ACIDMAN新曲『輝けるもの』の歌詞で杉リパ厨が狂って死にそうです助けて
現在1月5日のAM1:50です。
なぜ私は新年のド深夜からこんなダイイングメッセージみたいなタイトルのnoteを書いてるかというと、
ACIDMANの新曲『輝けるもの』が
1月5日の0時に先行配信され
今その新曲に杉リパ厨(杉元とアシリパさんのコンビ大好きすぎる民)として悶え狂ってるからです。
実写映画『ゴールデンカムイ』という超大型タイアップが決定したACIDMANの3年半ぶりのニューシングルである『輝けるもの』が先行配信&MV公開されたわけですが、聞きましたみなさん??
いや〜〜、メチャクチャカッコ良くないですか????マジのマジで好きです。
拙者、ACIDMANのこういう疾走感ゴリゴリムキムキのロックアンセム大好物侍なので、もうイントロからテンションブチ上げなんですよね。
私はいっちゃんのタムの効いた力強いドラムから始まるイントロの曲は好きと相場で決まってるので(Stay in my hand、MEMORIES、innocence等)、開始2秒でアッ好き!となり、そのままイントロAメロBメロサビとぜーーーーーーんぶカッコ良すぎてテンション上がりすぎて深夜に目がギンギンになりました。
1番2番とブッチギリの全力疾走の"動"に対し、間奏部分で急に"静"の部分が現れCメロへと進んでいくわけですが、このCメロで私は死にました。
Cメロに情緒を壊されてます助けてください。
ここで突然ですが歌詞を貼っておきます。
なぜなら一番気が狂ったのが歌詞だからです。
歌詞の内容としては、1番2番の歌詞はアイヌの人々の生活や金塊を巡る争いの様が描かれてます。
太字部分が私の気を狂わせたCメロなんですが、 Cメロ気狂いポイントの前に1番2番の歌詞の個人的グッときたポイントにも触れておくと、
まず冒頭の
"生きとし生けるもの達の 美しき音が風に成り"
ここが好きすぎる。
アイヌ語には文字が存在せず、語りや歌でのみその文化や生活が受け継がれてきたといいますが、恐らくこの歌詞はアイヌの口承の文化のことを指してるのではないでしょうか。
口承、すなわち"美しき音"が受け継がれて次世代にも文化という概念を残していることが"風に成り"なのでは、という個人的な解釈です。
良すぎる、"美しき音が風に成り"、本当に良すぎる。大木さんのセンスが本当に好きすぎます。
ただCメロ聞くまでは楽曲そのもののカッコ良さに囚われており歌詞は断片的にしか聞いてなかったんですが、Cメロに差し掛かったところで杉リパ過激派が歌詞に狂わされ始めました。ハイみなさん下記のCメロの歌詞を見てください。
ここだけ杉元のストレートな心情が描かれてるんですよ。
まず最初の感想として、このCメロの歌詞が個人的にすごく意外でした。
というのもCメロ以外ゴールデンカムイの世界観が描かれてる中でCメロだけ個人の感情が描かれてて、まさかそんなキャラクターの感情まで楽曲の中に盛り込んでくれるとは…!?と杉リパ狂いとしては感動したわけです。
アイヌの文化や死生観、そして金塊を巡る争いでたくさんの血が流れることに苦しむアシリパさん、この世界観ってすごく大木さんの価値観と通ずるものがあると思うんですよ。
だからCメロ以外の歌詞ってゴールデンカムイの世界観もしっかり表現されつつACIDMANの楽曲としても従来のものとなんら違和感なく、正直これでもう楽曲として完成されそうなんですが、大木さんはここでさらに杉元の心情もちゃんと描いてくれるんだなとハチャメチャに感動しました。マジでありがとうございます。
このわずかなCメロの歌詞に杉リパの全てが詰め込まれてるので、今から全員杉リパの沼に落ちてもらいます。アシクラ今から全員杉リパ狂いになれ。道連れです。私を置いていかないで。
あらすじ程度に原作にも触れていきますね。
まず
これはもうアシリパさんと出会ってからの杉元が描かれてますね多分。
もうこれだけで気が狂う。
結核で家族と故郷を失い、戦争で親友を失い、
"不死身の杉元"という異名だけがアイデンティティとなった杉元ですが、そんな不死身の杉元ですら野生のヒグマには太刀打ち出来なかったところ現れた命の恩人がアシリパさん。
杉元はアシリパさんの狩猟の腕やアイヌの生活の知恵に絶大なる信頼を寄せつつ、アシリパさんたちと過ごすことで新たな自分の居場所を見出し"不死身の杉元"というバーサーカーに飲み込まれそうなところを1人の人間としての自分自身を取り戻していくわけで、
恐らく杉元にとってアシリパさんとの出会いが
"君がくれた一つの音で世界は色付き始めたんだ"
ということなのではないだろうか。
日露戦争で鬼神の如き戦いを見せた杉元、そんな彼の視界はきっと血に塗れたものだったと思うんですが、アシリパさんと北海道の大自然の中春夏秋冬を過ごしていくことで、金塊を巡る争いの最中でもきっと杉元の視界は色鮮やかに蘇っていったのではなかろうか、"色"とはそういうことなのではと思うなどしました。
杉元にとってアシリパさんがいかに絶対的な存在であるかということがこのフレーズで分かり、杉リパ狂いは死にました。
(他にもこういう解釈がありそう!とかあれば大歓迎です教えてください!!)
