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名古屋グランパスな週末~前半戦ふり返り~

みなさん初めまして。

名古屋グランパスを愛してやまないAmazon26です。

J1リーグは、謎の中断期間に入ってはや2週間が経った。かっこよく言うなら"Summer break"

天皇杯浦和戦(8/2) リーグ新潟戦(8/5)が目の前に迫ってきているこのタイミングで、前半戦をどうしても振り返りたくなったので、柄にもなく文章に残してみようと思う。

各試合の内容のあれやこれやは、戦術クラスタの皆さんに任せて、現地観戦した際に感じたこと、体験したことを、とにかく書き殴ってやろうと思う。

投稿する媒体は何でもよかったんやけど、なんかnoteってかっこええやん?ということで、初note、よろしくお願いします。

某サンフレッチェ広島M島氏へのオファー報道、サウジアラビア方面の不穏な動きの報道で、皆さん疲れているところだと思うので、休憩がてらにでもお読みください。

はじめに

"われらが愛する名古屋グランパス"は、今季既に29試合を消化している。
(7/30日時点 カップ戦含む)

どうやら、このうち僕は24試合現地で観戦しているらしい。

さすがに全試合のふり返りをするのは、マッシモの451を崩すぐらいには骨の折れる作業なので、5試合程度に絞ってみようと思う。

選定の基準は、感情が大きく揺れたかどうか。
中島大嘉の言葉を借りるなら「すごくたぎったか」どうか。

試合内容、スタジアムの雰囲気、遠征先のおいしい食べ物など、感情が揺れるポイントは問わない。

現地観戦のリアルを伝えるためにも、いろんな観点から試合を振り返ってみようと思う。

前半戦ふり返り5選

1. 第6節 アルビレックス新潟(A) 3-1 〇

飯も試合も超バモス。

新潟ゴール裏にあるこの弾幕が好きすぎるが故のオマージュである。

今までたくさんの遠征をしてきたけど、過去一といっても過言ではないくらい楽しい遠征やった。

まず、試合前からたらふく食ったご飯たちを紹介する。

夜行バスで早朝新潟入りして、バスセンターでカレーを注入。超バモス。

見た目以上に辛くて量が多いバスセンターのカレー

辛いカレーでひりついた口は、100種以上の日本酒どもが緩和してくれる。超バモス。

ぽん酒館の利き酒番所

実は、ここまででまだ10時にもなってない。超バモス。

この後寿司屋でのどぐろを食らい、新潟駅からシャトルバスに乗ってスタジアムへGO確。

デンカビッグスワンスタジアム、想像してた以上にでかい。ビッグって名乗るだけあるやんけ。

なんという快晴

新潟に乗り込むまでのグランパスは、リーグ5試合中1敗のみ。天気もあいまって気分は最大限に高揚していた。

ただ、アウェイ新潟はあまり良い思い出が無い。

かつてのグランパス戦士、川又堅碁にやられたこともあれば、ザ・アルビ感の強い、ミシェウやブルーノロペスにボコボコにされた記憶もある。

そんな不安を吹き飛ばしてくれるのが、今季の長谷川グランパス。リーグでは初の逆転勝ちを演じてくれた。

試合展開は、先制を許した直後、相手CBが退場。その後は名古屋が一方的に攻める展開。

60分手前に永井の同点ゴールが決まってからというもの、じわりじわり試合終了の笛が迫ってくる一番嫌な感じ。

迎えた80分。今季一雰囲気のあったアウェイゴール裏(これは今でも思ってる)の後押しを受けるように彼が大仕事をやってのける。

長谷川グランパスを象徴するストライカー、キャスパーユンカー。

彼の逆転ゴールが決まったとき、同行者いわく、俺はビジターゴール裏の階段を凄い勢いで駆け下りてしまっていたらしい。しゃーないやん。許してな。

その後、稲垣がとどめの3点目を決めてゴール裏はお祭り状態。勝ちを確信したときのチャントほど気持ちのええもんないもんな。

ちなみに、相手の退場以降、新潟ゴール裏がその日初卸しのチャントを試合終了まで歌ってたのが印象深かった。(「漢」ていうチャントらしいから聞いてみて)

風チャントを歌って締めた後は、新潟グルメを楽しんで帰宅。

越後番屋酒場「のっぺ」にて

最高の遠征。唯一の欠点は、今季もうアウェイ新潟が無いことだけだ。

2. 第11節 ヴィッセル神戸戦(H) 2-2 △

藤井の右足だアァァァァ!!

