【ネタバレ】Switch版Cresteajuを語りたい OP~ドーグリまで

Switchクレスのざっくりした感想(OP〜ドーグリまで)です。
ネタバレあり、箇条書きにて失礼します。


まずストーリー以外の面。

・冒頭の「来たぞ!!」のボイスだけで、喋ったぁ……(´;ω;`)と感激。
ルナンの声可愛い。明るいけど少し優しさも感じるというか。ガゼールは思ったより太くて渋かった。ハンサムなイケメンおじさんをイメージしてたけどどうやらガタイのいいおっちゃんなのか。それで娘を溺愛してる姿はとてもしっくり来るなぁ。
フォールンは俺様感のある若者って感じで、自分の中ではひたすら冷徹で無表情なイメージだったけど、思ったより熱血さを感じるというか。人生の方向によってはすごく良いヒーローにもなってたんだろうなぁと思える声だった。
・戦闘中は味方の声が右から、敵の声が左から聞こえるのとか、現在のLPによってセリフ変わったりするのとか細かいなぁ。逃走失敗したルナンの「逃げるフリだからね!」とかかわいい。
あと仲間を回復させてあげる時に名前を呼び合うのめっちゃ好き。「ありがとう」って返したり。すごくいい。この支え合って戦ってる感じ。
・メニュー画面のルナンたちもかわいいし、仲間が増えるごとに写真変わるのも好き。みんな大好き。
・初めての場所に訪れると左下に地名が表示されるのお洒落でかっこいい。



以下、ストーリーの感想。
※PC版はプレイ済みなので、PC版のストーリーを全て知った上で改めて感じたこと、考察したことです。Switchでの追加要素は初見です。

・クレスフィールドが襲われたのが大陸中で話題になるの早いなと思った。逃げ延びたのはルナンだけだから、きっとエターナル連中を通じて町から町へトピックが渡ったんだろうな。
ウェスカ東でグラウンドシップから降りた人々がその会話をしてて、「周りにエターナルがいるかも知れないだろ」と。この一言だけで人々にとって連中がどれだけ恐ろしい存在かがわかる。彼らの耳に入る程度に少し悪く言っただけで天罰与えられた事例があるのかな。

・ウェスカの森にもエターナルの隠れ家があるの、明らかにウェスカも狙ってるんだろうね、のちに訪れるセーネみたいに。気色悪いぜ。
・ディザの声はいかにもヒロイックなお兄さんて印象。タワシ言われてキレるところの声も聞いてみたかった。絶対おもろい。
キレたらエターナルもビビらせて、“シュークリームスペシャル”もビビらせて(100万ファンも信じてもらえて)、どちらも剣を交えることなく解決してるから、キレた時の覇気は相当凄まじいんだろうな。そりゃ頼りたくもなる。
・手紙を取り返して、別れ際に「アネートまで一緒に行こうか?」と言ってくれたのは、よほど気にかけてたのか、それとも森の野宿での“寝言”が気になってたからか……両方だろう。
でももしここで一緒に行ってたら、西の橋でディザはその「探している人」に早速出くわすことになってたんだよね。危ない危ない。
ルナン「この人を探してたの?」ディザ「お前知ってたんじゃないのか?」老人「いいや、知ってるはずだ。クレスティーユよ……」ルナディザ「???」みたいになってた可能性あるんでしょ。そんなんあかん。

・そして、橋の老人との対面……ネタバレ的に言うと“再会”。彼はすぐに少女が誰だかわかったが、少女の覚えてなさそうな様子を見て、記憶を失ったか捨てたんだろうとすぐ察して「何でもない。知人に似てた」と。これが1000年前に同じ部屋の下で寄り添い合って過ごした二人の、1000年ぶりの会話なんだよ……切ない。
「川の水が海から山へと上らないのが不思議だ」という話も、初めてなら何いうてんやろこの人と思うが、そんなことを本気で実現できると信じて、彼は生きていたわけで……しかも実現に必要な条件の一つがその少女なのだから。
あるいは、見た目が変わってて気づいてないだけかもと思って、かつての時代を過ごした人間にしかわからない“逆流”の話をすることで反応を伺って、思い出してもらえるか試したのかな……ここの二人の短いやりとりだけでも、色んな想像が膨らむ。老人はこの再会で何か強い感情が沸き起こっただろう。

・セーネ。エターナルは何のために町の子供をさらったりなんかしてんだろうね。町を従わせるための人質とかかな。にしても『町長譲ります』は草。
・山道を抜ける時にクレイシヴの名を教えられるルナン。ウェスカ森での“寝言”について、「知らない人の名前なんて言うわけない」と。つまり知ってる人の名前なら言える。記憶が消えていても、潜在意識の中に“クレイシヴ”の名があった……ほんと、些細だけど素晴らしい伏線。こんな核心に触れる部分がこんな序盤から張り巡らされてるのがすごい。

・アネート。町長に手紙を受け取ってもらえず落ち込んで戻ってきたルナンを見て「俺がガツンと言ってやる」と言ってくれるディザ最高。故郷が壊滅してもなお手紙を届けたいというルナンの覚悟も知ってるもんね。
しかし町長はエターナルに従うことを選択したため、協力はできなかった。住民たちも町長の様子が変わったと話してるので、悩み苦しんでの決断なのだろう。セーネもそうだけど、エターナルに従うかどうかで住民の意見が二分するのがリアルだし、単純な二極化でなく「やっぱ従うべきなんかな……」と間で揺れてる人もいたりとか。そう考えさせるだけのものをエターナルが持ってるってことだよな。恐怖による支配以外にも。

