無銭優雅
こんばんは⍢⃝
今日もさむい。
本を読み終えました。
地元の花屋で働いていた頃に、仲良くなった新婦さんからこの本の主人公が私に似ている気がする。っと紹介してくれました。
それから何年か経ってしまいましたがやっと。。笑
本を読むのは嫌いではないんですが、本でもDVDでもテレビの録画でも雑誌でも、読むスタートを切るまでにとてつもない時間を要するのです(笑)
主人公の慈雨は花屋で働く40代、彼氏の栄さんも大学教授の40代。
不倫ではなく、ただの恋愛小説なんですが、ただでもない。
恋愛小説というと、なんとかの花嫁みたいな病気で死んでしまう、だから泣ける、のようなイメージ。
私はあれが好きではない。
結局悲しいに変わりはないから泣いてしまうんですが。
無銭優雅は、死というワードはあるんですが、慈雨も栄も死なずに、死というテーマで恋愛を描いています。
慈雨は親友と花屋をしているんですが親友に言われるんです。
いつも頼りない感じの人ばっかり好きになるよねって。
慈雨がいうのです。
身体が大きいことや経済力があることなどに安心感を感じるなんて有り得ない。それは、ただの便利だろう。
たとえば、私の伝えようとする言葉を正確に受け取ってくれる人に出会ったとき。頼りになるなあと目頭が熱くなる。
これです、これ。
筋肉があるから頼りになる、ではない。ほんと、ただの便利です。…好きですが(笑)
自分のことを分かってくれてないなあ伝わりきれてないなあとか。特にわかってほしいとも思わないなぁとか。わかったふりされてるなぁ。とか。
上辺だけじゃない本当の理解というのは、その人の行動だけでわかるものです。
2人は一度、離れかけてしまうのですが、一通り頑張っても慈雨に逃げ隠れされて大人しく家にいた栄のもとへ慈雨がやってくるのですが、なにもまだ話していないのに、慈雨ちゃん絶対戻ってきてくれると思ってた、ですって。
どうして?ですって。
私だったらほんとに怒ってたら、どうして?なんて聞けないです。
は?ってなります、この状況に及んでなんで余裕なん?って(笑)
でもそこで冷静になれるのは、信頼関係がありまくるからでしょうね。
大人の恋愛なんですがピュアな愛もあり、それを超越した感情もたくさん出てきます。存在が愛おしいと、そういう目線になりますよね。みたいな。
今年の目標は本5冊!次の本にうつります!
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