☆サマコレ2024☆#06「404 reincarnation of love」

ameiroです。
noteとX(旧Twitter)にて、新曲を公開する企画「ameiro's summer collection 2024」の6曲目で最終作、「404 reincarnation of love」の公開記事です。


楽曲概要

404 reincarnation of love
words & music : ameiro
vocal : SynthesizerV 夏色花梨

それは ふたつの交わり合う想いが
永遠に繋がっていることを 願う物語ストーリー


突然に襲い掛かる悲劇は 一瞬で幸せを奪い去って
立ち竦み絶望することしかできない
そんな時たどり着いた 世界の外側にいる少女は
カタチのない願いでも 奪うことができると聞いた

「愛する人を喪った」という現実ことを盗んで
止まったままの時間を もう一度動かせるのなら…

ずっと続くと思った 永遠を取り戻せたら
まだ知らない明日を見続けることができるだろう?
それは めぐりめぐる想いを紡ぎ続け 廻る
輪廻の奇蹟を 願う物語ストーリー


少女はわたしに云った
「死すべき運命さだめは奪えない」と
それなら 愛する人の"悲劇"を盗んできてほしい

「君が変わらず微笑んでいてくれたら…」
幸せが叶うというなら この身捧げても厭わない

ずっと続くと願った 永遠を諦めきれない
喪うことの怖さ知っても 笑顔が見たいから
それは 無限に繋がり合う想いが寄り添って
永久を探し出すための物語ストーリー


悲劇と再生を繰り返して 時間を重ねて
変えられぬ命が尽きる日まで 想いは廻る

ずっと続くと思った 永遠を取り戻せたら
まだ知らない明日を
見続けることができるだろう、これからも…

ずっと続くよう願った 永遠の愛があるから
結末のない時間を 生き続けていけるのだろう?
それは かちりかちりと 音を立てて刻まれていく
始まりと終りをめぐる物語ストーリー

ameiroからのコメント

この曲は、2年前に公開した「404 outside of the world」と同じ世界観の曲です。
outside of the worldを書く際に読んだ同人誌の続編が、昨年冬のコミックマーケットで発刊・頒布されたので、この新刊の物語を歌詞にしたいなと思っていたので、それを形にしたものになります。

物語の軸になっている、「世界の外側に住む不老不死の少女」を「お姉ちゃん」と呼び、会うことを楽しみにしている女子高生に対して、恋愛に興味を示しづらいことを悟った少女は「恋愛に絡んだ話」として、過去の依頼の話をはじめます。この曲はその「話」を主軸として書いた曲です。
少女は依頼された人間の望むものを(物理的なものだけでなく、「記憶」や「風景」といった形のない存在も)「盗める」という超能力を持っています。
そんな少女を訪ねてきた青年は「3年前に交通事故で亡くなった恋人の"死"を盗んでほしい」という依頼をします。しかし、「死すべき定めの存在から"死"を奪うことは許されていない」と自分でも不可能なことがあることを告げる。青年はそのかわりに「彼女の"事故"を盗んでほしい」と言うと、「あなたに"事故"を盗んでくるということは、あなたが"事故"に遭う」と告げ、「それは覚悟の上です」と条件を呑み依頼をする。その結果、「"生き返った"わけではなく、あくまで"事故に遭わなかった"」「そのあと、その人(青年)はすぐに事故に遭って亡くなった」という。
そして3年後、ある女性がこの青年と全く同じ内容の依頼と依頼理由を少女に告げた。この女性こそが最初の青年の恋人そのものだったのだ。そしてまた3年後に青年が同じ依頼をする…というループが繰り返され始めたのだった。(これは自分の解釈ですが、死んだ恋人を蘇らせるのではなく、事故で死ぬのが依頼者のほうになるように歴史を改変したが、少女に依頼してくる運命は変えられなかったということだと思います)
そして少女は女子高生に「彼らにとっては、いままでずっと、二人で幸せに生きているのです 彼らにとっては、これからもずっと、二人で幸せに生きていくのです」「ふたりに寿命による"死"が訪れるとき、そこで初めてわたしは依頼を断ることになるでしょう」と言い話を終わらせる。そして女子高生が少女の住処を離れる際、ある女性とすれ違う…といったところで終わります。

このエピソードから感じた「恋人の笑顔を大切にしたいと思う"愛情"」「繰り返されるループも歳を重ねることで途切れるという"死生観"」「歴史改変能力でも変えられない"運命"」といった部分を汲み取って歌詞を書きました。

曲のほうはoutside of the worldの続編になるような感じになるように作り始めました。ただ差別化したかった部分が色々あったので構想時点から変化があり今の形に仕上がりました。疾走感とファンタジックな展開にこだわっています。
ただ、歌唱難易度が非常に高い曲になった気がしますね…キーは高いわ、何度も転調するわでかなり大変な感じです。

この曲を持ちまして7月より展開してきた「サマコレ」を完結とさせていただきます。様々な曲調やストーリーを持つ曲を1曲ずつ公開するという自身初の計画でしたが、無事完走することができました。
niconicoもサービス再開しましたので、今月中に再開後初の動画投稿ができたらなど考えていたりします。

次回更新の記事で、サマコレ全曲のまとめと、今後についての発表をしたいと思いますので、よろしくお願いいたします!

ダウンロード

こちらのリンクからダウンロードできます。
利用ガイドラインに関しては、こちらの記事をご覧ください。


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