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カービィ界のベスト・オブ・メンヘラであるイカサマたまご「マホロア」についてメンヘラが考察する

2023年2月24日に発売された「星のカービィwii デラックス」により、既存キャラクターであるイカたm……虚言の魔術師「マホロア」の新しい一面が公開された。十数年ぶりに公開されたイカたまの一面…………それは

ドえらい湿度とバチクソに重すぎるカービィへの激重感情だった。

過去にも未練タラタラな蜘蛛や、蹴られようが名前を覚えてもらえなかろうが主人に着いて行く従者とかいろいろいたけどさ。そいつらを遥かに凌駕してくる激重湿度をあのタマゴは持っていた訳で。というかカービィに対する激重感情を持っているキャラはなんならマホロアが初めて。三十年で恐ろしいことになったな

今回は、そんなメンヘラのイカサマたまごを本場のメンヘラこと私あめがメンヘラの視点から彼の意図を探っていく。私個人のヘラみや体験談も交えてお話するので、メンヘラはみんなこうというわけではないので要注意。以上がOK!という方は

\それではご覧下さい!/


その1 本心を隠す

マホロアは本編開始から、ずっと本心を隠してカービィ達に接触する。というのも、ご存知の通り彼はラスボス。カービィ達を裏切るのだから、当然敵を欺く為に本心を隠すことは大前提。というかこういう話、ヴィランにはよくある話だしあまりメンヘラとは関係が無いのでは……?
いやいや、実はそうでもない。
メンヘラは依存相手にめちゃめちゃに重い感情を抱きがちで、一人の時は自己嫌悪や反省で脳内を夜な夜な夜なしがち。夜は自己嫌悪で忙しい
それに、メンヘラにとって相手はこの世の何よりも大切なものであり、それと同時に自分から離れて行ってほしくない、離したくないという気持ちが生まれる。この感情はメンヘラでなくても起こり得るが、メンヘラはあの大魔王クッパの体重をゆうに越える重さのゲロ重感情を毎日抱えている。しかもそれを少しでも相手にバレようものなら離れられてしまうかも、見放されてしまうかもといった恐怖心や強迫観念に強く悩まされることも多い。だからこそ本心を隠すのだ。生きづらすぎワロエナイ
さて、ではメンヘラ煮卵に話を戻そう。
マホロアは、最初のうちはカービィ一行に対して「計画の為に一時的に協力してもらう捨て駒のようなもの」という認識を持っていた。が、会話や思い出を重ねていくうちに、だんだん情が芽生えてしまったようである。まあ結局裏切るんだけどね。
そしてメンヘラの特徴として有名なものの一つに「虚言癖」がある。まさにあのイカサマたまごにぴったり。
相手に本心を知られたくない為、つい嘘を吐いてしまう。そして嘘を吐き続ける度に、自分の本心がわからなくなり、自分自身すらわからなくなってしまう負のスパイラルが完成してしまうのだ。思考って恐ろしい。
「重たい本心を隠し、それを虚像で隠す」ことを平気でやってのける。そして、そうしなければ自分に生きている価値を見出だせない。…………マホロア本人は何処までその領域に達しているのかはわからないが、少なくとも己を見失うところまでは進んでほしくない。これはしくじり先生の個人的な感想です。ハイ。

その2 相手を試す

答えは分かっているのに、つい相手は自分をどう思っているのか気になって、試してしまう。メンヘラならではの行動である。そして本作では、遂にその行動を起こした人物がいた。そのセリフがこちら。

キミはナンデ、みずシラズの
ボクなんかを  タスケテ  くれるの?
…って  カービィ、
ナンで  ソンナコト  聞くの?ってカオだネェ。
(中略)
もし  イツかどこかで  キミが  コマッテいたラ、
きっと  イチバンに  タスケテ  アゲルヨォ!
なんてッタッテ、
ボクたち  トモダチだからネッ!

星のカービィwii デラックス
エナジースフィア全回収した際にローア船内で聞くことが出来るマホロアの台詞

重い。重すぎる。スフィア全部集めたと思ったらこれだよ。
カービィを欺くためのお世辞や胡麻擂りに聞こえんこともないが、少なくともカービィにどうして自身を助けてくれるのか聞いたのは彼が本当に聞きたかったこと、彼が唯一他人に本音で話せた瞬間なのだと思う。そして安定の人が困っていたら見過ごせないお人好しカービィさん。答えは分かりきっていることなのに、つい聞いてしまう。聞かずにはいられなかった。仕方のないことである。メンヘラでは日常茶飯事だぜ!(ロス並感)

その3 素直になれない

ツンデレか?ってレベルで素直になれない。それがメンヘラの特徴として挙げられることがある。ここがメンヘラとヤンデレの大きな違いだったりする。まあマホロアはヤンデレでもあるのですが。そしてまたまたマホロアはとんでもないことをカービィさんに告げてしまう。その驚きの文がこちら。

カービィ、ボクは  キミが  ニガテ  ダナァ。
ダマサレたって、キョトンと  しちゃってサァ。
何度も  キミに  タヨルのは  しゃくダケド… もう、イイヤ。
星のカービィ。早くサァ、頭のコレ  ブッコワシテヨ。
そしたら  マタ、クックック…カラかって  ヤルヨォ!

星のカービィwii  デラックス
真格闘王への道  VSマホロアソウル第ニ形態
スペシャルページでの文章

もはや恋文では?とツッコまざるを得ない文章が我々プレイヤーの目に飛び込んできた。この恐ろしく重たい文章から「怪文書」と呼ぶ煮卵ファンもいる。わかる。
イカたまは素直じゃないなーと思いつつこういう性格だもの、仕方ないよねと涙を拭いゆっくり文章を読み解くと、ある文に目が留まった。
恐らくマホロアは「そしたら  マタ、」の後に「トモダチになって」と言いたかったのではなかろうか。気になって調べてみると、同様の考察をしている煮卵ファンも多く、私の表情筋はにっこり調査隊した。しかし、我々のツンデレマホ萌えによる気色の悪いニヤケ顔も、このマホロアソウル戦のBGMにより終わりを迎えることとなる。そんな我々の耳に入ったのは、
スターアライズで登場した「覇王戴冠~OVERLORD~」の曲の中で密かに聞こえるマホロアの叫び声だった。
明らかにマホロアの声で、カービィに助けを求めている声がした。しかもめちゃくそ苦しそう。聴いてるこっちの情緒も助けてくれ
苦し紛れに助けを求める。素直にはまだなれないけど、最期まで足掻きたい。生きたい。そんなマホロアの意思を感じさせる真格だが、マホロアは救われずに異空間にクラウンごと引き摺られ修了。胸糞悪ィ~~~~!!!!!
最期にカービィにリンゴを託したのも切ない。もうこれから私はどんな気持ちでリンゴと向き合わなければならないのだろうか。
この項目だけほぼ日記みたいだが、一応ここでピリオドを打っておく。


\いかがでしたか?/

メンヘラによるメンヘラの考察はおおよそこんなところ。もしまた「煮卵ォ!オメェまたヘラってるぞ!!」と感じるポイントがあれば続編を執筆するかも。その時はまたよろしくね。

ここまで読んで下さり誠にありがとうございました。お粗末さまでした。

あめ

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