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正義感とダブルスタンダード:罪を犯していないロリコンを排除することの是非

小児性愛者には女性にもいると思うのですが、事件を聞いた事がありません。いないのかな?どうなんだろう?
男性の方が多いイメージなので「ロリコン=男性の小児性愛者」という前提で書きます。

私は脳の構造の問題だと思っています。ロリコンも視点を変えれば個性のはずです。生まれ持った性質であって、本人がなりたくてなるのでない。
ロリコンだけでなく、痴漢もレイプ魔も快楽殺人者も、反社会的な性質を持って生まれてしまった人だと思います。

反社会的な性質を持って生まれた人にも人権はあります。それを忘れてはなりません。
誰でも何かの加害者になる可能性があるから、「罪を犯す可能性」には全人類があてはまることも、忘れてはならないと思います。

なので私は、不安を理由に、罪を犯してないロリコンまで攻撃して迫害するのは横暴だと思っています。

*余談ですが、「可能性」を恐れるから、敵対する相手をカテゴリーで考えてしまうのかもしれません。性別だったり、人種だったり。
どうしても「自分が被害者になること」に意識が行きがちですが、可能性を追求するなら、「自分が加害者になる」可能性も否定できないことを、絶対に忘れてはならないと思います。

親の立場で「娘を持つ親として不安だからロリコンは排除すべき」という理屈が成り立つなら、「世の中にロリコンがいるのを知っていながら子を持つのは迂闊」という反論も成り立つのではないでしょうか?ロリコンにも同等の権利があるので、相殺されなければおかしいですよね?

「可能性」を理由に迫害するなら、自分の子供がロリコンの性質を持って生まれてくる可能性はどう考えるのかな?という疑問も生じます。

双方の自由に生きる権利が衝突してしまうから「義務」で解決するしかないと思います。

・ロリコンは罪を犯さない義務。
・親は自分の子供を護る義務。

そうやって互いに自衛し合うしかない。
*他の表現が思いつかなかったので義務と書きましたが、法的なものではなくモラルのようなものを想定しています。ニュアンスが伝わりますように。

反社会的な性質を持って生まれた人は、自分の性質を受け入れるしかありません。自分の自然体は社会的に認められないこと、欲求を満たすのは代替品で我慢すること。

自衛する側は自衛に徹するしかありません。防御は行き過ぎると攻撃になるので、あくまでも棲み分けを目的にする。他者を排除するのではなく、安心して暮らせる環境を自分で作るという視点も大事だと思います。

確かに女児を性的に消費してるコンテンツをみるのは、かなり不快ですが、見なくない人は見ない権利があるので、代替品を奪うのは賢い手段とは思えません。

代替品は、「生まれ持った性質のために、本能のままに恋愛できない」という制限の中での自由と考えたら、迫害するのは酷ではないでしょうか?
当然、ビデオや写真集などで「実在の女児が被害を受けていないなら」という条件付きですが。

時代も国も関係なく同じような犯罪が起きるということは、「そういう性質の人はいなくならない」ということなので、完全に断つことは不可能だと思います。おかしいと批難しても、あまり意味があるとは思えません。
被害者になりたくないなら、「そういう人はいる」という前提で自衛するしかないと私は考えています。

子供を守るのはコチラの都合だという側面を忘れてはならないと思います。種の存続の本能です。
そのことと他者を迫害することは別の話だと思います。

誤解しないで欲しいのですが、私はロリコンの権利を守れと言っているのではなく、「罪を犯していない人を迫害するのはおかしい」と申しております。
実際に手を出したロリコンには極刑を希望しています。性犯罪者には額に焼印を押して欲しいと本気で願っています。

それとは別の話で、罪を犯していないロリコンを排除することの是非について、生理的嫌悪感を排除した冷静な考察が必要なのです。

「女性はこうだ」と言われたら、反論したくなると思います。
例えば「女性は感情的だ」と決め付けられたら、「人による」と言いたくなりますよね。

そのことと「ロリコンは危険だ」という決め付けの本質的な違いが、私にはよく分かりません。どちらも「人による」と思うので。

私にはダブルスタンダードに見えます。筋が通っていないと思います。
ここを解決しないと平和は得られないと考えています。

どんな決め付けでもいいですが、「○○は■■だろう」と言われて、自分が○○に属していても■■じゃない場合に「自分は違う」と否定しますよね?
だけどロリコンというだけで「脅威だ!」と決め付けて相手の反論を許さないのは、筋が通らないと思いませんか?

ロリコンという性質を持って生まれた人にとっては、何もしていないのに自分を脅威だと決め付けて殴りかかってくる人達の方が脅威です。

私もゾーニングには賛成です。
それは排除のためではなく、代替品で我慢しているロリコンのためです。

ロリコンでもオタクでも属性はなんでもいい、といいますか誰にでも当てはまることですが、人生は有限ですよね。
なので誰でも出来る限り楽しい時間を過ごした方がいいと思います。

ロリコンの代替品も、オタクの萌え絵も、その目的は自分が楽しむためであって、他人を不快にさせることではないと思うので、コミュニティを閉じてしまった方が、誰にも邪魔されずに心ゆくまで同志と楽しめるだろうと考えての、ゾーニングの提案です。
コミュニティを閉じるというのは解散するのではなく、部外者が入れないように鍵をかけるということです。

不快感をぶつけてくる人を、前もってロリコン側がブロックしておく自衛手段もありますよね。見せたくないものを見せないためのブロックも、衝突を防ぐには有効だと思います。

私の考えは予防策です。すでに被害に遭われてしまった方にとっては受け入れがたいのは承知しています。被害者の怒りは無視できないので、簡単に「お互いに自衛しましょう」とはいかないことも承知しています。

私はロリコンに狙われた経験がありますが、悲しみや怒りに寄り添うこととは切り離して、「罪を犯していないロリコンを排除することの是非」について考えました。

ダブルスタンダードを変えないうちは、解決は難しいと思っています。