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夢の扉をひらく 10月某日

試食イベントに興味はあったけど、大勢が集まる。
落ち着いて試食をしたいという意向と、色んな都合もあり、イベントには参加せずにオチェーアノで試食をすることになった。

ご無理を言って10月の最終打ち合わせとFHMに合わせた日にちで試食の席を用意頂いた。
感染症対策で席間隔を開けるためだろうけど、一番奥の部屋エテールノに案内されて嬉しかった。
オチェーアノを初めて利用した時も、普段は開かずのエテールノに案内されたこともあり、思い出の部屋だった。


試食という名だが、選択したコースは全種類しっかり盛り付けされた状態でサーブされる。
同価格2種類のコースを頼み、ふたりで分け合った。
ボトル物は注文すると一本開けてもらうシステム。
なので、シャンパン・スパークリング・白・赤全て頼むとボトルクーラーが大混雑。

詳しい内容は割愛するが、通してこの試食会は色々勉強になった。
試食が終わると試食専用のアンケートがあり、思ったことを書かせていただいた。

試食が終わると担当プランナーさんと最終打ち合わせ。
料理、配席、引き出物、宿泊等の打ち合わせとなった。

ここで一番時間がかかったのが、試食をしてスムーズに決まると思っていた料理だった。
見るのと食べるのとでは違いがありすぎて、悩んだ。
主人の助言で、試食する以前に選択していたコースではない方となり、内心複雑ではあった。
でも、本番を振り返ると試食をして本当に良かったと思うし、助言を受け入れて本当に良かったと思う。ありがとう。


音響さんとも打ち合わせを行った。
BGMは私がとてもこだわりたかったところ。
なのでそこそこ時間がかかった。
後述す。ここでは割愛。


そして司会者さんと初対面。
「司会者さんは男性で」と希望を出しており、きっとどの方でも素敵に演出してくれるとは思っていたが、気になる某司会者さんがいたので、あわよくばその方が良いなあと思っていた。

そして、その某司会者さんが登場。
プランナーさんに付いてきてご挨拶ではなく、プランナーさんの紹介の合図で登場。というのがやっぱりディズニーだわ、と思った。知らんけど。

わーーーっ本物!!!!

と口に出してはいないけど、クチコミでしか知らない司会者さんに対してそんな感情を抱いた。


ディズニーシーパーク内でのアナウンスは男性(某声優さん)のイメージがあり、披露宴でもゲストにはパークにいる様な雰囲気を感じて欲しかった。

宿題だったヒアリングシートを見ていただきながら、進行表を元に「では、こんな感じはいかがですか?」
と本番さながらの進行をしてくださった。

まだ練りきれていない余興であったり、やりたいことがはっきりしない私に、分かりやすい説明も交えながら、導かれる様にトントンと進行表が肉付けされていった。

後日には司会者さんからメールが届き、披露宴中に司会者さんから伝えて欲しいことなどを送った。
かなりの長文のメールに、「たくさんの想いをありがとうございます」と返信をいただいた。

ほんとに、たくさんの想いなんです。



画像からも分かる様に、この日は一日中曇り。暑い雲で覆われて今にも雨が降り出しそう。


翌日は、待ちに待ったFMH。
予報は晴れだけど、この雲の状態からどう晴れるのか理解しかねた。雨女の手前、天気予報を信じきれない。
心配していると雨を引き寄せるよ、と主人に言われても数時間おき(数分おき?)にお天気アプリを開く私。

その日の晩はピアリのトラジでお肉をいただきスタミナをつけた。
浮腫むといけないから、と野菜もしっかり摂り、タレも控えた。
自宅の一番近いところにあるトラジは大人な雰囲気なのに、ピアリのトラジはTDLのトゥモローランドを思わせる様な近未来感ある内装で、異世界すぎるそればかりが気になった。


お宿のミラコスタに戻った。
一番リーズナブルなパーシャルビューをブライダル経由で予約。
廊下を進みながら景色を想像する。
部屋に着き、カーテンを開けるとハーバーが見えるお部屋だった。
開園前のパーク内を貸し切っての撮影となるため、集合時間に間に合う様にアラームをセット。
体力もいるのでしっかり休まないといけないのだが…



もちろん!不安と期待で一睡もできず。
寝る方法をネットでいくつも調べて実践してみても、無意味な時間が過ぎていく。
夜なのか朝なのか分からないままアラームが鳴り、カーテンを開けると
信じられない光景だった。
視力が悪いからこれ本当はドン曇りなのでは?と一瞬思ったりもしたけど、やっぱり快晴だった。


地面が濡れており、夜中雨が降っていたのが伺える。

この時はまだ開園時間が遅かったので、集合時間が普段より1時間遅い時刻となっていた。

変更をお願いしたアクセサリーを合わせるのもこの日が初めて、ヘアリハーサルもしないままの本番だったが、心配御無用。
プロの方々により、要望通りの仕上がりとなった。

整ったところで、ふたり並んでホテル専用エントランスからパークへ入る。今日パークに初めて足を踏み入れるのが私たち…と悦に浸る間も無く撮影が開始。

抜けるような青空が広がっていて、風も穏やかでとても良い時間だった。
夜中の雨が空気中のチリやホコリを流してくれて、空気が澄みきっていた。
この日はパークから富士山も望めていたそう。


10名ほどのキャストさんにお世話いただきながら、約1時間ハーバーをお散歩。
一睡もできなかったことが嘘の様に背筋が伸び、気持ちが高揚していた。
この素晴らしい景色を、目に焼き付けなければと気持ちを落ち着かせた。
マスク無しでパーク内を歩けたことも地味に嬉しかった。

ミラコスタにあるスパ、テルメ横の大きな扉から館内に入り、多くのゲストがこれから冒険に出かけようとする中を歩いて戻った。

ふたり着飾って歩いていると、おめでとうと笑顔で声を掛けてくださるゲスト、手を振られ振り返すと跳ねて喜んでくれるゲスト…
恥ずかしくも、嬉しさが込み上げた。
ちょっとだけ、演者気分になれた。

そのあとは普段の私たちに戻り、本番の美容打ち合わせをした後に解散。
チェックアウト後、予約していた櫻で昼食がてら酌み交わす。


主人はこのあと仕事だったので私の荷物も抱えて先に帰路へ。
私はパークに残りBBB抽選をすると最前列に恵まれた。
まだBBBを体験したことが無い主人と一緒に観たかったなと思いながら、流石に眠くてBBBの時間が来るまで、FHMでも使ったベンチでうとうと。
ぽかぽか陽気で、朝のことを思い出しながら夢心地だった。


BBBを観てアウト。
生バンドじゃ無いのがさみしいけれど、やっぱりBBBは良いもんだ。

前撮り用のブーケとブートニアは大事に持ち帰り、帰宅後シリカゲル埋めにした。

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