見出し画像

【試写レポ】『ザ・ウォッチャーズ』最速“覗き見”プレミアイベント【07_2024】

ごきげんよう。雨宮はなです。

ワーナーホラー部さんによる監視者募集キャンペーンに当選し、試写会で鑑賞させていただきました。
ありがとうございます!

※ネタバレを含みますので、気にされる方は鑑賞されるまで読まないことをおすすめします。


作品について

あのM・ナイト・シャマラン監督の娘さんが長編監督デビューということで気になっていた人も多いのではないでしょうか。
あまり親子関係に注目したり比較するのはよくないと思いつつも、父との相違点と共通点はどうしても気になってしまうところ。
私の感想は、やはり親子でありながら性別の違いがにじみ出ている、というものでした。

映画『ザ・ウォッチャーズ』公式サイト

特徴①どんでん親子

どうしてもどんでん返しがしたいのかな、という印象がありました。
登場人物や描写を観察していれば、正直、なんとなくでも「こうだろう」という予測は尽きます。
けれど、その理由や理屈は見えないままずっと進む。
見えた後にも展開が続いて、落としどころにたどり着くまでのマラソンはペース配分が難しかったです。

特徴②女性ならではなのか、セクシャル描写がない

私にとっては嬉しいことにセクシャルな描写がありませんでした。
父シャマランの『OLD』は最悪で、体だけ大人になってしまった子供たちがわからないまま本能に従って性行為に及びあげく妊娠するというシーンがありました。
もう、気持ち悪すぎて。
今作はついたてもない建物に男女が暮らすのだから、そういったシーンがあってもしかたないと思っていたのですがそのような危険を感じるシーンはなく、“ウォッチャーズ”の謎に集中できました。

試写会について

監視され芸のクロちゃんさんと、ヒロインと同じ28歳で“森”が名前につくというだけで選ばれた森香澄さんによる舞台挨拶がありました。
司会者の方がものすごくアメリカンなノリで面白く、あれぞ正しく“フランク”な対応といった感じでした。
クロちゃんさんは非常に仕事人で、自分の芸がわかってるんだなぁと感心しました。

さいごに

がっつりホラーは苦手だけどちょっと怖いもの見たさがある人で、ミステリ系の「わからない」状態を楽しめる人が楽しみやすいんじゃないかと思いました。
一人でじっくりでもいいけど、気兼ねなく感想を言い合える相手と観に行ってその後でお茶するくらいがちょうどいいかも。

子シャマランの自己紹介的作品『ザ・ウォッチャーズ』は6月21日(金)より上映中!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?