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JR東日本首都圏エリアのグリーン車料金表を作ってみた

更新情報

2024年3月16日
グリーン料金の改定に対応しました。

2022年3月12日
宇都宮より下り方面へのグリーン車乗り入れが終了したため、黒磯~岡本を削除しました。

前置き

※本記事はあくまで個人の独自研究です。正確な情報はJR東日本の公式サイトや時刻表等をご確認ください。

はじめに

JR東日本の首都圏エリアには、普通車にグリーン車が連結されている路線があります。グリーン車の座席は普通車のロングシートに比べてゆったり座れるので、長距離の通勤・通学や旅行でとても重宝します。

さて、グリーン車に乗車するためには運賃に追加でグリーン料金を支払い、グリーン券を購入する必要があります。

このグリーン料金は発駅から着駅までの営業キロ(時刻表に載っている距離)によって決まるのですが、50km、100kmを境に料金が変わります。

そこで、各駅間のグリーン料金が一目で分かる表(いわゆる三角表)があれば便利なのでは?と考えました。

ざっと調べたところ先駆者がいなそうでしたので、今回自分で作ってみた次第です。

作ったもの

こんな感じになりました。

グリーン車料金三角表(一部抜粋)

<凡例>
 黄色……………50kmまで
 オレンジ色…51kmから100kmまで
 赤色……………101km以上
 灰色……………グリーン券が買えない区間

全体の表はGoogleスプレッドシートで公開しています。

また、Excelファイルとしてダウンロードもできます。

(スプレッドシートのほうが手軽に見られますが、パソコンがある人はExcelで見たほうが駅名の行・列が固定されるので見やすいかと思います。)

使い方

(例)藤沢駅から渋谷駅までグリーン車に乗る場合

まずは「Suicaグリーン料金」「通常料金」のどちらかのシートを選びます。

Suica料金と通常料金(紙の切符)でシートが分かれれている

次に左側(発駅)で「藤沢」、上側(着駅)で「渋谷」を探します。その交点が料金です。

発駅と着駅が交わった部分が料金

この場合はSuica料金で1,000円です。

注意通常料金(紙の切符)はSuica料金+260円となります。

Suicaグリーン料金 →  通常料金
 750円     →  1,010円
1,000円     →  1,260円
1,550円     →  1,810円

なお、駅の並びは大雑把に路線ごとでまとめました。
高崎線→宇都宮線→常磐線→総武快速線→大宮~横浜間(湘南新宿ライン等)→横須賀線→東海道線・伊東線
という順番になっています。

三角表全体

どうやって作ったか

モバイルSuicaアプリで実際にグリーン券を検索して料金を確認しました。

人力で作ったため間違いも多々あるかと思います。見つけた方はコメントいただけるとありがたいです。

作ってみて気づいたこと

この表を作るにあたり、今まで自分が知らなかったことが何点かあったのでメモしておきます。

・同じ方向なら1枚で何回でも乗り継げる

公式のきっぷあれこれに書かれていますが、直通運転している路線でなくても同一方面ならば通しで購入できるそうですね。
沼津発ならば前橋・宇都宮・高萩・君津・上総一ノ宮・成田空港の各駅まで1枚で済みます。

ただし、高崎→大宮→宇都宮のように折り返しがある経路は高崎→大宮と大宮→宇都宮の2枚に分けて購入しなければなりません。

・横須賀線内は小田原方面、横浜方面どちらも乗り継げる

折り返しNGの例外として、横須賀線の北鎌倉~久里浜間発着の場合は、大船駅で小田原方面・横浜方面のどちらに乗り換えても1枚で乗ることができます。
鎌倉や逗子といった観光地へのアクセス面が考慮されているのかもしれません。

大船を境に料金表の階段が折り返す

・成東駅と八街駅の特殊性

成東付近を拡大

総武本線の成東駅と八街駅はグリーン料金のエリアに含まれています。しかし、他の駅からこれらの駅を着駅としてグリーン券を買うことはできません。
これはなぜかというと、グリーン車を連結した車両が成東駅方面に乗り入れないからです。

一方で、成東・八街発のグリーン券は購入可能です。これは1日1本だけ成東始発のグリーン車が存在するためです。かなりレアな区間ですね。

今後の展望

2024年度に中央線快速にもグリーン車が導入されるようなので、そのときは表をアップデートできればいいなと思います。

拙い記事ですがご覧いただきありがとうございました。