・そんなエターナル従属都市の酒場で「エターナルと戦う!」と宣言するルナン。声は静めてくれよ、豪胆というかちょっと危なっかしいので。
そこに黒っぽいのが近づいてくる。なんでエターナルと戦うことが自分の目的と繋がるんだろうと思ってたけど、違うね。ディザがクレイシヴの名を出したから、一緒についていこうと思ったんだね。ウェスカ東で会った少女もいるし打ち解けるだろうと。
けどなぜ正直に自分もクレイシヴを探してると話さなかったんだろ。喋り方も相まって怪しさムンムンだったぞ黒いの。なんやねんそのバンダナ。
声と話し方は想像してたより落ち着いてて穏やかだったな。怪しい感じもするし紳士的とも取れる。「なんて気の短い人……」に困惑よりも軽蔑のニュアンスを感じた。こういう自分がイメージしてたものとのギャップも楽しいなぁ。

・ドーグリ。ここは例の“シュークリームストロベリー”に占領されていて、やはり村長も「エターナルを頼るしか……」と思い悩む。
そして変なおじさんに出会う。「旅人か?」「ええ」「そうかそうか」というやり取りから始まるけど、「そうかそうか」の前にボイスでは「ぁ」が入って「ァそうかそうか~」みたいになる、このフリーダムさがライゼルのキャラにハマっててすごい面白い。
野外ショーがボイスつきで炸裂、ありがとうございます。最高に寒くて最高です。その後のサヴィアー「取り締まりの厳しい都市なら牢屋にぶち込まれてたんじゃないですか」もめちゃ好き。

・シューティングスター本部のピエジュリ戦。名前をいじられた彼らのセリフ「お前らも親からもらった名前は大切にしろよ!?」で始まるコミカルなシーンだけど、ストーリーを知った上でだとこれも実に泣けるセリフ……意図的な伏線なのかどうかはわからないけど、ルナンはその名前で生きることに大きな意味があるから。ありがとうガゼールパパ。
ピエ作とジュリえもんらを村から追い払うことは、同時にエターナルを追い払う意味もあったんだよね。ルナンが「エターナルと戦う」と掲げてすぐに連中と直接斬り合うのではなく、まずどちらが村を守るのかという“競争”から始まる。戦う相手は盗賊だが、勝てば因縁はエターナルに付くという地味に巧妙なシナリオ……。
この盗賊と戦うイベントなぜ必要なんだろうと思ってた時期もあったけど、よく考えたら彼女はこの時から既にエターナルとの戦いを始めていたんだなと。村長挨拶時の睨み合いで漂う緊張感がすごく良いし、奴らの皮肉交じりな「お元気で」とか印象的だった。
そして、盗賊本部の合言葉だけ解いてから戦いが終わるまで一言も喋らず、挨拶にも参加しなかったライゼル。彼は彼の中で過去と向き合おうとしたんだよね。このイベントのライゼルの心中に前まで気づかなかった。バイバイ、また逢おうね。
でもお頭どこいったんやろ。お頭にも会いたい。絶対おもろい。

・クレイシヴを追いに、シンディを仲間に入れて南の遺跡へ。シンディさんは囁くような声で、暗いというよりお淑やかに思える。かえって魅惑的。これはサヴィアーが惚れるのもちょっとわかるっす……彼が挨拶でキョドる時のボイスを聞きたかった。
・シンディ「遺跡ブームさえなかったら……」ってのは、ブームで人が増えたことで伝説の盗賊とか狙われたってことかな? それとも父親の関係の伏線? きっとそのうちわかる。
・クレイシヴとの対面。「クレスフィールドへ行く」とわざわざ伝えたのは意図的かも知れない。既にエターナルがそこで何かするのを知っていて、ルナンと名乗る少女をそこへ向かわせたかったのだとしたら……やること考えること一つ一つが本当に策士だな。
・アサッシン戦、依頼主はアネート町長。会話から察するに、ドーグリで会ったエターナルがルナンへの天罰としてアネート町長に圧力を?
だとしたら、連中はルナンが手紙を渡しにアネートへ来たことも知った(町長から聞いた)ってことになるな。エターナル→アネート町長→アサッシン→ルナン暗殺、って構図か。かつエターナルの名を出させたら天罰が下るぞと脅したのは想像に容易い。奴らなかなかの悪人だ。
ルナンは町長へ抗議し、エターナルと戦うことを改めて宣言する。自分自身や仲間内での宣言に終わらず他人へ宣言したことが、改めて彼女の強い覚悟が伺える。
「なぜエターナルなんかに従うのか」「町を守ることで精一杯。今は従うことしかできない」。最後に間を空けて「すまない」。町長の苦し紛れの言い訳ではあるが、もし連中の従属下でなければ、クレスフィールドへの協力を避ける必要も、ルナンの暗殺指示を出す必要もなかったのは確か。
ルナンはここで本当に向けるべき矛先が定まったのだろう。



一旦ドーグリまでの感想を好き勝手に書かせていただきました。
クレス、本当に楽しいです。Switchとクレス自体は既に購入していたんですが、自分の中でなかなかタイミングというか余裕がなく。
プレイしようと決めて、いざ始めるまでの間もなぜかすごい緊張しました。でも今はひたすらボイスに惚れ惚れしながら楽しんでます。クレス世界の色んな妄想が捗ります。二次創作、なんか作れるかな。

続きの感想は次回。


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