(日常で思うこと)味のないニラレバの味
当時、僕は仕事に追い詰められていた。
人手と資金が不足していたプロジェクトをギリギリのスケジュールで半ば強引に進めながら、納期の遅れた委託先を責め立てたり、ちょっとのミスにも大きな動揺を感じていた。
毎日、最終電車で帰宅して仮眠を摂る。朝は、冷蔵庫にストックしてある缶コーヒーを流し込んで出社する日々。食事は作業の片手間に食べられる小さなサンドイッチや、短時間で済ますことのできる立ち食い蕎麦がメインだった。
ただ、週に1回はニラレバを食べるようにしていた。
健康に