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映画『To Leslie トゥ・レスリー』が思いのほか刺さった件。

ごきげんよう。雨宮はなです。

6月23日(金)にスタートした新作で私が初日鑑賞に選んだのは、『To Leslie トゥ・レスリー』でした。
ムビチケ前売り券をポイント利用で購入したので、金曜日にも関わらず1000円で鑑賞できちゃいました!

作品について

子供を第一に考えられない親っていう設定がすでに大嫌いなので、「嫌いな主人公を眺めるだけで終わるかな」と思ったのですが、
思いのほか刺さったし、自分もまだどうにかなるかもと思えました。

映画『To Leslie トゥ・レスリー』公式サイト

クズ人間は、素質と環境でできあがる。
その人をその人たらしめるのは、本人の自分への認知や扱いの前に、周囲からの扱いなのだと教えてくれる作品でした。

自分の行いを悔いるのは自然なことだけど、そこから離れて「改める」とか「進む」コマンドを選ばないと、周囲に固められたイメージの自分のままいることになってしまう。
レスリーはとても怖い状態に生きていたのでした。

自分が自分を扱ったように他人に扱われる

逆もまたしかりですが。
ひとって、自分が自分を扱ったように他人に扱われるし、他人からどう扱われたかで自分の評価を変えてしまったり、その姿に合わせに行ってしまうんだなって。
本人の素質ももちろん関係しますが、この作品では環境の影響が大きいぞって語られている気がしました。

レスリーがスウィーニーに会った奇跡、彼がレスリーを見捨てなかった誠実さに、自分まで救われたような気持になりました。

一方で、地元の元友人であるナンシーは最初から最後まで嫌な奴で、「そういうのもいるよ」って役割なのかなと。
いくら「私たちだって哀しかった。赦せないことがある」としても、彼女のとった方法や態度はアウトだし、稚拙でした。

「お酒を飲まない、真っ当に働く自分」を手に入れるためには、自分がそのように自分を扱い、他人にもそう扱わせるしかない。
その努力は外から見たらすごく小さかったり、近所迷惑なものだけど、レスリーにとっては人生を決めるとても重要なもので。
きっと、スクリーンのこちら側にいる私たちにも同じようなことがあるんだと思います。

さいごに

明日は水曜日で、多くの映画館がサービスデーを設けています。
ぜひ、仕事帰りだったりオフのお楽しみに、映画館で観てみてください!

レスリーと自分を重ねて希望を見出す『To Leslie トゥ・レスリー』は6月23日(金)より上映中!


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