ピオフィオーレの晩鐘1926 ダンテルート感想
【ネタバレありです】
1926をプレイして改めて、ダンテは苦労の堪えないポジションに立っているんだなあと感じました。
頼りにされ反目され敵対され、本当に気の休まる暇がない。
争いの火種がそこかしこに撒かれているし、敵の多さにビビりました。
まわりを固めるキャラの顔ぶれもおもしろい。
ニコラがお兄ちゃんしてるのめちゃくちゃ和むな…
ギルバートはお友達ポジと見せかけて裏切りフラグがたってるのがおもしろい。
六凰会の袁に加えアンリまで現れて「役者が揃った感」が半端なかった。
誰がどう敵対してくるのかよくわからない状況にドキドキしながらプレイしてたよ…!
唯一ラウルは目に見えてわかりやすい敵だったかな。
ラウルがニコラに握手を求めたの、あれ多分わざとだよね。執務室の場所は覚えてんのに、自分の父親を殺した相手の顔を見間違えることないでしょ…感じわるーい…
ラウルは組織を渡り歩いて根まわしに励んでいたけどどこにいっても「あいつは頼りにならなさそうだな…」って思われているのがおもしろかった。ざまあみろ。
ダンテがファミリーに尽くしている裏でラウルに唆され離反する構成員がいることが発覚。
ファルツォーネを脅かす芽をつむために、ダンテは大規模な粛清を決行する。
粛清を終えた後、ダンテは夜更けにリリィの部屋をそっと訪れる。
粛清は組織とリリィを守るために必要なことだ、俺は粛清をすることでリリィを守ったんだ、と実感したかったのかな。
苦しみを悟られたくないけど、安らぎを求めてリリィのところにいっちゃうの、めちゃくちゃ切ない…
リリイはダンテが来たことに気づき「仕事が終わったならここでこのまま眠ってほしい」とおねだりする。
ダンテの苦しみに気づいてるけど核心には触れず、癒しだけを与えるリリィちゃんまじ大人。
ダンテは「マフィアの価値観に染まらないリリィがそばにいることは救いであり癒しだ。大切な存在を守り続けるためにこれからも罪を犯し続ける。それが俺の…ファルツォーネのカポとしての生き方だ」
と決意を新たにする。
「大切な存在」というのはリリィ、ファミリー、街のことかな。
すべてを守りぬくためには強大な力が必要だから、自分には向いてないとわかっていながらもマフィアでいることにこだわっているんだろうなと思った。
マフィアでいつ続けるってことはダンテが傷つき続ける道なんだよなー。
ラウルの拷問シーンとかさ、めっちゃ恐くてめっちゃかっこよくてめっちゃラウルざまあで大好きなんだけど、ああいうのもムリしてやってるんだよね。ダンテって誰かを傷つける時自分も同じくらい傷つく人だから。ポーカーフェイスがうますぎる…
リリィは誰かのために自分の痛みを隠して頑張るダンテにそっと寄り添うし、そんなリリィをみてダンテは勇気をもらっている。
お互いを守るために支えあい強くなる二人、正統派カップルならではのエモみがあってとてもいい!
カポとしてのダンテと一人の男としてのダンテは在り方がまったく違うけどその矛盾もダンテの魅力なんだと思う。
かっこよくて賢くて冷徹で、かわいくて照れ屋さんで不器用で、強さも弱さも兼ね揃えているなんて、属性もりもりすぎませんか!!大好きです!!!!!!
■BAD
ギルバートが敵になってしまった!!
「この最終盤にきてダブルヒーロー二人の対決は熱い!!」
と思いたかったけど、この対決に至るまでの二人気持ちを考えると展開のおいしさよりも辛いという気持ちの方が勝ってしまうね…
ダンテとギルバートめっちゃ仲良しだったじゃん…この展開のための布石だったの?なんでそんなことするんですか?
「ファルツォーネの頭でいることに重圧を感じる。俺には向いてない。俺はダメなカポだ…」って思いながらも心を鬼にしてカポのお務めがんばってきたじゃん!ダンテ!
その結果、ギルバートに銃口を向けられ、ファミリーもリリィも何一つ守れず無力感と絶望に浸されながら死んでいくの、あまりにも辛すぎません…??
