理解出来ないとき微笑む人

何かを理解出来ないとき、自嘲的でもなく自衛的でもない、優しい微笑みを出す人がいます。
普通であれば顔をしかめたり眉間にシワを寄せたりこわばった表情になるところを、穏やかで、優しい気持ちになったときにだけ出るはずのその微笑みを見せてくれる。

守りたい笑顔とはこのことだったのです。

もしも空から矢の雨が降るのならば盾になり貴方を守りましょう。
その結果、血だらけで倒れ込み息を引き取ろうとする私の状態を見ることになったのならばひとつお願いがあります。


決して泣かないで。

貴方は何一つ理解出来ないフリをして、私に微笑みかけて。


結婚しよう。

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