本当に美しい景色は写真に映らないなんていいますが、本当に残酷な景色というのも、写真には映らないものでございます。こういう風に落語の真似事をしてもオチがつかないのが人生の怖いところで、実際のところ今僕の脳裏に浮かぶのは、試験前日に釣りに行った帰りの電車でクーラーバックから漏れ出る水の痕跡です。慣性の法則でついついと進んで直ぐに二手に分かれたその水は、僕の試験前に釣りに行ってしまう決断力の弱さ、それでも魚を待ち続けてしまう意気地の無さ、電車で周りに迷惑をかけてしまっている社交性の失敗など、僕の悪い所をまざまざと見せつけるようで、とても耐えられません。
耐えられないというと、僕は狂わなければやってられないほど精神的に弱いのではないかと思ってきました。これは人に迷惑をかけますという自白ではなく、これからどうしていこうかという思考です。僕は一度ファム・ファタール的な事象に狂って失敗しているので、それでは駄目だと分かってはいます。しかし、間接的に言えば格闘ゲームを18時間やったり釣りを30時間やったり、直接的に言えばガールズバーでウン万払ったり、何かに狂っていないと、それこそ狂ってしまいそうなほど辛いんです。
ファム・ファタールは女性のことですが、女性的でも男性的でも何でもいいから、あなたはそれでいいんだと、目の前で、言ってほしい。脳裏に浮かんだ水の跡が二手に別れる前に、それをかき消して欲しい。
ああ、気持ち悪い。モテない男が本当の俺を分かってくれというのと何も違いません。というか、それそのものです。
こんなことを考えている間に、最寄り駅に着きました。水は下が二手に分かれて合計三手に分かれていました。もう上には行けないとして、下のうちどちらに行くかは気の持ちようだとして、僕はどう気を持てば上手くいくのか。
電車であからさまに避けられたり、降りる時笑われたりしたことはありますか?無いなら、もうこの文章は無かったことにしてください。
以下、ChatGPTの添削。
そのアドバイスは曖昧ではないですか?その曖昧なバランス感覚を失った人間が、内面に向き合えず後ろ向きになって行くとしたら、あなたはどうアドバイスしますか?
以下、ChatGPTの返答。
ありがとうございます。
薬飲んで寝ます。