話が進むごとに2人の関係は絆や信頼だけでなく、互いが互いの幸せを願うあまりすれ違ったり変な執着が生まれたりして、"恋"と呼ぶにはあまりにも幼すぎて歪でピュアで、しかし"相棒"と呼ぶには遥かにその枠を超えてしまった名前の付けようがない感情の2人の関係性があまりにも私の"癖"に刺さりすぎてヨダレでビッショビショになります。誰が一緒にヨダレビショビショになってくれません?
そんな杉リパ狂いがさらに大狂いしたのが次のフレーズ
狂う。
この2行に狂わされて、今現在AM4:52です。
先行配信されて私は5時間この歌詞に狂わされてます。誰が助けて。
何がすごいって、ゴールデンカムイ及び杉リパの歴史において"手"というのが物語のキーポイントだからです。
なので"その手を離さないで"は杉リパの歴史そのものなんですよ。えっ、もしかして大木さんも杉リパガチ勢だったりする?
20巻くらいまで読んだ方は大丈夫ですが、
ここから先ちょっとネタバレ入っていきます。
ただそこまで重要ではない(と思う)のであらすじ感覚で読んでいただければと思いますが、一切あらすじ・ネタバレ無しで本編を読み進めたいアシクラの方はここでお戻りください。
樺太編まで読まれたらまたお待ちしております。
そして輝けるもの及び杉リパの解像度ブチ上げたい方は、私の狂いについてきてください。
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
手①
まず第1話で出会った杉元とアシリパさんですが、第2話の前半まではお互い"アイヌの女の子"・"若いシサム(和人)"という印象のまま、ただ単に利害関係が一致したためヒグマを討伐します。
そしてヒグマを倒した杉元に対しアシリパさんは
"勇気と戦いの才能がある"
"優秀な戦士だ"と杉元の戦いっぷりを認め、
ヒグマに埋もれた杉元を引っ張り出します。
ここで初めて杉元とアシリパさんが手を取り合います。
物理的にも手を取ってるし、互いを認め合う相棒という意味でもここから手を取り合い行動を共にします。
2人が手を取った瞬間、これが物語の始まりなわけです。
手②
そうして行動を共にし始めた杉元とアシリパさん。
途中杉元がアシリパさんの幸せを願うあまり黙って1人出ていきその後鶴見中尉に監禁されたりして一時的に離れますが、以降基本2人はずっと一緒です。130話までは。
130話にきてここでアシリパさんと杉元が離れてしまうんですが、何と驚くことにこのまま数十話離れ離れになります。連載期間でいうと1年近く離れたままになり、実際に2人の間でもそこそこ月日が経ってます。
で、上記のコマをご覧ください。
2人の手が離れてます。
厳密にいうとアシリパさんは杉元の手を掴もうとしたんですが、杉元はアシリパさんを逃そうと手を払い、このコマを最後に2人は長い間離れ離れになります。
ヤバくないですか…?
野田先生はこうして杉元とアシリパさんの出会いと別れを"手を取る"、"手を離す"ことで明確に演出してるんですよ。死にません?
そんなわけでみなさんお分かりですね?
2人の再会がどうなるか………
手③
かなり長い間(連載的にも)離れ離れになった杉元とアシリパさん。
互いが互いを探すそれぞれの長い旅路の果てにようやく再会できるわけですが、そんな感動的なシーンはもちろん…
手です。
2人の再会、それは2人が再び手を取り合うことで描かれてます。
ヤーーーーーーバくないですか????
