見出し画像

ハンバーグを作った

2024年3月13日

 昨日は,カラオケでネタの練習をした.久しぶりに三人でわいわいしながらネタを作った気がする.今日は,ヤンヤン魂というライブに出させていただいた.家に帰ると若干体調が悪くなりそうな気配がしたので,早めに寝た.

 初めてハンバーグを作った.ハンバーグは好きだ.肉の塊がダイレクトに伝わってくるのがいい.口の中でどこに行っても肉の味.でも子どもの頃は大嫌いだった.家族でハンバーグのお店に行っても,僕だけ絶対に食べなかった.新井さんにこれを話したら,「ハンバーグが嫌いな自分,格好いいと思ってたんでしょ」と煽られた.そんなことはないし,何故嫌いだったのかも分からない.マヨネーズも嫌いだった.シゲキックスと練りわさびが好きだった.

スーパーで買った材料を並べて,開始.銀色のボウルに牛ひき肉,牛乳,卵などを入れて,手のひらで押していく.勢いを間違えて,何回かボウルの底まで押し切った.

手袋をしていたから,感触から想像する手のひらの状態(べとべと)と実際の手のひらの状態(さらさら)の乖離具合に手が酔う.前にメキシコ料理屋でバイトしていた時も常に手袋をしていないといけず,気持ち悪かった.注文が落ち着いたら,陰で手袋を外して,感覚を取り戻していた.

 右手から左手へ,赤い塊を投げる.今度は左手から右手へ.テレビで見たようにスパンスパンとラリーは続かない.全然空気が抜けないし,固まりもしない.

手首に変に力が入ってしまう.腫物を触るようになってしまう.中学校の頃,サッカーの授業を思い出す.ボールを蹴るのに,どうしても腕に力が入ってしまい,フォームがでんでん太鼓みたいになっていた.腕が痛かった.

実技テストの時,先生にそのフォームでシュートするなら減点するぞと言われて,気を付けたがやはりだめで,でんでん太鼓で蹴った.減点ですと言われた.

 とりあえず,塊を全部焼いた.水を入れて,アルミホイルのふたをする.しばらくして見ると,フライパンの上でバラバラになっていた.何かあった時のためにコンロの前にずっといたが,いつバラバラになったか分からなかった.でも,美味しそうだった.

 味は美味しかった.でも,味と労力が釣り合わないと思ったので,これからハンバーグは外で食べようと思う.

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?