記憶を有した、人格同一、同年齢の4人のクローンを作って一緒に家に住むとしたら、事実上、どんなメリットとデメリットがあるだろうってお風呂入りながら考えたのよ。

まず、良い点は、ケンカせずに趣味の合う人達(私たち)とバンドができる。基本的にこれがメインの目的。あと仕事も家事も5人で手分けできるから、実質、1日120時間になって元々のあみ(以下「オリジナルあみ」という。)がやらなければならぬ煩雑な諸々は1日2時間くらいで肩がつく計算。残りの時間を各人が有意義に過ごせばいい。話し相手が沢山できて楽しそうだ、大家族みたい。

デメリットは、食費が上がる、5人の成人女+夫、娘が同居するには今より大きな家が必要になる(朝のトイレとか大変そう。)、誰に何を伝えたか分からなくなる、洋服がもっと必要になる、病気等の治療費が5倍になる。。。

あと序列とか、どうなるんだろうね。やっぱりオリジナルあみが偉そうにできるのかな?でも、人にとやかく言われたくない私の性格上、偉そうにされたらクーデターが起きそうだ。密かにオリジナルを暗殺してすり替わろう、とかそんな事を考えそうだな、クローンが。

そもそも、自分とバンドする良さって、性格や趣味がオリジナルと同一だからケンカや摩擦が起きないっていう点なんだけど、5人が好きに生活して別々の情報を入手して、別々に異なる人と交わっていたら、クローンが生まれた時点から、各々が固有の経験をしていくわけで、それはもう個々人が別の人間になっていくということだな。そしたら「私は隣町にアパートを借りてパン屋を始めたいです」、とかいうやつも出てきそうだ。

やだな、、、なんか面倒なことになってきた。

もしクローンの使用目的を単一に絞ることができれば、個々が別個の人間として成長することは避けれそうだ。例えば、音楽する時だけ稼働できて、残りの時間は収納できるとか。パーマンがお仕事する時に、身代わりやってくれる人形いたよね。あんな感じ。クローンを支配及び管理できなければ、クローンを作る意味がないではないか!

とね、結局こういう非人道的なケオスになるから、人間のクローンは絶対やらない方がいいよね(笑) のぼせるから、もう上ろう。


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