本当に気が狂う。
2人の出会いと別れと再会を
手を取る、手を離す、手を掴む
という描き方がなされてるわけですよ。
エモすぎて死ぬ。
ただでさえ原作のこの描き方に杉リパ勢としては死ぬほど狂わされたんですが、
この一連の"手"の流れを踏まえて
輝けるものの歌詞見たら狂いません?
どうですか????????
この歌詞の味わい深さに気付いたら、もう5時間狂わざるを得なくないですか?どうです?もう杉リパの沼に足の指3本くらい入ってません??
あと"その手"と"この手"の書き分けもヤバい。
"その手"は相手の手を指し、"この手"は自分の手を指してるわけで、"あなたと私"がこの歌詞の中に含まれてるわけですよね。死ぬ。殺すな。(?)
余談なんですが、この"手"はアシリパさんの信頼関係のメタファーとして表されてる説があるため、2話と130話以外のコマや扉絵でも杉元とアシリパさんの手の描写に注目すると2人の心情が"手"に表されてて面白いです。
そしてそれは他のキャラでも言えるため、例えばアシリパさんと白石、アシリパさんと尾形など、アシリパさんと誰かの"手"の描写を注意深く読むと5億倍ぐらい面白くなります。
ところでこの歌詞は杉元の願いと思ってましたが、よく考えたらこの部分はアシリパさんの心情とも取れる。
アシリパさんの幸せを願って勝手に1人出ていったり、アシリパさんを逃そうとアシリパさんの手を払ったり、どちらかというと手を離した側は杉元なので、"だからその手を離さないで"はアシリパさんの心情でも違和感ない。
ヤバい待って、新たに気が狂う。
いやもう本当にこのCメロの歌詞に死ぬほど感動して気が狂いますね。
"だからその手を離さないで"
このたったワンフレーズに杉元とアシリパさんの歴史が詰まってるんですよ。すごくないですか?
タイアップ楽曲っていかに限られたフレーズでその作品を表現できるかというところがポイントだと思うんですが、これほどまでに従来のACIDMANの世界観もそのままにゴールデンカムイの世界観もしっかり描いてなおかつ杉リパの願いと歴史も描いてくれて、大木さんのゴールデンカムイへの解像度の高さとソングライティング力にただただ感動するばかりです。
この解像度、多分大木さんpixivで杉リパ小説書いてますよ。作品こっそり教えてください。
この私の狂った語りを聞いてゴールデンカムイ読んでないけどちょっと気になるかも‥というアシクラ勢に朗報なんですが、
ヤンジャンアプリで今ならゴールデンカムイ全話無料です。
映画公開記念で1/31まで全話無料です!
このチャンスにぜひご覧ください!!
とはいえ1ヶ月足らずで31巻もムリだよという方、とりあえず20巻まで読んでいただけたら上記のエモさは分かるかと思います。
"手"のエモさ、共に感じましょう🤝
そしてそんなハチャメチャカッコ良くて歌詞も5億点満点なACIDMANの新曲
『輝けるもの』は1月17日リリースです!!
そして主題歌である映画『ゴールデンカムイ』は
1月19日(金)公開です!!!!
みんな、劇場で待ってるぜ!!!!!
実写化も賛否両論ありましたが、私はもう普通に楽しみです!!!!
ただあえて一言物申すのであれば、
山﨑賢人くんが人並みに死にそう。
不死身度がやや物足りない気もしますが、果たして山﨑賢人くんは本当に不死身なのか、その辺りも楽しみです!!!!!
※山﨑賢人くんは不死身ではありません。
そんなわけで時刻はついにAM6:50で、普通にTwitter上でフォロワーさんが朝を迎えてます。こちとら狂いすぎてまだ夜迎えてないんですけどね。
普通に空が明るくなり始めて笑ってます。
あの空に輝く金色の星が呼んでるのでさすがに寝ます!
ーーーーーーー1月23日追記ーーーーーーー
Real Soundの大木さんのインタビューを読みましたが、"だからその手は離さないで"のフレーズはプロデューサーさんからのリクエストがあったとのことです。
なるほど。
やはりタイアップ作品となるとある程度歌詞の内容に取り入れてほしいエッセンスのリクエストはあるものですね。
うーん、どうにかして大木さん杉リパ小説書いてくれませんかね……(謎願望)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?