アンリは「死が二人を分かつことがないように」と思ってダンテに手をかけたけど、ダンテにとって「死」とはリリィとの永遠の別れを意味するんだな。
リリィは天国ゆきだけど自分は地獄に落ちると思っているから…
ダンテが死の間際に「俺と出会わなければリリィは幸せに過ごせていたはずだった。俺が彼女を苦しめた」みたいなこと言ってたけどさ…どっからどうみても相思相愛だっただろうが!!共に過ごした時間まで否定するな!!!!って掴みかかりたくなった。
ファミリーの人間を死に追いやったのは俺の責任だ、俺と一緒にいるとリリィまで不幸にしてしまう、という思いでリリィを手放そうとしたんだろうけど、見事に裏目に出てしまったね。
とにかく悲壮感で満ち溢れてて、ものすごいお通夜みたいな気分になったんだけど、ダンテの思いの深さと危うさが伝わってくるエンドでとても好きです。
■TRUE
なにはともあれこのシーンについて語らせてくれ。
推しと推しの拳のぶつかり合い、最高~~~😂😂😂😂😂
おいしい展開すぎて笑いがとまらんwwwww
ありがとうございますありがとうございます!!
ダンテのキレポイント、めちゃくちゃ私情が入ってておもしろすぎるんだけどw
友人だと思ってたギルバートが裏でこそこそ動いてて自分を信じてくれなかったのが悲しかったの??
ダンテくんお友達いないもんね!かわいいねぇ~~!!
「友人も多くて部下にも好かれて…自分が間違ってるなんて思わないんだろう!調子にのるな!!」は妬みが入りすぎててお腹抱えて笑いましたw
ギルバートの悪口の語彙が「バカ」一辺倒なのもアホっぽくておもしろい。
普段から人を貶めること言わないんだろうなぁってわかってしまって、ますますギルバートのことが好きになってしまったよ…
時は流れ。
テオとの対決シーンにアンリが現れ私は大喜びした。
理性的に畳みかけるアンリVS煽りスキルMAXのテオは夢のカードだ!!レスバが楽しみすぎる~~~
と思ったが、テオの言い分がめちゃくちゃすぎてあっさりとアンリに押し負けていた。oh…
「俺が不幸なのはリリィのせいだ!彼女だけが幸せなのは許せない」というテオに対し、アンリは「すごい妄執だな。それはただの嫉妬だよ。自分の不幸を彼女のせいにしたいだけだろう」と返す。
「逆恨みだとわかっていても復讐を願わずにはいられない」と言っていたアンリから復讐を咎める言葉が出てくるのはとても重い。それはこれまでのアンリの人生を否定することに他ならないから…
ダンテとアンリからの正論パンチをもろにくらったテオは激昂しダンテに襲いかかるが、アンリに阻まれダンテに鳩尾を撃ち抜かれる。
鳩尾は人体の急所。ダンテはできるかぎり殺しを避けたいと思う性質だけど、リリィをつけ狙うテオのことは殺す気マンマンだったようだ。
リリィはテオが生き続けることを願うが、テオは救いを拒否し、身を投げ出した。
教会の教えは自死を禁じているのに、リリィのために自ら死を選ぶなんて…!
「俺が死ぬことでリリィは後味の悪い想いをしてくれるだろう。俺は君のことが大嫌いだ」って言いながら、死の淵でリリィを大事に思っていた頃の走馬灯をみるテオ。テオーーーーーー!!!!!
テオはリリィを大切に想う気持ちもちゃんともってるんだ…
幸せだった時代を思い出すと否応なしに浮かんでくる厄介な存在だったはずなのにさ…
テオにとってリリィが大切な家族でかわいい妹なのは、揺らぎようのない事実だったんだ…
ただひたすらに恨んでるだけじゃなかったんや… 99%の憎悪と1%の愛で構成されてるクソデカ感情だ…
最期の言葉が「忘れないで」ってさ…生き方が不器用すぎるだろ…
ふうううううううう😭😭😭テオーーーーー!!!!
テオのことはたぶん好きになれんだろうなーと思ってたんだけど、最後の最後にこれはずるい…!
死の間際にさ…あんなくっっそ歪んだ感情ぶつけられたら、この先なにがあってもお前にしか気持ちが転がらないんだよ!!!!
