n人に伝わるにはn^2回の発信が必要って話。
つい他責に駆られる「何回言えば…」
意見や価値観をより多くの人へ届けたいとき、繰り返し発信する必要があります。
人や組織を動かすマネジメント層は「何度言えばわかるんだろう…」と悩むかもしれません。
いちメンバーでも、上司や組織の意思決定に対して「前々から言ってるのに何を今さら…」なんて呆れることもあるでしょう。
企業や人が対外的にコンテンツを発信していても「なかなか知名度が上がらない…」はよくある苦労です。
他責になりたくなるのをグッと堪えるために、n人に伝わるにはn^2回の発信が必要との考え方を私は採用しています。
独りでの発信には影響力に限界がある
1人に伝えるには1回で済むが、2人に伝わるには4回。10回言って伝わるのはせいぜい3人です。
100回も言ってるのに、たったの10人にしか伝わってません。
50人規模の企業の社長が全社員に何か意見や価値観を浸透させたいとき、いったい何回言えば伝わり切るのか。もはや計算できません。(2,500回だろ)
以前に書いた「案外伝わってる」ってのと反するのですが笑、自分が思ってる以上に自分の意見や発言って周りに届いてません。悲しいです。
だから仲間が大事だね
この他責を堪えて自責で捉える考え方によって、2つの行動につながります。
ひとつは当然、大勢に伝わるほど何度も何度も本当に発言したか?って省み。
もうひとつは、伝わった人にも発言してもらうよう働きかけることです。
1人が100回言ってもせいぜい伝わるのは10人ですが、3人が10回言えば同じく10人(≒3×3)に伝わります。
だから浸透させたいことがあるなら、伝わった人に宣教師になってもらえると大きなパワーになります。
いつどこで知った考え方かは忘れましたが、「前にも言ったかも…」なんて気にせず言いたいことは言い続ける私の行動原理のポエムでした。おそまつ。