人生で初めて「カッコいい」推しに生き方ごと惚れてる話


気づいたら、好きになっていた。

私の視線はいつも画面の奥で舞っている彼だけを捉えている。

8個も下の、会社や一般の人に言っても

まだ「誰それ?」と言われる1人の男の子を

私は崇拝していると言っても過言ではないくらいハマり、リスペクトし、今日も彼のダンスをみてはひとり息を呑んでいる。

私は今まで生きてきて、「推し」という存在は緩くいるタイプであった。

それがタカラジェンヌだったこともあれば俳優だったこともあるし、もちろん、アイドルだってある。

毎回共通点ははっきりとしてて

私は「可愛い」男の子(男役さんも含む)が好きだ。

中世的でお目目がぱっちりで細身で…

参考のために例を挙げるならそう、志尊淳くんのような男の子である。

でも

高尾颯斗、22歳、男。

彼は違う。

鋭い眼光に、ジョーカーを想起させるような見るからにダークサイドな雰囲気を纏い

バッキバキに踊っては男性もが称賛するラップをシャウトする。

かと思えばオフになると

フレッドペリーのポロシャツを太めのジーンズにインして綺麗にまとめた品のあるファッションにニタニタ笑顔を浮かべてはユニークな言動で愛されながらも

気負ってる感は全く出さず軽やかにその場には佇むものの、リーダーとしての気迫はしっかりあって

メンバーへの指示は的確で(ワンエンTVで観た限りだが)

天才でカリスマ性もあるけど、人への伝え方や姿勢を見てると努力もきちんと垣間見え

抜け感さえもがかっこいい(あばたもえくぼ)

こういう見たままのかっこよさは挙げればキリがないのだけれど、彼になぜそこまで惹かれるのか。なぜ、高尾颯斗にだけこんなにもハマるのか…

今日駅からの帰り道、こんなことを思った。

(これは思いつき、ひらめいたことであって決してロジカルな答えではない)

彼には迷いがない。ダンスがしたいから、地元の静岡から新幹線で東京の高校に通った。

高校時代に踊ってるとこを見てスカウトされたとのことだが、彼が他の子と圧倒的に違うことがひとつある。それは

「自分で自分の人生を切り開いている」

ということだ。

よくある原宿竹下通りを歩いてたらスカウトされてとか

俳優やろうと思って事務所入ったんですけど

とかじゃなくて

彼はダンスがしたくて自分でその道を選び、目の前のチャンスに飛び乗っている。

ダンスがしたくて東京に来て、ダンスがしたくて事務所に入ってダンサーとして活動してる。

ただそれだけのことだ。

でも、それをどれだけの人ができているのだろうか。

自分がしたいことをする。

シンプルだけど、そこに世間体や周りにかっこつけたい自分が邪魔することなく

自分で自分の人生に責任を持って彼は生きている。

ダンスで生きていく「覚悟」がある。

だから最年少の歳でも年上のメンバーに高い要求をシンプルな言葉で述べれるし(あくまでも公に上がってる中でしか私は知らないが。)

メンバーがみんなで俺らすごいじゃんって言っててもまだまだ上いけるよなって言い切ることができる。

だから彼はエースであり振付師でありダンサーでありながらリーダーを担えるのだ。

なんとも器の大きな男である。

高尾颯斗のダンスを

いつ見ても

展開がわかってても

「かっけーな」と心から思ってしまうのは

彼のかっこいい生き様を見てるのが魂とかエネルギーとか見えない何かのレベルで出てきているからじゃないかと思う。(なんだよそれ。笑)

彼について勝手に考察しながら

自分の人生について再度考えさせられるアラサー女であった。

東洋のニジンフスキーにはしばらく、どれくらい先までかはわからないけど翻弄され続けたいと思う。

彼が日の目を浴びる時までには

(そんなの時間の問題である。)

私も自分の人生に答えを見つけれたらいいなと思う。

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