ダンテがプロポーズきめてたとことかさ…めちゃくちゃいい場面なのにさ…テオのあんな最期見せつけられた後「よかったねぇ~おめでとう!!😆🎉✨」とはならんやろ!?
わかるか!!!????
メインヒーローの最後の見せ場をとるんじゃない!!!!!!
■ダンリリについて
前作ではリリィの一挙一動に照れまくってたダンテが「かわいい」だの「好きだ」だの息を吐くようにリリィへ愛を囁いていてびっくりした。
以前は言葉足らずでリリィを不安にさせてしまっていたからダンテなりに反省したのかな。
…かわいいねぇかわいいねぇって大切に育ててたアチャモがワカシャモに進化したときのことを思い出すな…成長って喜ばしいことだけど、あの童貞感丸だしでモタモタしていたダンテはもういないんだな…ってちょっと寂しい気持ちになっちゃった。
マフィア排斥の気運が高まっている影響で忙しい日々を送るダンテ。
前述のとおり敵が多いし、味方からの横やりも多い。「やっとダンリリの恋愛ターンだ!!」と思ったのに声をかけてくる構成員の多いこと!二人の恋路を邪魔するんじゃねぇえすっ込んでろ!!!ってキレそうになった。
ダンテは時間を作れないなりに贈り物を送ったり、すきま時間に逢瀬を重ねたりとリリィのことをめちゃくちゃ気にかけていた。
自分の気持ちをぶつけて返ってきた反応で愛を確かめるんじゃなくて、リリィの気持ちを第一に考えて動いてくれるところがダンテのいいところだと思う。SEXより対話を重視する姿勢、好きです。誠実な性格が恋愛にもでてる。
リリィもダンテになかなか会えないことをさみしく思っていた。ダンテが帰ってくるのを今か今かと待ち構えていて、帰ってきたら即効飲み物もって会いに行くの、健気すぎる。「なかなか時間がとれなくてごめん」って謝るダンテに「だめ、ゆるさない」って言うリリィちゃん、あまりにもかわいらしすぎませんか!!!いじらしい!!
ダンテの愛を信じているから、拗ねたり試すような発言ができるんだろうなー。
この二人は環境が特異なのに学生カップルみたいな初々しい挙動をしているところがとても好き!!
嫉妬を募らせて喧嘩するシーンでリリィにツンッ!ってされてうろたえて焦るダンテ、はちゃめちゃにかわいかったなぁ…
お互いをサポートするために努力を重ねるとこもさ…英語の勉強とカフェラテづくりの練習ってなに?学生か?マフィアのカポとその女がやることじゃねぇ~!ピュアすぎて私消えちゃいそう…まぶしい…
かと思ったら急に雄みをみせてくるからずるいんですよ。
二人の時間を終わらせたくなくて「まだいかないでくれ」って言うダンテ!!!
基本リリィにあまあまなのに不意に見せてくる独占欲!!!!!!
ふうううううううううう好きですううううう!!!
「身体が勝手に動いちゃった…」とかにくいこと言ってくれるじゃないですか…好きという気持ちが抑えきれてないかんじが最高~~~!!!
一番気に入ってるのはダンテくんが酔っぱらうシーンです。
「まだ酔っていない(ムッ!)」って言い張るダンテくんかわいかったなぁ…
明らかに大丈夫ではない様子で「大丈夫…大丈夫だ…」って言いつつリリィをギュッてして「すきだ…」とささやき寝落ちるダンテ…
最高最高最高最高最高最高
かわいすぎるのよあなたは!!!!!
翌朝、リリィにお洋服着せてもらいながら照れ散らかすダンテをみて、尊さのあまり人語を失いました。
新婚さんか!!!!ンンンンンンンンンンンンカワイイーーーーーーーーッッ!!!!!!
ダンテのかわいさは言わずもがななんだけど、ダンテをうまいこと転がすリリィちゃんも見どころよね。御するのがうまい。
各キャラクターのカップリングでリリィちゃん目線で一番解像度が高いのはダントツでダンテだと思います。
そんなこんなで愛を深めていった二人でしたが、最終的に結婚でゴールイン。
あのプロポーズのシーン、とても好き。
シチュエーションの美しさもさることながら、ダンテの気遣いが本当に見事。
リリィの生家があったヴェネツィアに赴き墓参りにいってテオが写った家族写真をリリィに渡したあとにプロポーズ決めてるんですよ!!
