「エンドレス・ジャーニー」について

ameiroです。
本日は2023年3月11日に公開したオリジナル曲「エンドレス・ジャーニー」の制作秘話などを語りたいと思います。

動画

制作経緯

この曲は、元々友人にプレゼントするための曲(既存曲のリミックス)を制作した際に使った音をもっと掘り下げたいと思って制作を開始した曲でした。

透明感のあるピアノや、ゆったりとしたテンポ感を受け継いで、この季節にぴったりな曲を作ってみようかな…とテーマを考えて、浮かんだのは「卒業」「一人旅」というイメージでした。

そこから想像を膨らませて、「晴れやかではないけど前向きな卒業」をテーマに制作を開始しました。

今までに公開した曲はアップテンポなものが多かったので、ゆったり系の曲は新鮮なのでは?と思っていただきたかったというのもあります。

制作にあたって

作曲・アレンジに関して

制作経緯のところにも書きましたが、この曲は元々別の曲をアレンジした際に使った音から作り始めた曲です。遅めのテンポの4つ打ちで、明るい音…の流れを8割くらい引き継いで。
そのため作曲よりも音選びから先に作り始めたという今までとは違った作り方をしました。

のどかで牧歌的な雰囲気とピアノ&デジタルサウンドを融合させた春っぽさいっぱいのキラキラポップス、と方向性が固まって作曲を開始。
テンポ感やコード感も常に春を意識して…最初に浮かんできたのは人があまり乗っていない列車の中で心地よくしているような風景でした。
だけどそこに「卒業」というイメージが降ってきて、卒業式を迎えて、新たな旅を始めるような曲にしたいと考え、旅路は続いていく感を出せるメロディになるように心がけて作曲しましたね…

歌い出しはここだけのメロディで、当初、ここ以外は使わない展開だったのですが、アウトロで歌い出しの音に戻るような展開にしたら「卒業は終わりではない」みたいなイメージが出たのであんな感じに。

卒業シーズンですし、青春18きっぷ等でローカル線に揺られに行くって方もいらっしゃると思うので「3月」感のある曲調がうまく作れたかな…?

作詞に関して

前述の通り卒業ソングです。ですがただの卒業ソングになってはつまらないと思い自分がイメージした主人公像は

内気な性格で、一人旅が好きな女の子。学校内ではあまり友達を作ることはなかったけど、卒業は新たな旅への通過点なので寂しくはない。だけどもっと青春してみたかったな…というのが心の中の本音だったりする。

といったものでした。情報量過多で申し訳ございません。
お友達とワイワイしているのを見てうらやましいな、でも私にはできないや…みたいな気持ちを抱えながら卒業式を迎えるシーンを思い浮かべて、時間の流れも意識しました。

1番は卒業式の前日、2番は卒業式当日、大サビは卒業式を終えた後、を書いています。
自分の性格のせいでなかなか友達ができずアオハルできなかった、ちょっと寂しい。だからもし自分が魔法使いだったら自分を変えて友達とたくさん遊んで、恋愛して、青春を楽しみたかった…でも過ごしてきた時間は大切な思い出なんだ。そんな気持ちを感じていただければ嬉しいです。

曲名は、「卒業が終わりじゃない、これからも私の旅は続く」みたいなことを捉えたいと思い、そしてカタカナで書いたほうが主人公像に合うんじゃないかなとなってこのかたちに。曲名が決まってから最後の最後に歌わせることにしたので本当に旅が終わらない感が全開です。と言いたい。

最後に

自身初のミドルテンポ4つ打ち楽曲となりましたが、たまにはこういうゆったりとした曲も書いていきたいなと改めて思いました。バラードとかも作りたいな。

この曲を聴いて、青春時代を思い出してくれる方がいてくれたらいいな、と思います。

これからもameiroの描く風景が終わりなき旅のようになっていくように邁進してまいりますので、よろしくお願いいたします!

歌詞

ふりかえればそこにある 大切な瞬間を
忘れないように 描いていこう


木々をゆらすそよ風がいま 私の頬にも届いた
春の訪れは 少しせつない景色
夕陽に染まる駅のホーム 制服姿で並ぶ
にぎやかな談笑を 遠くで見送った

ねぇどうして時間は 一方通行なの?
こぼれ落ちる気持ちを抑えても とめられない
(My sweet memory)

さよならしたくない思い出に
刻んだ明日へのメッセージ
いつまで経っても愛おしい 風景をすべて詰め込んで
たとえこの季節が過ぎたとしても
変わることない歩幅で ゆっくりとゆっくりと進もう
旅路は続いていく この場所から


卒業式の朝 袖通す 着慣れていた制服も
もうお別れだね 寂しげに笑っては
ずっと横目で眺めていた きらびやかな青春を
憧れにしたままだったなと悔やんだ

ねぇもしも私が 魔法使いだったら
引っ込み思案だった 自分さえ変えられたかな?
(My little regret)

さよならしたくない風景に
描いた旅日記のページ
いつまで経っても色褪せない 物語を記してみたい
たとえこの季節が過去になっても
私の進む道は 決して途切れることなく
明日へと向かっている そう永遠に


さよならしたくない思い出に
刻んだ明日へのメッセージ
いつまで経っても愛おしい 風景をすべて詰め込んで
たとえこの季節が過ぎたとしても
ふりかえればそこにある 大切な瞬間を描いて
今日も私は進む エンドレス・ジャーニー

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