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幸せになる順番

いつだったか著名な女性漫画家さんが
国際ロマンス詐欺にあい7000万近く
被害にあったと知った。
わたしがそのニュースを聞いて驚いたのが
まず相手がアメリカの有名な俳優だと
信じて疑わなかったということ。
ふつー「そんなアメリカの俳優がSNSサイトを通じてメッセージしてくるなんてありえないだろ」と思うのだけれど
彼女が
「幸せになる順番が回って来たと思ったから」といったのだ。
なんとも自意識というかプライドというか
人ってとんでもないとこで勘違いするもんだとおもった。
例えば、行きたい大学があって浪人して晴れてとか、難関国家資格にチャレンジしてあ、ソロソロいける!とかいうならまだわかる。しかし恋は盲目というが、都合のいいように理解するものだ。
その幸せになる順番が自分のとこにやってきた。これまでのいろんな苦労が報われたのがこのためか!と。
ちなみにその漫画家先生は当時70歳近い年齢であった。
勿論周囲も娘さんもとても心配をしていたが相手のやり口は巧妙であった。
しかし恋は盲目の中には、相手を疑わないということが前提にあるらしく
恋と言う魔法が解けないためにどんどん課金をしていくのだ。
つまりこれだけの対価を払ったのだから
相手もこれくらいしてくれるだろうと
幸せの順番を勝手に押し上げてしまう。
悪い男に引掛かる人はたいていこのパターン。
対価はお金だけではないけれど。
これだけ我慢したからとか
これだけしてあげたというのはあくまでも 自分のさじ加減なので相手は知ったこっちゃない。見極めるのはいつも自分だと思わないといけないと思う。
で、私がびっくりしたのは2〜3年もの間英語でのコミュニケーションのやり取りがあったのに彼女の英語力がほんとに残念なレベルであったこと。
彼女が気がついたのは親しい友達に
相手の話す英語は英語圏のそれとは全く違うものだと言われたからだ。
話は戻すが要は、幸せの順番なんてそもそもない。そんなの待ってたら一生なんてあっという間だ。並んでた列がまったく筋違いなこともある。
もっと自分思考で良いと思う。ハンドルを人に委ねていると行きたいとこに着かないはずだ。

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