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映画『この子は邪悪』@新宿バルト9

事故によって、妻は昏睡状態、次女は瀕死の重体、長女は軽症だが心神喪失状態、自分は脚の神経を負傷した心理療法士。
「家族を守る」為に彼が選んだのは、
悪魔の様な方法だった…


最初にこの映画を知ったのは、本屋さんで見かけたシナリオのノベライズ本でした。

本の帯の マスクをしている女の子とメリーゴーランドの写真が気になって、
後日購入し、読んだ後は 映画を観たくなったのでした。


(※この後に 内容の詳細な記述があります※)

父親の心理療法士は、子供を虐待している親を、退行療法によって、ウサギと魂を入れ替えて、
親を廃人の様にするという信じられない治療を行っていた。

事故の後、次女が助からないと分かると、
廃人にした親に虐待されていた子供を誘拐して、瀕死の次女の魂と入れ替え、次女の体が死亡した後は、火傷の跡を見せない為という理由で仮面を付けさせ、自宅から出さない様にした。

虐待していた為に、施設に入った子供と面会禁止になっている女性を騙して、病院で昏睡状態の妻の魂と入れ替える。

この後、長女と幼い頃に会った事のある少年にも、惨事が起こる。
彼は、母親を廃人にされ、他にも同じ様な人が何人もいる事を調べている内に、この心理療法士の悪事に気付いた…

主人公は長女ですが、シナリオ本と一部違っている場面もあり、最後まで緊張が解けませんでした。
私はホラーやサスペンスが苦手なので、観るかどうか迷っていたのですが、
普通のホラーやサスペンスとは違っていました。
暴行場面を物で隠して映さない様にした、惨殺場面もありましたが、あれは見せる必要あるのかな、と思いました。

家族愛を履き違えた夫による悲劇が
虚しく哀しかったです…

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