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20200219 クラビノーバの話

・いま派遣として勤めてる職場は、周りが子持ちの主婦ばかりだ。だいたいランチも同じ派遣の主婦に囲まれて食べているが、わたしが1番若い。ざっくり計算だと、お姉様方との歳の差は15歳くらいだろうか。

・考えたことなかったけど思ったよりあるな、歳の差。

・ランチでは、みんなお子さんがいるので、学校や保育園での話をしていることが多い。お母さん方は自身の子供の体験について。わたしは過去の自身の体験を思い出しながら喋っている。

・卒業シーズンが近づいているため、ある人のお子さんが卒業生を送る会のために合奏の練習をしているらしい。わたしも子供が主役の話題で普通に「わたし」としての体験も話しちゃう。

・「あーやりましたね。わたし鍵盤ハーモニカやりました」「鍵盤ハーモニカってピアニカのことだっけ?」「たしか同じよ。鍵盤ハーモニカがその楽器自体の名前で、ピアニカはどこかのメーカーの製品名称のはず」「へぇ〜一緒なんだね」

・それはわたしも聞いたことがあった。たしかわたしの小学校でもピアニカと呼んだり鍵盤ハーモニカと呼んだりしていた気がする。

・そこで1人の主婦が「わたし唯一のクラビノーバだったわ」と言い出した。

・クラビノーバ?????

・初めて聞いた単語でびっくりした。たまたま発言者が最年長だったこともあり「え、今ってそんな呼びかたしない?」なんて言ってた。

・ここからはわたしの理想の続きの会話。

・「クラビノーバ初めて聞きました。へえ、電子ピアノなんですか。なんか電気の技使ってきそう」「メガネかけた細長い先生みたいな名前ですね」「わかる〜」「電子ピアノの種類だとローランドっていうのもあるのよ」「ホストだ!」「光属性って感じですね」「わかる〜〜〜」

・ってやりたかった。

・ただ全部が妄想会話なわけじゃない。「電気の技使ってきそう」はわたしがマジで言った。子持ちの主婦ばかりなのでそこからゲームっぽい話に発展することなく、この話題の終着点は「ピアノまた習いたいな」「ユーキャンなら安いんじゃない?」「ユーキャンすごーい。俳句も学べる」だった。

・いやユーキャンの話も楽しかったけども。お金が無限にあるならわたしも絵葉書講座とかハンドベル講座とか無益な趣味に無駄に金落としたい。

・生きてきた年代が全てではないと思うが、同年代だとそこから少しでもゲームの話に繋がることあるのかな。あの子と一緒だったらこの話もこう発展するだろうに、とか頭をよぎる。

・おしゃべりな人は自分が話に加われるチャンスを窺っていると思う。わたしがそうだ。あわよくばアニメの話をしたいし、家買ったことも自慢したいし、昨日楽しかった思い出について話したい。

・まったく空気を読まずに適当な単語から無理やり自分の話したい話に持っていく癖は改めないとなーとは思ってるんだけどね。

・でも知らない話だからって会話に参加せず、気まずそうな態度を取るのは最悪だからなぁ。つまらなそうにされる方がまだ「そんな態度のやつほっとけ」ムーブが使えるが、「わたしは控えめな性格なのでこの会話に入れなくて…あっでも気にしないでくださいっ。わたしは隅っこで満足なので…」という態度だと、放っておく方が悪いみたいになる。勝手に弱い被害者面して周囲を貶めるのをやめてくれ。

・ちがうはなしになっちゃった。(^з^)

・明日は久しぶりに友人とご飯。楽しみ。

・はじめて日付前に書き終わった。3日も続いたしこれで立派な三日坊主が名乗れる。

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