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「先送り癖」という、おそろしい癖

私が片づけの現場を知るようになり早15年、
片付ける人と、片付けない人の両方の方とお会いします。

片付ける人は、
「予定通り片づけたい!」

計画性が高く、
問題を明確にして、
段階をクリアにしていく。

お部屋は良い空気が流れ、
お手本にしたい事がたくさんあります。


片付けていない家は、
「どうしよう、困った‥」状態
何をどうすれば良いかわからない事が多いですね。

片付いていない部屋は、
片付かない習慣=癖で作られています。

脱ぎっぱなしの服、脱ぎっぱなしの靴、
引っ掛け始めると、引っ掛け続ける

置きっ放しの書類、
書類を紙袋に入れてそのまま放置、

買ってきた品を廊下や床に置く
階段の端に置き、
そのまま置き場所になる

ポンと置いたカバンや衣類が積み重なり、積み重なった末に床に落ちる、
落ちた床がそのまま置き場所になる

いつか見直そうと思っている部屋
その部屋にモノが溢れて、どこから手を付ければ良いのか、
もうわからなくなっている。

あとでやろう、
いつかやろう、
やろうと思えばやれる(だろう)

今じゃなくても良いかな、
去年も、一昨年もやらなかったから、
今年もやらなくても平気かな、

今度やろう、いつかやろう、
今年はやろう、と言って月日は過ぎ、
そうやって、ずっと先送りします。

ごみ屋敷でも、モノ屋敷でも、
先送りすればするほど、
ますます片付けは大変になります。

どんどんモノが溜まり、
ますますやる気が出ません。

ごみ袋を買ってはくるけど、
気持ちだけで、手が動きません。

やった事が無いから出来ないのです。


先送り癖は、計画性にも影響します。


以前、地域包括の担当と話をした時に、
「片づけしない人は、他の事も進まないんですよね〜」

どういう事かというと、
介護保険の申請をしない
施設へ入居の準備をしない
なかなか自分で動かない

本人は良くても、
引き継いだ人も、
周囲の人にも負担がかかります。

精神的にも、時間的にも負担
労力的な負担、経済的にも負担


さて、

片付いた部屋で生きる人生と、

片付いていない部屋で生きる人生と、

あなたは、

どちら部屋の人生を送りたいですか?


自分が、「先送り癖」の状態になってしまっていないかな?
ちょっと思い起こしてみてください。

「先送り癖」は、片づけはもちろん、
人生にとっても恐ろしい癖なのです。

さぁ、行動しましょう〜!


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