メッセージ性の高い闘牛

女の小さい小さい苺柄のパンティで行う闘牛だけが平和だ。

両手の人差し指と親指でつまみ広げたパンティを、したり顔の横に持つ闘牛士。
なかなかどうして変態なのだが、それに鼻息荒くして突進する牛も状況的には変態だ。
それを見て熱狂している観客たちも、一人ひとりが何に熱狂しているのかはよく分からない。が、立派に変態をしている。
みな変態だ。


だからみんな仲間だ。
これは偶然だが、みんな真顔が面白い顔をしている。

実際そうやって行われる闘牛は、闘牛士がすぐ牛に半殺しにされてしまうので、本来の闘牛の楽しみは何一つない。
牛の角に引っかかって奪われたパンティが、たまに脚を通す部分に両の角がきれいに入ったら牛がそれを嫌がって頭を振る。
その様子を「葛藤する変態」と呼ぶ。
そのとき少し笑いが起きるくらいだ。

動物虐待に反対します。


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