比叡山延暦寺 東塔地域
石山寺から延暦寺へ
石山寺から車で一時間弱で比叡山延暦寺東塔地域へ。
かなりの山道でずいぶん登ります。山岳教習だよこりゃ……。慣れている車も多くてあおられ気味になるので無理せず飛ばしてる車には先に行ってもらいましょう。
大津・京都方面から延暦寺に行く場合必ず比叡山ドライブウェイを通らないといけません。ETCは使えない、昔ながらの券をとって入る有料道路です。
延暦寺はドライブウェイ内にあるので料金を払うのは帰る時になります。
利用料金は普通車・小型車で1700円。
途中の夢見が丘展望台より。
ブラタモリ好きとしてはたぎる。
延暦寺会館梵字カフェラテ
延暦寺は東塔地域、西塔地域、横川地域の三つに分かれています。
今回初めて延暦寺を訪れたので延暦寺の中心と言われる東塔地域へ。
東塔地域入り口に大きな無料駐車場がありここへ車を停めます。受付で巡拝料を払い、中に入るシステム。
巡拝料は三地域共通券が大人1000円、拝観特別券500円の計1500円を払いました。
拝観特別券は法華総寺院東塔、戒壇院、国宝殿の三つの建物に入ることができます(期間限定)。
ちょうどお昼(13時過ぎ)だったので延暦寺会館1階カフェで梵字カフェラテとホットケーキをいただきました。
私の本当の守本尊はこちらではありませんが推し仏をチョイス。
写真のお坊さんのマスコットとかはお店に置いてあったものです。
平日ということもありあんまり人が多くなくてのんびりできました。
去年12月に行った高野山はコロナ禍のせいもありご飯を食べるところがあまり営業してなく苦労しましたが、こちらはあちこちちゃんと営業してて安心できます。
国宝根本中堂
10年かけて行われる大改修の最中です。2026年に完成する予定なのかな?
改修中ですが入ることはできます。改修中を見学できるのも滅多にないこと。
基本的に撮影は禁止ですがこれはOKの場所で撮った写真です。
根本中堂は延暦寺の総本堂。
本尊は薬師如来です。千二百年間灯り続けている「不滅の法灯」も改修中でも安置されています。
ここは本尊と参拝者の間の僧侶が読経するスペースが一段低く谷になる天台造になっています。それもわかってて行くと改修中でもわかるようになってます。
文殊楼
本尊文殊菩薩。四天王。非公開。
大講堂
本尊大日如来。
天台宗にゆかりのある高僧と釈迦の弟子の絵画が掲げられています。
中に阿難陀の絵画があり、キャプションで「美男子ゆえに、女性にまつわる苦労が多かったがそれも人の良さゆえ」的なことが書かれていたけど(うろ覚えです)全然美男子に描かれていない謎が気になる。
この大講堂前の鐘がゆく年くる年お馴染みの鐘のようです。
戒壇院
授戒の儀式のための場所。
本尊釈迦牟尼仏。左脇侍文殊菩薩、右弥勒菩薩。
通常の三尊像の並び方ではなく、文殊と弥勒が向き合うコの字型の並び。
私は高野山で授戒を受けているのですが、高野山の授戒堂と違って今回は見学企画なのでちゃんと仏像が見れる程度には照明があります。もちろん授戒の時は真っ暗なはずで、そこを見せてくれるのはありがたいですね。
法華総持院東塔/阿弥陀堂
勘の良い方はお気づきかと思いますが実はこの日なぜかほとんど写真をとっておらずろくな写真がありません。
これなんてほぼ階段しか映ってないやん…。
この階段を苦労して登ると向かって右に阿弥陀堂、左が東塔です。
阿弥陀堂
本尊丈六阿弥陀如来坐像。
東塔(特別拝観)
本尊大日如来坐像、胎蔵界五仏(宝幢、開敷華王、無量寿、天鼓雷音)。
裏面に金剛界五仏(五智如来)の画。
天台宗では大日如来と釈迦如来は同体。
タイミングが良く阿弥陀堂の回向に参加できました。
天台宗といえば声明(個人のイメージです)。大きなお堂で聞けてとても美しかったです。天台宗の法要って真言も唱えるけど「南無阿弥陀仏」もいっぱい唱えるんですね。
この時点で16時、閉門の時間でした。
京都の北白川に出る道(不動温泉の道)を通って帰宅。滋賀から比叡山より比叡山から京都の方が近い気がしました。
ちょうど帰宅ラッシュの時間帯で京都市内が渋滞してたけど、時間帯さえ工夫すれば割と近いとわかりました。
西塔、横川地域もそのうち訪れたいと思います。
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