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ロングスリーパーの対処法

私はロングスリーパーです。

よく寝たーと満足して自然に目が覚めるのは、平均すると11時間くらいです。さすがに毎日の半分を寝て過ごすのはいかがなものか、と私も思うので、普段は6~7時間の睡眠になるようにスケジュールを組んでいます。
睡眠時間の短縮は、子供の頃に訓練して習慣づけました。

でも週に1回は好きなだけ寝ます。意識してその時間を確保しています。これは寝溜めではなく、睡眠不足を解消するための自己管理です。

仕事は毎日しているので完全な休日はありませんが、出勤しないで良いという意味では週休二日です。休日のどちらかの午前には、外出の予定を入れません。

若い頃はたくさん寝るのは悪いことだと思っていて、休日も7時間くらいで起床するのを目標にしていました。たくさん寝てしまった時は「休日の半分が終ってしまった・・・」と自己嫌悪に陥ったりしました。でも体調はスッキリしているので、とても複雑な気持ちでした。

それで、私にとっては自然な睡眠時間は11時間なので、どうせ起きれないなら「好きなだけ寝る」ことを予定に組み込んでしまえばいいと発想を転換しました。睡眠がタスクなので、寝すぎてしまった・・・というストレスがなくなって、この作戦は大成功でした。

週に一度は睡眠不足をリセットできるので体調も良いです。

休日の11時間は寝て過ごすので、一般的には休日にやりたいであろうことを、私は平日に振り分けています。他の人よりも活動時間が少ないので動ける時に動かないとなりません。そういうスケジュールを組んでいます。

振り分けはとても簡単です。
何かをする時に「体のどこが余っているか」を考えて、同時に出来ることの組み合わせを作っています。集中する時以外は同時に2つのタスクをこなすことを目標に。

電車に乗ってる時に本を読むのは、移動と読書という2つのことを同時にこなしていますよね。その感じを常に意識しています。

例えば。
私は出来れば週に1本はDVD(映画)を観たいと思っています。1本の映画は約2時間。その2時間の間に一緒に出来ることはないかを考えます。映画鑑賞に使うのは視覚と聴覚だけで、手足は自由です。だから体のメンテナンスができる、等。

料理しながら録画した「ガイアの夜明け」を聴いたりもします。料理の時に使うのは視覚と手です。聴覚はフリーなので耳からの情報収集が可能となります。ガイアの夜明けは音声だけでも内容を理解できるのでピッタリです。

毎日の睡眠時間の短縮は、子供の頃に母親に訓練してもらいました。

・寝る前に部屋を片付ける
・枕元に時計を置いて、起きる時間を確認(意識)してから寝る。
・カーテンを少し開けておいて、目が覚めたら意識して外の光を見る。
・目が覚めたら完全に覚醒するまでの半分寝てる状態で、体のいろんな場所(ふくらはぎ、手首など)を少しずつ伸ばす。

それと、寝坊しても被害を最小限に食い止めるように、最短で家を出られる状態を作っておくのも有効です。この安心感は大きいです。

・お風呂は前日に入る。
・翌日の準備を整えておく。持ち物、洋服等
・効率よく身だしなみを整えるために、応急処置的な化粧品セットを用意しておく。

メイク道具は職場にも一通り置いてあるので、気になるときは着いてから修正。ヘアブラシ、くるくるドライヤー、ヘアゴム、ヘアピン、カーラーも職場に置いています。いざという時にとても安心です。

自分の「朝の行動にかかる時間」を把握しておくと楽です。
アラームで目が覚めてから完全に意識が覚醒するまでの時間、身だしなみにかかる時間(最長と最短)。
急いでいる時は省略できることも決めておくと、いろいろ捗ります。

長く寝るのは悪いことではなくて、寝ない人と比較すると活動量が減るだけのことです。それを自覚した上で納得できるなら、好きなだけ寝ていいと思います。社会生活に支障がないように、帳尻を合わせれば良いだけです。

ロングスリーパーは体質です。
一般的な睡眠時間に合わせていると、知らず知らずに約束を破りがちになります。人との約束だけでなく、自分との約束(=その日したかったこと)も含めて。

約束を破ることで他者に迷惑をかけたり、罪悪感が生まれたり、といったストレスの原因になっているから、「寝すぎるのは良くない」という印象があるだけです。

ストレスが生じないように、起きれないことを前提に予定を組むのがベストな方法だと思います。私の経験では、様々な事がとても楽になりました。

続き:寝起き10分で家を出られる寝坊スキル