ファンレターに悩む話 2023.6.21

 ファンレターを書いたことはあるだろうか。
 かつて2.5次元舞台に出るような推しをメインで追いかけていた頃は毎公演手紙を出していた。当時は手紙の内容など悩んだことはなかった。感想を書けば良いからである。

 しかし、この一か月ほど、私はずっと手紙の内容に頭を捻っていた。
 何故か。簡単な話である。週3公演~6公演推しの芝居を観て、伝えたい感想は終演後のサイン対応の際に話せてしまうからである。

 普段口頭で伝えていることを改めて文字に起こすのも……と思いつつ、推しには芝居の感想をしっかり伝えたい。サイン列の3~5分程度では伝えきれない。あと半分くらいは世間話をしてしまう。何故なら推しはおたくのことを父親の目線で見ているからである。かわいい。ピアスを開けたければお父さん(推し)に話を通す必要があるらしい。かわいい。えっかわいい!

 つまり、ファンレターには感想を書きつつ、あまり長くなりすぎないことが必要だろうと思われるのだ。そんな文章、頭よわよわおたくには難しすぎてまとまりやしない。
 そんなわけで、一か月もファンレターの文面を悩み続けている。ひとまず下書き替わりとしてスマホにメモしたが、書いているうちに文章を組み替えてしまう気がする。果たして私はこの手紙を今日出せるのだろうか。

 出せたら褒められたいものである。


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