「to our lost ending」について

ameiroです。
本日は2024年2月23日に公開したオリジナル曲「to our lost ending」の制作秘話などを語りたいと思います。


動画

制作経緯

動画投稿は3ヶ月ぶりとなります。
年末あたりから動画制作に関してなかなかクオリティ向上が図れず悩んでいて、なかなか新曲を投稿できずにいました。
2024年になってからもしばらく考え込むことが多かったのですが、何も難しく考える必要はない!と思い、シンプルでありつつも綺麗さを大事にした方向性で新年最初の曲を投稿することを決めました。

そんな中でボカコレ2024冬を迎えることになり、これに合わせて今年最初に投稿することに。
曲のテーマは「ストレートな気持ち」「青春の先に待つ不安」です。大人になることで人生に変化が起きることを、飾らない言葉で綴りたいと思いました。

制作にあたって

作曲・アレンジに関して

正統派ポップスの展開を重視し、きれいめな感じに仕上げることを意識して作りました。過去曲だと「エンドレス・ジャーニー」が世界観的にもいちばん近いと思います。
個人的に力を入れたのはAメロからBメロに入る部分です。あえて1小節切ることで次へのドキドキ感を感じられるようになるかなと思ってちょっとした変化を入れました。

アレンジはピアノのメロディから入れていくことにして、4つ打ちのリズムで透明感のあるキラキラした音を詰め込んできました。
「エンドレス・ジャーニー」と差別化するためにシンセなどのデジタルな音は控え目にして、ピアノを綺麗に聴かせる感じに。

作詞に関して

青春という限られた時間。人生の中でもごくわずかな時間。中学・高校の3年は長く感じても、大人になってからは3年などほんの一瞬で過ぎてしまう。長いようで短い青春の思い出を、どれだけ未来に残せるか。

そして、未来の先にある「結末」。青春時代に恋をした人と結ばれて幸せな生活を送ること、将来の夢として思い描いていた職業に就くこと。そんなことを誰もが考えている気がします。
だけど、そのすべてが叶うとは限らない。未来で思い描いたものとは違う道を進むことになり、それがプラスになるのかマイナスになるのか、予測なんてできない。だから不安になる。
曲名の「lost ending」は、そんな「青春時代に思い描いた未来の姿ではない未来の結末」という意味を込めています。

だけど、青春時代に描いてきた思い出たちは、思い描いた未来とは違う道を歩んでしまったとしても無駄なものにはならないはずだ、だからこそ大切にしていこう…そんな気持ちを書き綴りました。

最後に

様々な飾らない思いを束ねてひとつの曲にする。それはとても純粋で心地よいことだ。そんなことを改めて実感した作品となりました。
季節的にも冬から春になる頃なので、春の訪れと儚さを感じさせる中に透明感を感じていただければと思います。

「青春」という、儚い夢のような時間を、大人になっても忘れないように。それが人生の1ページである限り。

春には2作目のデジタルアルバムをリリースする予定ですが、あと2曲で収録予定曲の作詞作曲が終わり、仕上げていく段階になるので、もうすぐ告知ができると思います。こちらもよろしくお願いいたします!

歌詞

ずっと忘れないよ いつか大人になっても
君と同じ時間の中で描いた思い出を…


もしも永遠があるなら 僕等はいつまででも
未完成の夢を 追いかけていけるのかな?
きっと そんなものはなくて いつか終わりが来ると
君は寂しそうに 小さく呟いた

想いが交差する場所で めぐり会えた意味を
明日へと受け継ぐために 約束を交わす

ずっと忘れないで たとえ大人になっても
僕と君で繋いだ 記憶を守り抜くこと
枯れない花はない だけど僕等が咲かせる花の色が
この想いを永遠に変えていく


もしも結末があるなら 僕等はそこに
何を記し残すのだろう? 命尽きるその前に
きっと 僕等が蒔いてきた種が 実を結んで
記憶の循環を 繰り返すのだろう

未来永劫など絵空事だとわかってる
だからこそ 心の声で 明日を映そう

ずっと忘れないよ いつか大人になっても
透き通るような憧憬を語り合った あの日々を
壊れそうな夢なら 空白を埋めてしまおう
僕等だけが この世界に残せる思い出で…


たとえ夢が醒めて 何もかも失っても
君と僕で繋いだ 想いは消えたりしない

ずっと忘れないよ いつか大人になっても
透き通るような憧憬を語り合った あの日々を
輝きを失くした未来に咲かせた記憶
それがきっと 時間を刻む 僕等の永遠だから…


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