「これからはひとりじゃないと思えるように、おまえの居場所を…帰る場所を作りたい。俺と、結婚してくれないか」って。
家族を失ったばかりのリリィに最大限寄り添う姿勢にじーんとしちゃった。
ダンテもひとりのつらさを知っているからリリィの気持ちがわかるんだろうな。
家族のぬくもりに飢えていた二人が一緒になるのめちゃくちゃいい…
運命だ使命だっていって出会った二人だけど、一生懸命悩んで苦しんで行動した結果、二人でいる未来を掴み取ったんだよね。
互いのことを心から尊敬しているし、一緒にいるための努力を怠らない人たちなので、末永く幸せにいられることでしょう。
■ギルバートについて
またダンテVSギルの喧嘩のシーンの話してもいいですか?
このシーン、ギル目線でみてもめちゃくちゃおもしろいっすね!
ヴィスコンティは知らん顔してファルツォーネを潰していれば、マフィアを続けていられる道もあったんだと思う。
でもギルバートは友人だあるダンテと殺し合いたくないから、人に直接危害を加えるような手段を避けて、まわりくどいやり方でダンテに揺さぶりをかけてたんだよね。
「情勢の厳しさを説いても全然わかってくれない…切迫した状況に追い込まれればダンテも納得するにちがいない…」
と思って茶番をうったのにダンテは「ファルツォーネはマフィアとしてこれからも生きていく」などと言っていて
こんの堅物がああああああああと感情むき出しでブチ切れるギルバート。残念だったね!お疲れ様でした~!
あるかどうかもわからない最適解を探して信条を貫く姿勢、好きだなぁ。
ギルバートは銃火器大好きだから、武器をもつことを諦めるのも相当抵抗があったと思うんだよね。
本来なら気にする必要なんてないはずの別組織のカポであるダンテのことを想ってここまでしてくれるギルバート、男の中の男だよ…好きです…
■テオについて
テオに抱いている感情はTRUEの方にまとめたので大体あのとおりです。
リリィに悪意を抱くのは完全に逆恨みだけど、そうなっても仕方がない土壌はしっかりと育まれていると思う。
リリィの両親毒親すぎるだろ…
「リリィと同じ目の色だからあなたを選んだのよ」とか「お兄ちゃんなんだから妹のことは守らなくちゃダメだ」とかもういないリリィの存在をテオに刻みつけるのなにゆえ??
テオにとって唯一幸せだった時代がリリィの身代わりとして生きることだったなんて残酷すぎる。
テオも幼いから真に受けて「僕はお兄ちゃんなんだからリリィのことをいっぱいかわいがってあげるんだ~」とか思っていてこれはアカンタイプの情操教育だーー!!と思いました。
地獄みたいな人生を送ってきたテオがリリィを見つけたときどう思っただろうね?
自分の唯一の家族で「守るべき存在」として刷り込まれてきたリリィが、いい人に囲まれ幸せそうに恋愛なんてしてたら「俺がこんなに不幸なのに妹だけが幸せなのはおかしい」と思うのは当然だと思う。
テオが右目隠してるのってリリィに似てるのが嫌だからなのかなって気づいたとき、うわああああああああってなった…
両親の毒親教育の賜物なのか、一貫して「妹」として扱ってるのも心にくるんだよね。パパママは「あの人たち」呼ばわりなのに。
リリィが「(ファルツォーネに)私のことを妹のように思ってくれてる人がいるの」って言ったときのテオの「へえ」が怖すぎるので、ぜひ皆さんも見返して震えてください。
仕事人としてのテオは仕事はできるけど周りから信用を得られないダメ上司みたいな立ち位置でちょっとおもしろかった。
楊ルートのヨハン、オルロックもそうだったけど、アンリもラウルもテオの思惑どおりに動いていない!ほんとうに人望がないんだなこの人…
基本的に人の心を推し量るってことをしないんだろうな。自分がされたことないから…
ニコラルートのテオはリリィと接触して心変わりしてたけど、このルートとの差はなんだったんだろう?ニコラルートプレイしたのだいぶ前だから忘れちゃった。 あとで見直してこようと思います。
■アンリについて
アンリがアンリとして登場してくれて嬉しいけど動向が完全に不審者で笑ってしまった。