ハイライトでこの実況を758万回聞いたのは、俺だけではないはず。

今季最多4万人の観客に見せつけた藤井のゴールそのものが凄まじかったのは言うまでもないが、ピッチのなかで描かれた、そこに至るまでのストーリーもなかなか良かった。

ビッグフラッグ好き

まず神戸強いてあんたら。

大迫、武藤はもちろん、齊藤や山口蛍といった実力者も、実力通りのプレーの連続やった。正直、佐々木に2点目を取られたときは心が折れかけた。

そんな俺を余所目に、キャスパーが追撃弾をぶち込む。スタジアムのギアは一気にあがるが、相手は当時首位のチーム。簡単には崩れない。

そんなヒリついたゲーム展開にも関わらず、長谷川健太はなんの躊躇もなく、甲田、そして前日にプロ契約が発表されたばかりの貴田を投入していく。

ただ、甲田はなかなかゲームに入れていないようで、対面の酒井高徳にたびたびボールを奪われたり、守備に追われることが多かった。

しびれを切らした中谷が、喝を入れるために甲田の背中をしばいたシーン、後世に語り継ぎたい人は継いでいってほしい。俺は勝手に継ぐ。
(闘莉王なら喉輪締めしてたかも)

闘将

そして待っていた歓喜の瞬間。90+8分。
パワープレー気味の展開から、藤井が酒井高徳をかわし右足を振りぬく。
ボールはパンクしていたそうだが、ゴール右隅に吸い込まれた。

98分最後にドラマ!センターバック藤井です!!

桑原学氏の名実況

豊田スタジアムのバックスタンドを、北から南まで駆け抜けかけた。
感情がおかしくなっていることが自分自身でも鮮明にわかった。

ゴールの瞬間にしか味わえないあの感情に、誰か早く名前を付けたほうがええと思う。

引き分けで喜ぶな!っていう方の意見も一定の理解はできるけど、このゴールはもうそんな理屈を超えた、もの凄いものを感じた。

「今季は良い位置で争える」そんな気持ちにさせてくれた好ゲーム。GG。

3. 第18節 FC東京戦(A) 0-2 ✕

何もない。今季最低のゲームです!

散々擦られている秋葉監督の例のコメントが良く似合うゲームやった。

基本負け試合は見返さないので詳しいことはわからないが、少なくともゴール裏から見ていた人間の感想としては、今季ワーストに感じた。それもダントツ。

勝てない味スタ

FC東京は名古屋戦を前に、新監督ピータークラモフスキーを迎えていた。

クラモフスキー、思ってたのと違う。キャラクターもサッカーも。
ウチとやる前にこんなモチベーター監督連れてきとんちゃうぞ。

強度が高い選手が揃っている我が軍。いつもの調子がでない。局面局面でボールを奪うのは青赤の戦士たち。セカンドボールどころか、フォーティーンスボールくらいまで拾われる感覚。

天敵ディエゴに加えて、エンリケトレヴィザンがとんでもない。長谷川トーキョーと対戦しているのかとさえ感じた。

カップ戦でチャンスをつかんだ山田陸を投入しても戦況はほとんど変わらない。キャスパーがネットを揺らすもオフサイド判定となり、試合は0-2で敗戦する。

正直、試合内容自体に心は揺さぶられなかった。

しかし、試合後のゴール裏のリアクションが、俺の感情を一番動かした。

この日の力のすべてを注いだ、ゴール裏からの「限りなき世界へ」

「己を信じて、仲間を信じて」ちょっとクサい言葉かもしれんけど、一番心にグッとくる。ここだけの話、試合内容もあいまってちょっと泣きそうやった。

チャントを歌うゴール裏を見て、拍手で応える稲垣・ミッチの姿は特に印象に残ってる。(スタジアムに響き渡ってたはずの、ディエゴのヒーローインタビューは全く記憶に残ってない)

