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ヤクザと家族



カラオケ行こ!の成田狂児に心を奪われ、本格的に綾野剛さんの作品を観たい!と思ったので合宿を開始。
今までアバランチ、MIU404ときたので、
遂に【ヤクザと家族】を観賞。

率直に、素晴らしかったです。そして終始、痛かった。
なので、以下、感想を書き殴る。
きっと読みづらいし支離滅裂だけど💦😀↓↓↓

『家族』ってなんだろうな。
シャブやって死んで行った父親を憎んですらいて
もう何でもどうでもよかったところ、やさぐれてどうしようもなかったところを柴咲の組長に拾ってもらって
馬鹿やってた仲間と一緒にヤクザになって
可愛がってた仲間が死んで仇を打って
それの何がダメだったんだろうな。

家族だから
家族が殺られたら、そのケジメは家族である自分がとる。
それが当たり前の世界で生きてきてさ、
カッコつけてたんじゃないよね。家族のためにしたこと
兄貴の代わりに懲役行ったのもそう 賢治がやっていたことはいつも家族のためだったのにね。

血が繋がっている家族たち…シャブで死んだ本当の父親、唯一愛した由香も、彩も、
本当の家族たちが賢治の元を離れていった。
お願いだから関わらないでくれなんてことも言われた。
でも盃交わした組長は「まだ親父って呼んでくれるのか」って微笑んで、足洗った後も会いに来てくれたことを喜んだんだね、血は繋がっていないのに。
血は繋がっていなくても俺たちは家族だからなって言ってくれる人がいる
血は繋がっていなくても家族になれるのかヤクザなんだよね。

でも
兄貴兄貴、って慕ってくれた昔からの仲間に「お前さえいなければ」って刺されてしまった。
血は繋がっていなくても家族になったのに。
山本賢治の狂った歯車は、
ここに帰着するのかと思ってしまった。


何を持って家族とするんだろうなって
血が繋がっていることが家族の定義ではないことを柴咲の親父が証明してくれたけど、
所詮血は繋がっていない他人だと突きつけられることもある。
血は繋がっていても愛していても一緒になれない家族もいる。

刑務所から出てきた賢治は、なんというか勢いがなくて、それって年齢のせいなのかなと思ったりしたんだけど、
やっぱり刑務所っていうところの荒んさというか、世間から隔離された場所で14年も過ごせば人は変わるんだろうなって感じた。
でも中村の兄貴が迎えに行った時、賢治の表情に少しだけ希望を見た気がしたんだよ…
だからこそ14年で変わり果てた「ヤクザ」の、自分の「家族」の姿に少しずつ絶望していったんだね…
細野に会って、もう昔には戻れないんだってこと突きつけられたけどそれでも由香に再会して娘の存在を知って、そのために足洗ってこれからは「ヤクザ」じゃなくても「家族」になれるって、思ったんだよね。
時間は空いちゃったけど、親父が言ってくれたみたいにまだやり直せると思ったから、足洗ったんだ。
それでも時代が許してくれなくて、「ヤクザ」に縛られたまま「家族」から離れることになってしまった。
でも……最後に自分が出来ることを考えて、翼のことを守った。
昔から面倒見てくれた愛子さんのことを、親父が大事にしてる愛子さんのことを、賢治も大事に思ってて、家族同然に思ってた。
翼も、賢治にとっては家族だった。
だから翼が大きな罪を犯してしまう前に自分が全てを背負ってしまおうとしたってことだよね…
ここも、血は繋がってないけど「家族」として大切に思ってたんだなって…
山本賢治はヤクザになって悪いことがしたかったんじゃなくて
最後まで自分の大切な人を守りたかったんだなってことが分かって、苦しい。
痛いな。終始痛かった。本当に凄い映画だった。

【カラオケ行こ!】の成田狂児
【ヤクザと家族】の山本賢治
2人ともヤクザなのは同じなんだけど、
狂児はヤクザだけど人としての良い部分、明るい部分、そしてなにより聡実くんという少年と一緒の物語だから、ヤクザについては ある意味ほぼフィクションみたいな描かれ方してて見ていてとっても心が温まるし、2人の世界をもっと見ていたいって思える。
賢治は『ヤクザ』の肩書きによって色んなものに縛られ弾かれ苦しめられていて、『ヤクザ』が世間の移り変わりにどんな風に翻弄されていくのか、そこが徹底的に描かれていて、実在のヤクザのことなんて知らないのにすごくリアルだと思った。もし賢治が懲役に行かなかったら、どんな14年間を過ごしていたんだろうなと思うし、その点含め本当に感情が揺さぶられた。
そもそもジャンルが違うから、どっちがいいとか比べるものではなくて、それぞれがひとつの作品としてすごく深みがあってめちゃくちゃ良いよな……

  そして何より、時間は空いてると言えどこの2人のヤクザを演じた綾野剛さんマジで凄すぎる。
賢治がヤクザにタコ殴りにされて行くとこなくてやさぐれて荒れに荒れてるときに俺ん所こないか?って組長に言われて涙するシーンとかも、気づいたらこっちも泣いてた。
綾野剛さんの醸し出す雰囲気、目の演技、もっと言えば眉とか口角とか。「演技」というより「生きてる」感じがすごくて。
だからこそ人の心にダイレクトに届くんだな〜と思った。
狂児はいつも飄々としてて、カラオケ大会で負けたくないから歌教えて!なんて中学生に声かけるしそのまま連れ出してカラオケ行くし個室で大声上げたりしちゃうし正直出来たオトナとは言わないかもしれないけどだんだん聡実くんのことを思いやるようになる、そんな狂児を綾野剛さんが 演じてるんじゃなくて 生きてるからすごく好きになれるんだなーって思った。

いいものを見た。
カラオケ行こ!を見たのが2024.2.27で、今日まででちょうど1週間。
勢いそのまま合宿じゃコラァ‼️って始めて今日までにアバランチ・MIU404・ヤクザと家族の3つを見た。
それぞれ違う綾野剛さんを摂取したわけだけど、
本当にそれぞれの良さというか要素というか栄養分というか、
とにかく綾野剛を浴びられて本当に楽しかった。
まだまだ合宿は続くので 次はどんな綾野剛に会えるかな。


読みづらいな!!!!!!!!!!

頭痛くなってきたからから カラオケ行こ!の舞台挨拶みて癒されようと思います!!!!!
こんな駄文を読んで頂きありがとうございました!!!😭

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