初対面のリリィに「君はファルツォーネカポの女だよね?みんな知ってるよ(にっこり)」って話しかけたり、物陰に隠れてこそこそダンテをストーキングして見つかったりさ…
裏で人を動かすのは大得意のはずなのに、距離の縮め方おかしくない?怖いですこの人…
アンリは当初ダンテのことを殺す気満々でいたが、ファルツォーネも聖遺物に振りまわされいるのだとと知り、同情心が芽生える。
ダンテもしがらみに縛られているんだと気づいたアンリの「…可哀相に」ってつぶやきが胸に刺さった。
アンリは迷いながらも「自分の復讐は正当なものだ、親の責任は子に問おうと思う」と復讐を決行しようとする。
あの教会のシーン、アンリの言い分が正論すぎて、ほんとに心が痛かった。
「逆恨みだということはわかっている。でも家族や自分に降りかかった不幸を当然のものと受け入れなければいけないのか?神は恨む権利さえ与えてはくれないのか?」と理性的に畳み掛けるアンリ。
更にソフィアとマルコのタレコミにより、シルヴィオはずる賢く女の手癖が悪かったことが判明。
アンリとクロエを襲った悲劇は単なる不運ではなく「シルヴィオの意思」という明確な元凶があり、アンリの復讐心は正当なものだった。
逆恨みを拗らせ殺意を差し向ける自分とも真摯に向き合うダンテを見て「やっぱりダンテはシルヴィオとは違う。彼に殺意を差し向けるのはまちがっている気がする…」と立ち去るアンリ。
その後、クロエの墓の前で「もうどうしたらいいかわからない…」とつぶやいていてめちゃくちゃ切なくなった…
最終的にアンリは復讐相手であるダンテをかばって命を落とす。
結末だけみるとものすごくかわいそうなんだけど「墓守の一族を許したのではない。ただ他に許せないものがあった。選び取ったものに後悔はなかった」というセリフから、救いも見えた。
これは私の憶測なんだけど、アンリはこれ以上聖遺物に翻弄される被害者を増やしたくなかったんだと思う。
真摯でお人よしなダンテのことはそれなりに気に入っていたし、BAD最終盤の独白を見るに、先代鍵の乙女の身内として、鍵の乙女とダンテが結ばれて仲睦まじげにしているのを微笑ましく思う気持ちもあったのかもしれない。
ストーリー終盤に「どうすべきか」→「どうしたいか」に思考が転換してたけど、
どうすべきか→クロエと家族のための復讐
どうしたいか→自分の意思
に変わってたってことなのかな。
「どうしたいか」と考え行動した時点で、復讐心オンリーの暗い宿命から解放されていた、と好意的に私は解釈したいです。
それにしても、エミリオが言っていた「アンリの役目」ってなんだったんだろう?
TRUE、BADの文脈を素直に読み取ると「聖遺物にまつわる負の因縁を絶ち切ること」なのかなって私は思ったんだけど、あまりにも酷過ぎませんか…?アンリも被害者ぞ?
聖遺物に翻弄され苦しんだアンリを、あの神を信じないアンリを、教国とファルツォーネのために働かせようとしてませんでした…? 鬼の所業か?
大団円ルートで楊が「見守っているだけでなにもしてくれない神など悪魔と同じだ」みたいなこと言ってたけど、危害を加えてくるぶんよりたちが悪いよ!
エミリオは「お膳立てはするけど、どうするか選ぶのは君だよ」みたいなこと言ってたけどさ、ファルツォーネの事情をアンリに吹き込んでるあたりからして確信犯じゃん…
大体おめーは仕事のモチベに落差がありすぎなんだよ!!
今更強硬手段使うくらいならこうなる前にアンリのことも救ったげてよ!!!
信仰は人を救うのかもしれないが、教国の人間はまーーーじで余計なことしかせんな!?
もうさ、後顧の憂いを絶つためにも教国ごと燃やし尽くして焦土にしてからブルローネに帰ろうぜ…
以上1926ダンテルートの感想でした。
だいぶ省略したつもりだったけどくっそ長いな!スクロールバーの小ささにびっくりしたわ。最後まで読んでくれる人はいるんだろうか?
オルタナ大団円やったらフルコンです。
ピオフィが終わってしまう…さみしい…
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