負けて悔しい気持ちをみんなで共有して、いろんな形でそれを表現することができるスタジアムは最高やと改めて感じた。

4. 第19節 川崎フロンターレ戦(H) 2-0 〇

今年も勝とう熱い名古屋の夏

決起集会にて

まじで暑い名古屋の夏。

その暑さを優に超えてくる、熱い名古屋のサポーター。

試合前、決起集会に参加したが、1人1人から伝わってくる熱量と、それが1つになったときの爆発力は異常。

そして、なによりその場を楽しんでいる。「楽しめこの時を」の精神がすっかり染みついている。

それがそのままピッチにも現れた川崎戦。

未だホーム負けなし

河面が今季初スタメンかと思えば、開幕戦以来の内田宅哉ボランチ起用など、ここぞで大勝負をしかけてくる長谷川健太。彼にも「楽しめこの時を」の精神が染みついていると言わざるを得ない。

とりわけ、内田宅哉、いやうっちーは今季1のパフォーマンスやった。
(同い年やからという浅い理由であだ名呼びさせてもらった。)

米本に引けを取らない予測、ボール奪取に加えて、もともと持っているボールスキルが遺憾なく発揮されてた。あとは得点、アシストたのんます。

そしてこの試合を振り返る上で欠かせないのが、63分和泉竜司の2点目。アシストは永井謙佑。川崎のお株を奪うようなペナルティエリアの攻略。

永井から和泉のゴール。数年前の俺に言ったらしばかれそう。令和の時代何でもありやないか。

2-0で迎えた5分のアディショナルタイム。92分頃、ゴール裏からは「歓喜の歌」が聞こえてきた。

内心「ちょっと、早くない?」とは思ったけど、川崎相手に歌う"早めの歓喜の歌"、クッソ気持ち良い。クッソ楽しい。This is 「楽しめこの時を」

帰りはみんなで乾杯withラーメン。

勝ちラー

シーズンダブル、あざした。

5. 第20節 横浜Fマリノス戦(H) 2-2 △

首位攻防戦

その名にふさわしいベストバウト。

試合内容はもちろん、なによりスタジアムの雰囲気が凄かった。とにかく凄い。言語化できない。キャプテンも「言葉では表せられない」って言ってるからセーフ。

雰囲気作りは試合前から始まってた。

行進開始前

スタジアムの外で急に行進が始まった。ワクワクが止まらない。フラッグ多すぎる。かっこええ。いろんな人を巻き込んで、行進の列はどんどん長くなっていった。すんごいかっこええ。大事なことなので2回言う。

ホームチームの雰囲気作りもさることながら、この日のビジターチーム、横浜Fマリノスのサポーターたちが放つ熱量も凄かった。

完売のビジター席

"俺たちがチャンピオンチームだ"というプライドみたいなもんがビシビシ伝わってきた。

「今日だけは負けられない」

むき出しのサポーター感情がピッチに降り注ぎ、それに呼応するように選手が躍動する。

キックオフ直後からマリノスを圧倒する名古屋グランパス。開始早々に永井のゴールで先制する。

これは??いけるのか??やれるのか??

そう思った矢先にとんでもないレーザービームから同点弾を食らう。
失点して笑ってしまったのは、後にも先にもこのゴールだけやと思う。

それくらいインパクトがあった。

勢いそのままに華麗な逆転弾を決められ前半終了。

しかし、首位攻防戦。我が軍も黙ってない。

後半開始早々、キャスパーのゴールで同点。

そこからは押せ押せムード。この時のスタジアムの雰囲気、マジでヨーロッパ。行ったことないけどヨーロッパ。手拍子、声量全てに"圧"を感じた。

オフサイドで取り消されたが、幻の3点目が入った瞬間は、ほんまにスタジアムが揺れてた。4万人の神戸戦の時とはまた違った圧倒的ホーム感。次節国立開催許すまじ。

試合は2-2のドロー決着。もちろん勝ちたかったが、今季一心が震えた。

試合後の「センプレ」 選手に届いたことを祈る

おわりに

リーグ、ルヴァン、天皇杯、すべてにチャンスがあるこの状況、一つでも感情が揺さぶられる試合をしてくれることを祈って、後半戦も現地に足を運ぼうと思う。

ちょっとでも楽しい思いさせてくれよな!

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