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やらねば

 2023年10月6日

 昨日は,一日中カラオケでネタ練習した.今日は,大学へ行ってから,バカ爆走という事務所ライブに出させていただいた.


 カラオケには,真っ赤な上着を着ていった.高校時代,親が買ってきてくれたモノなのだが,赤すぎて恥ずかしく,着ることが出来なかった.でも,せっかく買ってきてくれたから,ずっと持っていた.七年間も持っていた.

 冷え込んできて,衣類を整理したら,その上着が出てきた.うーん,恥ずかしいと思っていても,他の人はそこまで僕を見ていないし,そもそも,街中の人なんて,その日限りの対面だ,あの人恥ずかしいと思われても,その日だけの話だ.七年間で,見た目も考え方も変わった.よし,着てみよう,そう思ったのだった.

 ただ,カラオケの部屋に入って最初に,柿田さんがなんでそんな派手な上着を着てきたの?と聞いてきた.それでもう恥ずかしくなってしまった.でも,僕は着る,着るぞ.ちなみに,お気に入りの服は,誰にも見られないように,夜の散歩の時にだけ着ている.


 ネタ練習は十九時まで行った.その後,ネタの衣装を探しに,三人でGUとドン・キホーテへ行った.でも,全然見つからず,結局,僕の私服で代用することとなった.

 少し頭が痛かったので,自炊を休んで,何か食べて帰ることにした.ただ,ネタの小道具である横長ホウキを持っていて,これを持ったまま,お店に入るのが恥ずかしかった.それを新井さんに言ったら,ついてきてくれることになった.ありがたい.なので,新井さんと二人で中華そばを食べた.


 目の下も痛くて,なんか痛いところが多いなぁと思いながら,家へ帰り,お風呂に入り.歯磨きをして,ベッドに入った.少しだけ,江國香織「神様のボート」を読んだ.江國さんの文章は,人のぬくもりが感じられて,この季節によく合う.


 来週に卒論の中間発表会の予行練習があるので,プレゼン資料を作らないといけない.それなのに,卒論のデータ集めに奔走している.ぎりぎりまで粘ろうとは思う.

 バカ爆走の会場に着いた時,まだ卒論の事を考えていたので,一旦リフレッシュしようと思い,パンを買って食べた.

 オープニングトークを先輩のキャプテンバイソンさんとやる予定だったので,ご挨拶して,いつも通り普通に話していた.そうしたら,あっという間に,開演時間になってしまった.

 トークを終え,出番も終え,中トークも終え,楽屋に戻った.平場もネタもこんなにも連続すると,かなり集中力が必要だった.他の人は,もっとリラックスしてできるのだろうけれど,複数の事をするのが僕はどうしても苦手.それぞれちゃんとした出来にしたいから,ぐっと集中するけれど,力が入ってしまったら,それはそれでだめで,難しい.でも,やってみる.


 楽屋で,荷物を整理していて,ふと「神様のボート」を開いてしまった.電車で読もうと思い,持ってきていた.そこから,気になって,片膝立ちで読み始めてしまった.しばらくしたら,春日向のようにの五十嵐さんに,引っ越しの最中みたいだよと言われて,確かにそうだ!と思った.

 その後,雨傘のオサナイさんに飲みに誘われたので,行くことにした.一年目の人と行くらしい.楽しそうだなと思った.

 ライブが終わり,大所帯で行った.ソルトレイクの佐藤さんと新井さんとスネークヘイズの金城さんと一旦岡崎さんもいた.

 みんなの会話を聴いているだけで,楽しかった.賑やかで,みんな元気だなぁと思っていた.トツカミツカのあわさんと金城さんと話していた.アンパンマン談義に花を咲かせていた.どうやら神回が放送されていたらしく,アンパンマン界隈で話題になっていたそう.ジャムおじさんの過去編か.知らない世界で興味深かった.


 店を出て,駅まで,みんなでぞろぞろ行った.僕らの声に負けないぐらいの喧騒が広がる新宿は,色も光も多くて,これからも慣れることは無いだろうと思った.



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