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体調を崩しまくった3月

 2024年3月31日

 今月の真ん中で,久しぶりに酷い風邪を引いてしまった.治ったと思ったら,三日前に食中毒になった.原因は分からないが,おそらく前日に食べたレバーの火の通りが甘かったのだと思われる.

 新井さんに「自分で作った料理で食中毒になる奴には同情できない」と言われた.ぐうの音も出ない.

 食中毒の症状はひどかった.朝,気持ち悪さで目が覚めた.そこから,トイレとベッドを行き来する.症状に伴うエネルギーの損失がひどい.すごく疲れる.疲れるけど,ずっと気持ち悪い.

 シュワシュワ魂というライブに出る予定だったが,僕のせいで出られなくってしまった.社会人は無理してでも仕事をするものだと思うから,情けなかった.体調管理も仕事の内と言うが,身をもって知った.

 病院へ行った.ふらふらだった.症状が治まるまで水分も取れない.吐き気止めと胃腸薬と鎮痛剤を渡された.何が原因であれ,対症療法しかないらしい.

 帰りにのどの渇きを我慢できず,OS-1などいろいろ買った.めちゃくちゃ美味しかった.すぐに一本飲み切った.お腹も空かないので,とりあえず眠った.

 熱で目が覚めた.時刻はまだ二十時だった.関節も痛い.調べたら脱水症状でなるらしい.食中毒を侮っていた.この症状が一番つらかった.ズキズキと鈍い痛み.暑いのに寒い.どうやっても気を逸らせないし,寝られない.

 だんだん腹が立ってきた.痛みと熱に自分に.せっかく風邪が治ったのに何をしているんだろう.なので,むちゃくちゃに水を飲んだ.毛布と掛け布団で身体をぐるぐる巻きにした.

 無理やり寝た.早朝起きると,熱も痛みも治まっていた.整ったような感覚に陥った.この日はラ・ママというライブがあるので,なんとかこのまま体調を維持すべく,再び眠った.


 ここからもう一回熱が上がったが,また下がり,休むことなくライブには出られた.でも,明らかに声が出なかった.間も変だった.それも含めて,自分の至らなさが身に沁みた.

 楽屋では,同期のペンた丸さんとずっと喋っていた.全然関係ないが,昔よりもペンた丸さん,お洒落になっている気がする.本人は何となく言っていないが,そんな気がする.


 今日は柿田さんが結婚式に出席するらしく,僕と新井さんで作業をしていた.三日後にあるお笑い20分ネタ祭り!というライブでやるネタに必要な音源を作っていた.二人とも互いの家で電話しながら五時間ぐらい作業していた.途中,新井さんの家のwi-fiが悪くて,何回か電話が切れた.

 余談だが,新井さんの家はすごく狭い.一つの部屋の中に,申し訳程度の窓一つと,変なトイレとシャワーと小さいキッチンのみ.6畳もないんじゃないか.トイレとシャワーは一つの個室内にあるのだが,付属の洗面台をスライドさせることで,トイレとシャワーを切り替える仕様になっている.珍妙である.


 体調はすこぶる良い.全力で声が出せるのが良い.あとは前の状態に戻すのみ.

 余談.ジッタリン・ジンの「プレゼント」という曲を聴いている.

「あなたが私にくれたもの ○○○」という歌詞が八回あって,それが三セットある.基本的には○○○は物なのだが,それぞれのセットの八番目は物ではない.

 それぞれの八番目について.一セット目は「シャガールみたいな青い夜」,二セット目は「夢にまで見た淡い夢」,三セット目は「あの日生まれた恋心」.格好良すぎる.

 シャガールみたいな青い夜.シャガールといえば,青い絵が有名で,シャガールブルーという言葉があるくらい.そんで,あの夢と現実が混ざったような画風も踏まえて,恋の熱で浮かされている時の見えてる世界を想像してしまう.

 夢にまで見た淡い夢.なんだこの表現.場合によるが,一つの文章で,直近に同じ言葉をあまり用いないようにしていた.でも,ことこの表現に関しては,むしろ素敵.恋の結果が残念なものだったからこその表現か.音にしても気持ち良い.

 あの日生まれた恋心.直球ではあるものの,この表現は必要な気がする.全てを捻ってしまうと,なんとなくは分かるけど,はっきりとは分からない状態になる.この表現があることで,はっきりと恋をしていることが分かる.これもまた,音にすると気持ち良い.


 どんな歌が好きかと訊かれたら,今までは半音上がる曲とキーボードが目立つ曲だった.最近はそれに加えて音にすると気持ち良い曲が好き.さとうもかやマカロニえんぴつなどは,音にすると気持ち良い曲が多い気がする.

 さとうもかは「melt bitter」,マカロニえんぴつは「零色」が好き.

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