「しあわせメロディーズ」について
ameiroです。
本日は2023年4月4日に公開したオリジナル曲「しあわせメロディーズ」の制作秘話などを語りたいと思います。
動画
制作経緯
この曲は、「sentimental night sky」以降、4つ打ちのデジタルなサウンドの曲が続いていたので、流れを変えるために「次に公開する曲はバンドサウンド主体の曲にしよう」と思い制作を始めた曲でした。
昨年のブラックフライデーのセール時に、プロの作編曲家で愛用者の多いドラム音源「BFD3」を購入していたのですが、前述の通りこの数ヶ月はデジタル系の曲が多く生ドラム系の音はほとんど出番がなかったので、この曲が公開曲としてははじめて本格的に使用したものとなります。
それ以外にもバンドサウンド系を上達させたいと思い、特にアレンジで新たな挑戦をしようと様々な場面で今までにない手法や新規音源を取り入れることにしました。
制作にあたって
作曲・アレンジに関して
ameiroの制作するバンドサウンドとは?という点でしっかりと解答を出したいと思い、作曲に関してまず心掛けたことは
「カラフルカスケット」と「そらいろラブレター」の流れを汲み、現在の作編曲知識を盛り込むこと。
この2曲を意識したメロディラインにしつつも、当時の自分では作れなかった展開やコードを入れたりしています。
そしてアレンジ面でも2023年の自分が作れる音を!と新要素満載にしたのですが、ここで「幸福感」というイメージが舞い降りてきました。
幸せを感じれる場所とはどこなのか…制作中に色々と模索しながら考えた結果が歌詞に反映されていますのでこの点は後述いたします。
「カラフルカスケット」や「そらいろラブレター」はピアノと生っぽいドラムが前面に出た曲だったので、ギターを強めにしてよりバンドサウンド感を出したり、メロ部分ではブラスを入れたりと、音のバランスで差別化しています。
そして制作経緯にも書いたBFD3の起用。今までほぼ打ち込みだけでリズムを作っていたのですが、ベロシティやタイミングを自動でずらして生演奏っぽさを出すことができるようになったのでよりリアルな感じになりました。
クラッシュシンバルの音だけは打ち込みっぽい響きが欲しかったので別の音源を使用し、それ以外のバスドラム、ハイハット、スネア、タム等はBFD3を使用しております。
作詞に関して
歌詞のテーマは編曲時に「幸福感」を題材にしようと思い付いたと前述いたしましたが、歌詞を書き始める時に浮かんだ景色は、
四つ葉のクローバー
庭園
小鳥の囀り
といった感じでして、庭園がある場所…どんな場所かな…と連想していくうちに、「都会の喧騒から少し離れたところにある屋敷」のイメージが出てきました。
庭園で歌う小鳥を見て、歌い出したくなったお嬢様が庭園に踊り出し、そこで四つ葉のクローバーを見つけました。これは幸せなことが起こりそう!といった感じで書き進めていたのですが、サウンド面でお嬢様のようなエレガント感を表現するのは強引かな…とも思ってしまい、庭園のイメージはそのままで庶民的な雰囲気を感じられるように、と考えて…
最終的に整った主人公像は、ゲストを迎え入れる感じの西洋館。そこで様々な来客者をもてなす使用人。クラシカルなメイド服とか着ていたらいいかもね。
そんな彼女は庭園に訪れる小鳥たちの囀りを聴くのが好きで自分自身も歌うことが好き。だけど自分ひとりでは歌声は小さくて誰にも届かないかもしれない、そんなことを思っています。
しかし、様々な来客者を通して歌声を重ねていくうちにハーモニーとなっていく。そうして微笑みがループして、ここが「幸せの場所」となる。そんな場所に四つ葉のクローバーを見つけた…といった感じです。
タイトルは「そらいろラブレター」のようにひらがなとカタカナで表現したいと思いストレートにわかりやすいものにしました。
そして千冬ちゃんに歌わせる時は、使用人らしく今までより大人っぽい歌い方になるようにパラメータをいじりました。
イメージ的にメイド服を着せたいと思ったけど、メイド服の立ち絵は「promissory star」で使用済みなので3ヶ月で再使用するのもなんだかなと思ったので採用を見送ってしまいました。
実際、この歌詞のコンセプトに近いメイド喫茶とかあったりしますし。洋館がメイド喫茶になったら行ってみたいかもしれません。
最後に
様々な点で新たな挑戦を行った曲ですが、過去曲の流れを汲むこともコンセプトだったのでameiroらしさのあるポップネスが詰まった曲に仕上がったかなと。
自分の作る曲は最近のポップミュージックと比べると若干古臭い感じで「平成のJ-Popやアニソン」のような感じが大半ですが、これを自分の得意分野として続けていきたい!と考えております。
そして夏ごろになると思いますが、準備が整ったら合成音声ボーカル曲のアルバムをダウンロード形式で出したいと企画しておりますので、ご期待ください!
歌詞
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