「liability realize」について

ameiroです。
本日は2023年8月5日に公開したオリジナル曲「liability realize」の制作秘話などを語りたいと思います。


動画

制作経緯

この曲は、「ボカコレ2023夏」に併せて1曲制作しようと考えて作り始めた曲でした。

しかし、投稿期間の週末にすでに予定を入れていたので、リアルタイムで投稿できるか不安になった結果、初めて予約投稿での公開を試みました。
ニコニコのプレミアム会員のような月額制のサービスは使用期間にその恩恵を受けれるかどうかで都度課金する派の人なので、投稿目的として初めてプレミアム会員に課金しました。

制作にあたって

作曲・アレンジに関して

作曲する際にまず考えたことは「ツインボーカルにしてみよう!」ということでした。

自分が現在の音楽コミュニティに関わるきっかけとなったfripSideがツインボーカルになったのもありますし、それっぽいのがいいかなと思い直球ストレートなサウンドと展開を目指し制作を開始。
ツインボーカルのボーカルの振り分けに関して、コーラスユニットのようにハーモニーを重視するか、交互に歌う感じにするか、など構図で迷った結果後者のほうがこういう曲調でウケるんじゃないかなと思い「ハモる部分は片方が下キーを歌う」構成にしました。

曲の方向性としては前述の通りなのですが、「この曲調が好きなリスナーはこういうメロディーや構成が気に入ってくれるだろうな」という気持ちと、「様々な要素を取り入れつつも、自分らしいサウンドメイキングにしたいな」という気持ちをぶつけてみました。
個人的に2サビからの間奏に入る部分が聴きどころです。

作詞に関して

「singing with this voice」の制作秘話でも語ったのですが、曲を作っている時に仮のタイトルをつけて制作をしていく…という傾向がよくありまして、この曲もそんな一曲でした。この曲の仮タイトルは「LR」
ツインボーカルとして制作するということを決めてから脳内に浮かんできたものは、磁石のN極とS極のような、対極するものが惹かれて繋がりあうといったイメージ。または、ふたつの歌声をまとった魂が浮かんでいる。それは横並びになっている。といった感じの風景でした。そこから「左右」という印象をメインに設けて「LR」としました。

描いた世界観は最初は歌声が重なっていく…といったイメージだったのですが、そこから発展してふたりの絆が生まれ、お互いを「守りたい」という気持ちが強くなったシーンを想像して歌詞を書き始めました。
サビの冒頭に「I just wanna realize」というフレーズを入れたい!となって、そこから想像を膨らませて、歌声で戦う美少女二人組な感じを構築していったのですが…ここでひとつ自分の中で考えが変わります。
この歌詞の主人公は「歌声を武器にしている」と決めつけちゃダメじゃないかな…と。
どんな主人公像かはリスナーに想像してもらいたい、と思い、「歌声」に関するワードを全て排除して、できるだけリスナーに主人公のイメージを思い描いてもらいたいと思えるようなワードを優先して入れました。

曲名は「realize」は絶対入れたいし、「LR」という仮タイトルで制作をしていたので「lなんとか realize」にしたいとなって辞書でぴったりな単語がないかなと思ったときに「責務」とか「義務」という意味の「liability」が歌詞中の「信念おもい」という重要なフレーズと一致したのでこうなりました。

最後に

ボカコレの開催時間に併せて投稿するという初めての試みなので、イベントを盛り上げていけるような、そしてライブで歌っていたら映えそうだなという風景を感じられる高揚感のある曲をリリースいたしました。
自分は2021年7月7日にオリジナル曲の投稿活動を開始して、ちょうど3年目なので、ルーキーのレギュレーションから外れて最初のボカコレになりました。

そして3年目にして、初のダウンロード形式のアルバム「empathetic melody #01」が、8月18日にリリースとなります!
14日の0時に全曲ワンコーラスずつ試聴できる動画が公開になりますので、リリース前に各曲について少しずつ語った記事を執筆できたらと考えております。
こちらも、よろしくお願いいたします!

歌詞

I just wanna be alive
「ずっと君を守りたい」
その信念おもいが永遠の絆になる
いま、此処から…!


君に出会う前の私 行く道もわからずにいた
だけどいまは違うってこと 確かに気付けたよ

過去のカゲに囚われ
時間は決して巻き戻せないんだと
悟った君の横顔が 私の胸を強く撃ち抜く

I just wanna realize
ふたり手と手重ね合って 引き金を引いた瞬間
信念おもいはきっとひとつになる
「君と同じ未来を歩んでいきたい」
そう思えた事実ことが まだ見ぬ明日を切り拓く


戸惑っている気持ちだけが 独り歩きした挙句に
選択肢を見失っていた 過去を振り切れたら…

利己的な自己保身ばかり並べた 私を変えてくれた
…かけがえない大切な、君のすべてになれるのならば

I just wanna be survive
永遠に守り抜く誓約ちかい
交わし合い 駆け抜けた戦場の果て 何が見える?
高く遠いソラから見下ろす景色が
ふたりの理想像であることを願い 飛び立つ


「More I should've known your side.」
君の時間を止められたら
もっと近くで寄り添い
微笑わらいあえるのだろうか?

I just wanna realize
ふたり手と手重ね合って 引き金を引いた瞬間
約束ねがいはきっとひとつになる
「君と同じ未来を歩んでいきたい」
その信念おもいが私のすべてになる 時を越えて…


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