「赫影」について
ameiroです。
本日は2024年9月9日に公開したオリジナル曲「赫影」の制作秘話などを語りたいと思います。
動画
制作経緯
先月、X(旧Twitter)でYocco18関連のフォロワーであるRusurさんとことだまーとさんとで、オフ会のようなことを実施いたしました。
その際に、曲作りについての話などを行ったり、以前からRusurさんと行きたいなと思っていたANCHOR rainbow port tokyoに3人で行って自分の好きな作品のことを語ったり…といった感じの充実した1日を過ごしました。
その時に東京都庁の展望台に行った時に今後の曲作りのことなどを話している時に、Rusurさんが「音ゲー曲みたいなのが聴いてみたい」と仰っていて、自分は「自分の作る曲は音楽ゲームに収録するとしたら高難易度曲になりそうではないな」と改めて思い、そこから「音楽ゲームに高難易度曲として収録しても良さそうな曲」という着想を得ました。そのときにRusurさんから提示された案をもとに、自分なりの解釈を入れて作り始めました。
ここからは曲の公開タイミングの話になりますが、元々次回のデジタルアルバムの収録曲として作ろうと考えていたのですが次回作のコンセプトのひとつが「ツインボーカル」だけど、ツインボーカルよりもソロのほうが映えるかなと思い、花梨ちゃんの誕生日が近いということで初めてお祝いするのに間に合わせるために書き進めました。カッコいい曲を歌うのも似合いますね…!
制作にあたって
作曲・アレンジに関して
前述のような経緯で得たリファレンスが、「サビ部分でキックが強くなる」「BPMは150台くらいで、速すぎず遅すぎず」だったので、ハードスタイルとユーロビートを合わせたようなドライブ感のある雰囲気を目指しました。
ユーロビートっぽい感じのメロディラインを意識しましたが、音を入れていくとトランスやハードテクノに寄ってしまったので構成に工夫したりしてユーロビートとはまた違った展開にしました。
自分は音楽ゲームだとbeatmaniaシリーズの曲をよく聴いたり、ゲームセンターでプレーしたりしているのですが(ゲームの腕前に関してはそこまで上手くありません…)、個人的には2010年代くらいの曲のイメージで作りました。
作詞に関して
曲を作り進めているうちに花梨ちゃんボーカルで仕上げることが決まり、「これは炎属性かな」とふと思ったので、炎属性感のある熱い熱い歌詞を書くことにしました。
夢を求めて訪れた世界は欲望に渦巻いていて、いつの間にか自分を理不尽に追い詰める居心地の悪い場所に変わってしまっていた。そんな世界を変えたい…といったイメージを、夕焼けや燃える炎の「赤」と重ねて、夜≒世界の負の面が訪れないように、夕陽が落ちる前に、立ち向かっていこう。といったことを想像しながら歌詞を書きました。
曲名は「あかかげ」と読みます。夕陽の下に映る影が最も美しい。夜が来たら闇に飲まれてしまう。そんな思いを込めてこのタイトルをつけました。音読みで「かくえい」でも良さそうだったけど、「あかかげ」のほうが曲名感あるなと思いこうなりました。
最後に
自分は、身体も弱く、色んな生活環境や病気に悩まされ、人並みの生活ができず精神的にも幼いまま大人になってしまったと思っています。
そうなってしまう前、大人になったら夢見ていた世界に足を運ぶことができるのだろうか?と思い様々な憧れを抱いていたのも事実です。
たぶん自分が自分、ameiroという存在のアイデンティティを保っていられる時間もそう長くはない気もしています。
そんな先の見えない恐怖や不安を「夜」だとすると、夜が訪れる前の「夕暮れ」は、自分が自分らしくいれる、でもそれは有限であるということも突き付けてくる、そんな時間なのではないかと思いました。そんな気持ちがこの曲の歌詞に現れたのかなとも自分で思っていたりします。
制作経緯で語ったオフ会では様々なインスピレーションを得て今後の作品の形に関わってきますので、その時にはまた言及すると思います。
Rusurさん、ことだまーとさん、改めましてありがとうございました!
歌詞
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