hikari

福島生まれ。 今はカナダのケベック州在住。 地球がだいすき。

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最近の記事

どうして普通になれないの。マジョリティに苦しむ私。

どうして。 どうして飲食人としての道を選ぶの。 両親がいうように、会社に勤めながら、料理は趣味で楽しめば良いんじゃない? たしかに。そう。でも、どうしてそれじゃダメなの? 自問自答を繰り返しました。 同時に、普通になれない私が、 反対意見に押しつぶされて、中途半端に生きている私が、 嫌で苦しかった。 でも、夏の旅を通して、各国のたくさんの人の温かさと昔から受け継がれる文化、自然とともにある暮らしに出会い、なんて豊かで美しく、優しいのだろうと胸がいっぱいになりました。 す

    • 30歳の私へ

      毎日楽しんでいるかな。 やりがいのある仕事は見つけられたかな。 どんな世界を生きているのかな。 26歳。まさか日本を出て海外で暮らすことになるとは自分でも驚いています。 夏はカナダのアパートを解約して荷物まとめてヨーロッパを旅をした。 感じるままに自由に。 でも、楽しいだけではなかった。 普通とされるマジョリティの考えに殺されそうになっていたね。 私はそうなれないことに嘆いていた。 そして、自分の夢を諦めようとしていた。 飲食人として働く覚悟が消えかかっていた。

      • 私の夢。森を癒し人を癒す宿を作りたい

        私には夢があります。 祖父母の森を癒し、旅人を癒す宿を作りたい。 祖父母の住む場所は5600人が住む小さな田舎。 年々人口は減少し、祖父母の持つ畑は耕作放棄地となりつつある。 今の私を形作ったこの森を、そして里山としての役割を繋げていきたい。 そして人生という長い旅を生きる旅人の癒しとなりたい。 生きることが作業にならないように。 心を無くしてしまわないように。 強く大きな波に飲まれ、大事なことを見失わないように。 この小さな宿で優しい世界に浸り、明日を生き

        • 揺らぐ心

          夏至のころだっただろうか。 ヨーロッパ渡航の条件が揃って決まったこの旅。 日が経てば経つほど、あぁこの道を選んで良かったなと思える。 そんな毎日です。 しかし、 楽しいと感じる瞬間は一瞬で、 自分の居場所を必死に探して、孤独を感じて、 途中旅に疲れては、日本で頑張る友達と勝手に比べて 自分は何をしているんだろうと揺らぐ自分を立て直すのに必死な日もあります。 ただ目的もなく遊んでる訳ではないと言い聞かせても、この揺らぎは止められなかった。 旅の出会いの中で、

        どうして普通になれないの。マジョリティに苦しむ私。

          世界は美しい

          世界は思ったより優しくて。 世界は多様で、だからこそ豊かで。 様々な人種がいて、各々の個性に自信を持って隠そうとしない。 誰が何と言おうと、 この自分の好きを貫き、 お互いを認め合う。 分かってはいたけど、改めて目の当たりにすると、なんて美しいんだろう、 なんて豊かなんだろうと しみじみ思う。 土も腸も微生物が多様であればあるほど、強く機能を果たすように、 私たち人間も、 多種多様な人種がいて初めて、 より楽しく より刺激的で 誰も取り残さない話し合いができて よ

          世界は美しい

          幸せを妥協しない

          どんな世界を見てみたいか。 何に囲まれて、どんな暮らしをしていたいか。 その問いを立てて日々生きてきた。 私自身、未経験で飲食の業界に転職して、 飲食人として生きていく覚悟がつき、 今はQuébecにいます。 進路に迷い、苦しんでいた私へ。 もっと楽に、考えて大丈夫だよと伝えたい。 この通り、一発で理想通りの進路を選ぶ事なんてほぼ不可能で。 その時、最善の決断をしているものの、 その後出会いで、 本当の自分と向き合うこととなったり、 はたまた新しい自分に出会ったり

          幸せを妥協しない

          体の揺らぎ、心の揺らぎ

          Quebecにきて、クリスチャンの方々にお世話になる機会が増えています。 本当に良くしてもらっていて、ここに来て1番居心地の良いコミュニティ。 そのなかで、このような問いが話題になりました。 「神は私を愛しているにもかかわらず、どうして私は苦しまなくちゃいけないのか?神は私を見放したのか」 確かに、私もどうしてこんなに苦しんでいるのか思った事があります。 というか日々、ささいなことで苦しんでいる。。 今日はやけにやる気に溢れているなと、 埃を被っていた本に、教本に

          体の揺らぎ、心の揺らぎ

          優しさを知って愛を知って

          ケベック州モントリオールにきて、1ヶ月。 世界は思ったよりも優しかった。 働き始めて、職場の皆さんが話せる日本語が少しずつ増えている。 ありがとう。 おはよう。 大丈夫? またね。 私がカタコトでもフランス語で話すと、とても嬉しそうな顔をしてくれるのです。たとえ、些細な挨拶でも。 ありがとう。ありがとう。 そして気づきました。 自分から溢れる優しさや愛の表現方法は、こうして日々与えられて感じとって、増えていくんだなということに。 辛いことや理不尽なことがあるけれど、それ

          優しさを知って愛を知って

          忘れたくない愛する人

          別れて数年経った後も、 元気かなとふと思い出し、 ずっと幸せでいてほしいと願える。 心からそう思える人に出会えたことは 私のかけがえのない財産。 私を呼ぶ彼の声。 毎日仕事終わり階段を駆け上がって抱きしめてくれた。 ふざけあってお腹が痛くなるほど笑いあう時間。 季節の巡りを彼と感じるささやかな幸せ。 彼がいるということ、 そんな彼といる今日が何よりも嬉しくて 一瞬一瞬から愛を感じ、愛があふれた。 彼といる記憶はずっと私の中で輝き続けている。 孤独を感じた時の

          忘れたくない愛する人