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映画『セフレの品格』のキャラクターを紹介してみた!

ごきげんよう。雨宮はなです。

明日、7月21日(金)に映画『セフレの品格(初恋編)』が公開されます!
面白い理由はいくつもあれど、やはり個性的で憎めないキャラクターたちが大きな理由の気がする!
ということで、今回は初恋編に登場するキャラクター達を紹介します!

※若干のネタバレを含みますので、気になる方はこの先の閲覧をおすすめしません。

映画『セフレの品格』公式サイト


1.森村抄子(演:行平あい佳)

抄子ってこんなキャラ

この物語の主人公であり、バツ2のシングルマザー。
若くして結婚したためか、最初は割り切った関係に気づくことすらなく擦れていない少女のような精神を保ったまま母親になった女性。

抄子を演じる行平あい佳さんの、ココがすごい!

少女にも女性にも、母親にも見えるのがすごい!
演じてらっしゃる行平あい佳さんの演技力があってこそなのですが、何かショックがあったときなどは一気に老け込んで、しっかりと「オバサン」が見えてきます。
一方で、一樹に翻弄されているときの「一樹ぃ……」とうっとりした表情や声色は鬱陶しいほど処女らしさを含んでいて、「ああ、馬鹿だなあ。でも、恋愛ってそういうもんだよね」という気持ちにぐいっと引っ張っていってくれます。

2.北田一樹(演:青柳 翔)

一樹ってこんなキャラ

抄子の初恋の相手であり、バツ1の産婦人科医。
結構な過去を持ちはするものの、それを乗り越えるのではなく誤魔化すことで擦れに擦れてしまった可哀そうなクズ。

一樹を演じる青柳翔さんの、ココがすごい!

原作漫画とはだいぶ違うタイプの外見ではあるものの、「一樹」というキャラクターとして違和感がないのがすごい!
よく「原作に則ったヴィジュアルを!」と求められがちですが、原作ファンの方もまずは一度観てみてほしい。
見た目が変わるわけでも、地位を失うわけでもないのに、どんどん魅力が減っていくように思える……、だけど、ちゃんとかっこいいのはなぜなんだ?
見た目の魅力と、人間としての魅力が違うっていうのを演じられるのはすごいことだと思います。

3.新堂華江(演:片山萌美)

華江ってこんなキャラ

抄子の同級生であり、親友。
ある病気の治療後のケアで、抄子より先に一樹と再会していた。
「女性」であることはメンタルだけでなく、フィジカルの問題でもあるのだと実感させてくれる女性。

華江を演じる片山萌美さんの、ココがすごい!

身に着けるモノの女性らしさに始まり、病気や夫で弱った心、下ネタまじりの親友ならではなトークなど、「女性」としてのいくつものテンプレートをバラつきなく見せてくれるのはすごい!
どれかが得意、とかじゃないんですよ。「どれもが華江です」ってしっかりわかる。
抄子との比較だったり、観客の代弁者的な位置になることもあるキャラクターだから、抄子と同じ存在感じゃないと安心して観られない難しい役だと思います。
ヴィジュアルの上品な華やかさも華江にぴったり。

4.栗山(演:新納慎也)

栗山ってこんなキャラ

抄子の上司であり、勘違い激しめな男性。
本来であれば、常識人。
抄子と一樹の関係が世間的には褒められたものではないのだという視点を保つキャラクター。
女性への価値観等が昭和からアップデートされていないため、非常にいや~な気持ちにさせられることもある。
が、段々暴走していくにつれ、おかしさも増す彼が可哀そうだしかわいい。
愛すべきクズ。

栗山を演じる新納慎也さんの、ココがすごい!

栗山を「愛すべきクズ」でいさせてくれる演技力がすごい!
原作漫画ではただの勘違いセクハラ上司でしかない栗山というキャラクターを、コメディにしているわけではないのに、おかしみのある描写で「人が一所懸命な様子がおかしく見えることもある」というのをスクリーンにのせてくれたのは、もはや偉業。
きれいなお顔が悪意で歪んだときのぞっとする感じはぜひスクリーンで観てほしい。

さいごに

今回は「初恋編」に登場するキャラクターを紹介しました。
前回の記事【試写レポ】『セフレの品格』連続上映試写会【17_2023】で紹介した、山田咲(演:髙石あかり)は「決意編」に登場するキャラクターです。
ですが、初恋編の抄子と一樹を眺めてからのほうが彼女の登場と介入がより活きますので、ぜひ「初恋編」からご鑑賞ください!

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