【映画本】みんなの恋愛映画100選
ごきげんよう。雨宮はなです。
今回は映画関連書籍の紹介をします!
今回紹介するのはこちら。
『みんなの恋愛映画100選』
(本の詳細は↑URLよりAmazon商品ページでご確認ください)
映画好きのための絵本のような
この本の前作に『みんなの映画100選』があるのですが、とても細かい仕様変更を除けばつくりは一緒です。
主な構成要素は3つ。
1.シーンイラスト
2.紹介/解説分
3.著者が選ぶ「名セリフ」
その作品で印象的なシーンがイラスト化され、作品とそのシーンに関する紹介文/解説文があり、名セリフが紹介されています。
この簡素なつくりとおしゃれな感じに「イイネ!」となり、サクッと購入を決めたのでした。
どれくらい「みんな」向けか
「みんなの」というからにはさぞ有名な作品が連なって紹介されているのだろう!あの作品はどんなシーンとセリフが紹介されているのかな?!
…とわくわくしたのもつかの間、紹介作品一覧を読んで「期待してた感じとはなんかちょっと違うらしいぞ」という認識に改まりました。
私は、この本が云う「みんな」とは一般的な老若男女ではなく、著者と同じ程度映画が好き(もしくは精通した)な人を指していると感じました。
この本にある映画をさらっていけば有名な恋愛映画をおさえられるか、恋愛映画通になれるか、というとそんなことはなかったです。
むしろ、映画は好きだけどそんなに多くの作品を観ていなくて、自分ではコアな作品に出会いにくい人のためのガイド、といった感じです。
恋愛映画の紹介ではなく、「映画内の恋愛」の紹介
まぁ、それでも恋愛映画を紹介してくれるってことだから!どんな恋愛シーンやセリフを楽しめるのかな~。
…というわくわくは、「これって、恋愛映画なんだろうか?」というもやもやに変わっていきます。
考えた末に私が出した結論は、この本でされているのは恋愛映画の紹介ではなく、「映画内の恋愛」の紹介だ、ということでした。
そもそもジャンルとして恋愛メインの映画をとりあげていなかったのです。
確かに様々な設定や状況の中で登場人物が恋愛していますが、一見では恋愛だとわかりにくいものも多く、肩透かしをくらったなというのが正直な感想でした。
出会えてよかった恋愛映画
自分ですでに観たことのある映画を除き、この本に紹介されている作品の中で「出会えてよかった」「この作品はとても好き」と思えた作品を紹介します。
監督:リチャード・リンクレイター
主演:イーサン・ホーク&ジュリー・デルピー
『ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(ディスタンス)』
派手なデートシーンやお金のかかったできごとがあるわけではありません。
ただ、男女が歩いて会話をするだけ(ちょいちょいご飯やお酒を挟むものの)。
でもそれがまさしく恋愛を表していると思うのですよ!
視線の向け方、歩調、話題の持ちだし方…etc.etc.etc.…
相手と会話するのが怖くなったときに背中を支えてくれる、いつ・何度観ても色あせない恋愛映画です。
監督:ジル・ジュンガー
主演:ヒース・レジャー&ジュリア・スタイルズ
『恋のからさわぎ』
今は亡きヒース・レジャーによる、現代版『じゃじゃ馬慣らし』です。
何かを諦めること、本音を隠して物事を考えたり対処したりすることに慣れている人には刺さる!沁みる!!
この作品以降、ヒース・レジャーは出演作品をより慎重に選ぶようになったらしく、彼が出演する貴重な恋愛映画です。
監督:スティーブン・チョボスキー
主演:ローガン・ラーマン
出演:エマ・ワトソン、エズラ・ミラー
『ウォール・フラワー』
一本の作品の中に、様々な立場の恋愛が詰まった恋愛映画です。
男側の恋愛、女側の恋愛、ゲイの恋愛…大混線、大渋滞が避けられなさそうなもりだくさん具合ですが、主人公の少年を軸にしっかりとブレることなく展開されまとめられています。
私はこの作品でエズラ・ミラーを知りました。
とても美しくて、目が離せなくなる存在感のある役者さんです。
100作品、観てみた
↑こちらに掲載作品をまとめました。
後々、映画紹介記事を書いた際にその記事とリンクさせていく予定です!
2020/11/04現在…まだあと27作品残っているよ!